SF2
後に「鋼の13世」と呼ばれる男が、その才能を開花させる前の少年だった頃の話。
【南大陸】へ亡命した【ギュスターヴ13世】だったが、追放されたとはいえ東大陸の王族という特殊な立ち位置ゆえ、【術不能者】差別の少ないこの大陸でも奇異な目で見られていた。
その境遇はこの頃に最も大事であろう友人という存在を遠ざけ、心が荒れた彼は【ナ国】の首都【グリューゲル】]の広場で花壇を荒らしたり鳥に石を投げたりといった八つ当たりを繰り返す不良少年と化していた。
同じ術不能者であったがために数少ない友人となれた【フリン】に対しても、いじめっ子のように振舞っていた。
しかし、母【ソフィー】はそんな息子を正しい道に戻そうと向き合い続け、自らを『人間のクズ』と卑下する13世に平手打ちを食らわせて『術が使えなくてもあなたは人間』と叱るのであった。
また、彼らのやりとりを見ていた【レスリー・ベーリング】ともここで知り合うこととなり、なんだかんだで13世にとって生涯に渡り重要な友人知人が少しずつできていったことも確かである。
メインキャラクター
余談
SaGaシリーズのX公式アカウントにて、SF2リマスター版の倍速機能紹介の見本にこのイベント内でギュスターヴがフリンを殴るシーンが使われている。
【パンチ】→【ボコボコ】→【断滅】