AssetOptimizationWizard(アセット オプティマイゼーション ウィザード)
アセットを最適化するウィザードのコンポーネント
項目
- Enabled:
- 効果なし。
- Root:
- プロセスルート。<Slot>
nullのときはワールドのRootになるけど、削除系の機能はプロセスルートを指定しないと実行できないです。
- IgnoreNonpersistentUsers:
- メモ:機能してないかも。
- _maxResolution:
- 自動。
最大テクスチャ解像度の入力欄を制御してる。(初期設定は2080で、0~8192の数値だけ入力できる。)
- _message:
- 自動。
メッセージ(進捗や結果等)のテキストを制御してる。
使用例
- デブツールの「新規作成」→「エディター」から呼び出して使用します。
- プロセスルートの枠に対象のスロットを指定します。
ワールドのRootを指定するのは推奨しません。
これらの処理は破壊的な変更を伴います。「Undo(元に戻す)」は機能しません。内容を十分に理解し、バックアップを取った上での使用を強く推奨します。
機能一覧
- 使われていないアセットを削除
どこからも参照されていないアセットを削除します。 - 空スロットを削除
子スロットもコンポーネントも持たないスロットを削除します。
注意:アバターの末端ボーン等はまさに空スロットです。アバターが含まれるRootで実行するとアバターが崩壊します。 - 非表示のメッシュレンダラを削除
MeshRendererおよびSkinnedMeshRendererコンポーネントのEnabledがFalseの場合、そのコンポーネントを削除します。
注意:ドライブ(駆動制御)の有無に関わらず、実行時にコンポーネントのEnabledがFalseであれば削除されます。 - マテリアルの重複排除
同一設定のマテリアルを一つに統合します。 - ファイルアイテムの削除
「インポーター」による輸入処理を行っていない、生のファイルデータを削除します。
- 最大テクスチャ解像度を設定
テクスチャの表示解像度上限を指定した値に変更します。
(あくまでも「表示上限」の設定変更であり、テクスチャデータ自体の解像度が変更されるわけではありません。)
- テクスチャの再圧縮
テクスチャの圧縮処理を再実行します。
- すべての法線(ノーマル)を再計算
ノーマルの再計算をします。 - すべての法線を再計算(マージ)
ノーマルの再計算をして、スムースシェーディングにします。 - すべての接線(タンジェント)を再計算(Mikktspace)
MikkTSpace方式を用いてタンジェントの再計算をします。
その他
- 公式Wikiリンク → Asset Optimization Wizard - Resonite Wiki
活用事例(あくまでも一例です)
- ワールド公開直前のアセット整理。
最終保存の前に不要なアセットを一掃します。- Rootに対して、「マテリアルの重複排除」と「使われていないアセットを削除」を実行。
- Root直下のAssetsスロットに対して、「使われていないアセットを削除」と「空スロットを削除」を実行。
- 必要に応じて「ファイルアイテムの削除」も実行。
- アバターのアセット整理。
アバターに残っている不要なアセットを一掃します。- アバターRootに対して、「ファイルアイテムの削除」「マテリアルの重複排除」「使われていないアセットを削除」を実行。
- 必要に応じて、アバター内のAssetsスロットに対して、「空スロットを削除」を実行。
- 生ファイルの密輸入による、同期不良(シンク詰まり)の解消。
稀に、巨大な生ファイルをセッションに持ち込むユーザーが居ます。(セッションの詰りが発生したら、デバック画面で確認してみましょう。)- Rootに対して、「ファイルアイテムの削除」と「使われていないアセットを削除」を実行。