Arosa Line

Last-modified: 2020-09-29 (火) 02:59:11

スイスの路線アドオン。レーティッシュ鉄道の山岳路線。

基本情報

アドオン名Arosa Line Route Add-On
スイス
開発元Thomson Interactive
軌間1,000mm
電化方式架空電車線方式
価格3,980円
配信日2017年8月17日
販売先Steam

解説

実物解説

レーティッシュ鉄道(RhB)はスイスの私鉄の1つで、スイス東部のアルプス山脈に路線を有する軌間1000mmの狭軌鉄道である。クールからサンモリッツに向けて山を登るアルブラ線、サンモリッツからベルニナ峠を越えてティラノへ至るベルニナ線は著名で、両路線は2008年にユネスコの世界遺産に登録された。

アローザ線はクールから分岐して山奥のアローザへ向かう路線で、クール市街の路面区間を通り、市街を抜けると急カーブと急勾配で標高を上げていく。アーチ橋が印象的な「ラングヴィース橋」を通り、終点のアローザへ着く。

路線は1914年に開通しており、1942年にアローザ鉄道がレーティッシュ鉄道に合併し、同社のアローザ線となった。

アドオン解説

アドオンではクールとアローザを結ぶ全区間が再現され、ABe 8/12形電車が収録されている。Thomson Interactiveが開発したスイスの路線アドオンは、Albula Lineに次ぐ2路線目となる。

クール駅にはスイス国鉄も乗入れ、標準軌の線路も敷かれているが、スイス国鉄の車両は本アドオンでは登場しない。

紹介映像

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収録車両

ABe 8/12形

2009年に登場した3両編成の電車で、愛称は「アレグラ」。2011年までに15編成が製造された。

車両形式の「AB」は一等席と二等席、「e」は動力源が電気、「8/12」の最初の「8」は3両編成全体の動軸数が4軸、後ろの「12」は3両編成で動軸を含むすべての軸数が12軸であることを示す。車両番号は3両編成が1単位で、3501から3515までの連番が与えられている。

愛称の「アレグラ」は、スイスの公用語の1つであるロマンシュ語で「こんにちは」を意味する。レーティッシュ鉄道と姉妹提携している日本の箱根登山鉄道でも、3000形電車に「アレグラ号」の愛称が付けられている。

交直流電車であり、直流電化のベルニナ線にも入線可能。アローザ線は交流区間なので、パンタグラフは中間車の1基のみを上げて走る。直流区間では両先頭車の1基ずつの2基を上げる。

貨車

コンテナ貨車のLb-vなど複数車種が収録されている。

シナリオ

7件のシナリオを収録する。

  • [ABe 8/12 RhB] Allegra Tutorial
  • [ABe 8/12 RhB] Langwieser Viaduct Illuminations
  • [ABe 8/12 RhB] Arosa Autumn Ascent
  • [ABe 8/12 RhB] Arosa Winter Wonderland
  • [ABe 8/12 RhB] Chur Christmas Descent
  • [ABe 8/12 RhB] Early Morning Timber Collection
  • [ABe 8/12 RhB] Arosa Aggregate Duties

3件のRailfanモードシナリオも収録。

  • Arosa Aggregate Terminal
  • Chur Stadt
  • Langwies Station

別売アドオン

路線アドオンに対する別売拡張はEnhancement Packの形で配信されている。