組織

Last-modified: 2022-09-20 (火) 13:17:59


組織

東部統治企業連盟

通称「統企連
東部における最上位の統治機構。人類の生存圏の東部を支配する
五大統治企業を筆頭とする統治企業の集合体で、企業倫理による法と秩序を象徴する組織
未踏領域に眠る旧世界の英知を求め、最前線を東へ東へと積極的な進出を行っている
表向きは一つの組織だが、五大企業間の危ういパワーバランスの中で本音と建前を使い分けている
大流通の旗振り役

国連とは境界都市を介しての統制貿易や手続きを経た移民の入域受け入れを行っている
しかし国連への技術流出を阻止する為に出域には極めて厳重な検査や、軍事境界線の越境者に対する殲滅戦を実施中
特にナノマシンのような旧世界由来の技術流出を警戒している

ネタバレ

旧世界を滅ぼした「滅び」に人類が抗う為に存在する
緊急事態を名目に旧世界遺跡の略奪行為を肯定している為、統治系管理人格からの心象が極めて悪い


  • ハンターオフィス
    統企連によるハンターの管理機構
    ハンターへの依頼仲介や遺物買取、ハンターランク発行による信用格付けや預金業務などを行っている
    企業倫理の下でハンターという過剰な戦力を東部の開拓発展に向かわせるべく日夜汗を流す
  • 総合遺物鑑定局
    遺物の高度な調査を行う部局。遺物の真贋の他に発掘した出所などを鑑定する
  • 対再構築機関(アンチリビルド)
    再構築を阻止する為の部局
    スガドメシロウに絡む懸案の備えとして坂下重工本社を介して出動要請した

 

中央部統治国家連合

通称「国連
国家という統治制度を敷く複数の国家の集合体。人類の生存圏の中央部を支配する
東部の統企連と支配地域を接していて、過去には統企連所属の統治企業と国連所属の国家による局地戦争が起きた
支配地域では加盟国同士を繋ぐ大規模な鉄道網などを敷設している
統企連との取り決めにより軍事境界線の越境者に対する殲滅戦を共同で実施中

統企連とは不仲で冷戦のような状態にある
一部では東部に住まう人をミュータントや生物兵器の末裔や化け物と蔑んでいて、熱心な反東部主義者も存在する
一方でハンターとして大成することを夢見る中央部から東部への移民や産業スパイも後を絶たない

建国主義者

東部の企業による統治打破を大義に掲げる革命組織、またはその構成員や思想のこと
大義成就の為なら死をも厭わぬ謎多き武装集団
国連から支援を受けていると噂される他、各企業内部にも少なからずスパイが入っている
一方で建国主義者の看板の下には様々な勢力が居て、一部は仇敵のはずの企業と裏で繋がっていたりする
統企連のスケープゴートにされている為、東部で生きる者が建国主義者と断定されるとまともに生きられなくなる

  • アルフォト団
    クズスハラ街遺跡奥部よりモンスターの群れを誘引してクガマヤマ都市を襲わせた一派
    囮になった構成員は使命に殉じて全滅した
  • 純粋な建国主義者
    本来の意味での建国主義者
    ネルゴザルモなど姿形や自身の名前すら大義に捧げた狂信者たち

ドランカム

クガマヤマ都市を拠点とする新興のハンター徒党。序盤でアキラと対立軸になる組織のひとつ
徒党が拡大するにつれて現場と事務方の派閥争いが発生し、若手優遇の方針に反発した古参の離脱など派閥争いが起こるも、カツヤの活躍により都市幹部にすら認められる徒党へ急成長した
下位区画の郊外に大規模なキャンプを有し、装甲兵員輸送車など戦車未満の車両を多数運用している

ネタバレ

党勢拡大の為に事務派閥が新規募集を周辺都市で行い、その採用試験をヤハラタ工場遺跡で実施していた
カツヤ、ユミナ、アイリ、トガミなどはそれで加入した若手グループ

カツヤの死亡により若手派閥が崩壊して内紛は終息
現在は都市との長期契約破棄によって発生した違約金や信用不振に喘いでいる


エゾントファミリー

クガマヤマ都市スラムの二大徒党のひとつ
郊外の基地で人型兵器を運用できるほどの規模だったが、東部の企業倫理に反する野蛮な集団であると都市に処断される
ヴィオラの工作により敵対していたハーリアスとの大規模抗争が勃発し壊滅した

ハーリアス

クガマヤマ都市スラムの二大徒党のもうひとつ
エゾントファミリーよりも多くの戦車や人型兵器を運用していたが、同様に処断されエゾントファミリーと相打つ形で壊滅した

シェリルファミリー(非公式)

アキラとの交渉により生まれたシェリルをボスとする新規徒党
当初は単なる子供の集まりだったがシェリルの才覚によりホットサンド店、遺物販売店と着々とビジネスを広げ急成長
その後、諸々の事情でヴィオラが協力者となりアキラの武力・遺物販売店の財力・ヴィオラの諜報力と工作力を兼ね備えた大徒党となっている
物資は主にカツラギ経由で調達され機領との関係構築後は統合支援強化服を運用

ネタバレ

恩返しとしてスラムの子供への読み書き・食事の世話をアキラから依頼(善行の下請け)されたことから積極的に活動
そのため更に子供を受け入れ続けスラム街でも珍しい主に子供で構成された徒党となっている

勘違いにより生まれた遺物販売店は二大徒党の壊滅による供給崩壊、ツバキから入手した高価値な遺物の販売により大成功
ヴィオラやカツラギの伝手で運営するための人員やハンター(デイル・レビン・コルベ等)も確保しており都市幹部であるイナベからも協力も得ている
壊滅した二大徒党ほどではないが既にスラム街に名立たる大徒党としてシェリルファミリーなどとも呼ばれている(VI<下>時点)
※書籍ではイナベ個人としてではなく都市公認としての支援が交渉されていた(VI<上>)

発足当初から大勢いた加入希望者も構成員も桁違いに増えたが主に子供で構成されている点は変わらず大人の加入希望者は今のところ門前払い
幹部まで簡単には増えるわけでは無いため順番待ちが大量に存在し少しでも早く参加する為の下位組織のようなものまで生まれている

1.新規加入者は教育を受けつつ雑務や手伝いなど安価な労働力として始まり教育を受け、一定の信用を得た者には更に仕事を紹介
2.上記を満たせない者は排除しつつ安価な労働力から高価で高度な人材へ昇華することで徒党の更なる発展と繁栄も目指している
 ・情報端末を買えるほど稼ぎ自ら学んだ者には高度で高単価な仕事を斡旋(専門職や纏め役、中価格帯フロアの仕事に回されたり等...etc...)
 ・そちらの方面での成り上がりに自信が無い者にはハンター活動を支援(装備を貸与、協力者のハンター達と動向)



再構築(リビルド)技研

おぞましい非人道的実験を繰り返していた研究者集団
表向きは統企連により解体されたが、実際は統企連の管理下で今なお活動を続けている
また統企連の子飼いを嫌った一部の研究者が離反している
かつて研究者がクガマヤマ都市によるスラム配給食へのナノマシン混入人体実験に協力していた

東部において再構築技研送りというのは無残に死ぬよりも恐ろしいことである