Wizards/AssetOptimizationWizard

Last-modified: 2025-12-27 (土) 21:45:50


AssetOptimizationWizard(アセット オプティマイゼーション ウィザード)

アセットを最適化するウィザードのコンポーネント


項目

Enabled:
効果なし。

Root:
プロセスルート。<Slot>
nullのときはワールドのRootになるけど、削除系の機能はプロセスルートを指定しないと実行できないです。

IgnoreNonpersistentUsers:
メモ:機能してないかも。

_maxResolution:
自動。
最大テクスチャ解像度の入力欄を制御してる。(初期設定は2080で、0~8192の数値だけ入力できる。)

_message:
自動。
メッセージ(進捗や結果等)のテキストを制御してる。


使用例

  • デブツールの「新規作成」→「エディター」から呼び出して使用します。
  • プロセスルートの枠に対象のスロットを指定します。
    ワールドのRootを指定するのは推奨しません。
    これらの処理は破壊的な変更を伴います。「Undo(元に戻す)」は機能しません。内容を十分に理解し、バックアップを取った上での使用を強く推奨します。


機能一覧

  • 使われていないアセットを削除
    どこからも参照されていないアセットを削除します。
  • 空スロットを削除
    子スロットもコンポーネントも持たないスロットを削除します。
    注意:アバターの末端ボーン等はまさに空スロットです。アバターが含まれるRootで実行するとアバターが崩壊します。
  • 非表示のメッシュレンダラを削除
    MeshRendererおよびSkinnedMeshRendererコンポーネントのEnabledがFalseの場合、そのコンポーネントを削除します。
    注意:ドライブ(駆動制御)の有無に関わらず、実行時にコンポーネントのEnabledがFalseであれば削除されます。
  • マテリアルの重複排除
    同一設定のマテリアルを一つに統合します。
  • ファイルアイテムの削除
    「インポーター」による輸入処理を行っていない、生のファイルデータを削除します。

  • 最大テクスチャ解像度を設定
    テクスチャの表示解像度上限を指定した値に変更します。
    (あくまでも「表示上限」の設定変更であり、テクスチャデータ自体の解像度が変更されるわけではありません。)

  • テクスチャの再圧縮
    テクスチャの圧縮処理を再実行します。

  • すべての法線(ノーマル)を再計算
    ノーマルの再計算をします。
  • すべての法線を再計算(マージ)
    ノーマルの再計算をして、スムースシェーディングにします。
  • すべての接線(タンジェント)を再計算(Mikktspace)
    MikkTSpace方式を用いてタンジェントの再計算をします。


その他


活用事例(あくまでも一例です)

  • ワールド公開直前のアセット整理。
    最終保存の前に不要なアセットを一掃します。
    • Rootに対して、「マテリアルの重複排除」と「使われていないアセットを削除」を実行。
    • Root直下のAssetsスロットに対して、「使われていないアセットを削除」と「空スロットを削除」を実行。
    • 必要に応じて「ファイルアイテムの削除」も実行。

  • アバターのアセット整理。
    アバターに残っている不要なアセットを一掃します。
    • アバターRootに対して、「ファイルアイテムの削除」「マテリアルの重複排除」「使われていないアセットを削除」を実行。
    • 必要に応じて、アバター内のAssetsスロットに対して、「空スロットを削除」を実行。

  • 生ファイルの密輸入による、同期不良(シンク詰まり)の解消。
    稀に、巨大な生ファイルをセッションに持ち込むユーザーが居ます。(セッションの詰りが発生したら、デバック画面で確認してみましょう。)
    • Rootに対して、「ファイルアイテムの削除」と「使われていないアセットを削除」を実行。