風雲の十四番勝負4:
霧崎真梨:
そういえば、オニキスさん。
ラヴ・オニキス:
なんです?
霧崎真梨:
FWWWが外から新しい血を 入れてるって言ってたけど……
それ、東女から選手を引き抜いてるだけ……ってことは、無いよね?
ラヴ・オニキス:
もちろんです。 何だかんだ言って、業界も狭いようで広いですからね。
まだまだ、交渉の余地のある、きら星がたくさんいるんですよ。 今まで手を出さなかった系のレスラーにも、食指を伸ばしてる感じです。
霧崎真梨:
今まで手を出さなかった系というと?
ラヴ・オニキス:
んー、ウチでいうなら……
ガッチガチの、純・アイドル系ですかね?
霧崎真梨:
へぇー……アイドル系!?
ラヴ・オニキス:
ええ、私もあんなアイドルを見るのは初めてでした。 今日のそちらの、対戦相手です。
FWWW 所属不明
八重嶽 くるり:
わぁー、たくさんのお客さんだぁ♪
みんなーっ、今日は私のために集まってくれてありがとぅっ! みんなにこんなに囲まれて…… くるりは、超・幸せ者です♪
がんばって試合するから、応援してねーっ♪
霧崎真梨:
わ、わー…… 確かに、一分の隙も無くアイドルだー……
霧崎愛音:
ええ。今の時代のアイドルじゃなさそうだけど……
試合前
“アラウンド八重嶽”
八重嶽くるり
それじゃ……くるり、お試合しちゃうねっ♪
勝利時
八重嶽 くるり:
ファンのみんな、ごめんなさい。 くるりは期待に応えられませんでした。
だからせめて、心を込めて歌います! 聞いてください。「あなたのハートにスタンガン」!
霧崎愛音:
あの……こんな事を 余所様の団体に言うのも失礼かと思いますが……
迷走していません?FWWW……
ラヴ・オニキス:
まあ、していると言えばしていますね。
上も、今は手探り状態なんです。 FWWWは現在、ナイトメアの独裁体制ですから……
対抗勢力が欲しいんですよ。 ナイトメアと互角に戦える軍団が……
だから、今集めている新メンバーを…… レジスタンスに合流させるか……
それとも、レジスタンスに取って代わる「正規軍」を作るか…… 悩んでいるところだと、思います。
霧崎真梨:
なんか、難しいんだねー……
ラヴ・オニキス:
難しいんですよ。 でも、これは産みの苦しみ……
これを乗り越えれば、きっと…… うまくいくって……信じてます。
霧崎真梨:
そっかー……がんばって。
ラヴ・オニキス:
はい。
リザルト
それじゃ次……「私の恋は80年代」、歌います♪
敗北時
くるりって。パーペキなアイドル?