【ジーナ】

Last-modified: 2025-06-28 (土) 17:42:50

SF1

【ファシナトゥール】【根っこの町】の仕立て屋で奉公をしている針子。
【アセルス】編で随所に流れるナレーションは彼女であり、全てが終わった後のアセルスの冒険をジーナが語り手として紡いでいるという体となっている。
 
アセルスとの出会いにより数奇の運命に巻き込まれてしまい、最終的には【針の城】へ攫われ、隠し部屋の【グリフォン】の中に囚われることになる
彼女が攫われた話を聞いて助けに行くか、あるいは誘拐されたことを知らないまま偶然救い出すか、それとも気づかないまま【オルロワージュ】に戦いを挑むかはアセルス次第。
展開によってはジーナを助けた際に誘拐事件の真相を知り、首謀者にその事実を突きつけて対決する場合もある
仕立て屋でジーナがさらわれた話を聞かずに城門を開けてしまった、あるいは聞いたとしても助けないままでラスタバンと会話すると、ラスタバンとの戦闘回避および【人間エンド】不可が確定する。
この場合、ラスタバンとの会話時点で既に【半妖エンド】【妖魔エンド】にルート確定しているため、その後にジーナを救出したり妖魔武具の追加憑依を行っても変化しない。
 
物語の語り手を兼ねていることもあり、アセルス自身がジーナを救い出したか否かに関係なく、オルロワージュが倒された後はどの【エンディング】にも漏れなく登場することになる。
その立場はアセルスの選択次第で大きく左右されるが、いずれのルートでもアセルスとは深い絆を結んでいるということが見て取れる。


なお、PS版では【血の宣告】の時点で早期に【巨人】を倒して窓を開けてしまうとこの時点でグリフォンが出現し、そのまま「いつの間にか囚われていた」ジーナを救い出すこともできてしまうバグがある。
この場合、仕立て屋にも何事もなかったかのようにジーナがいる。
リマスター版では修正され、早期に巨人を倒してもグリフォンが現れなくなった。


リマスター版の【ヒューズ編】での【シュライクの少女失踪事件】では、【ヒューズ】の視点で事件を追っていることもあって彼女は一切登場しないため、動向は不明。
本編と流れが異なり【サイレンス】が針の城へ潜入捜査を行っており、この時点では【ラスタバン】【セアト】も生存していることが示されているため、本編と同様のジーナの誘拐事件が発生したかどうかも明らかではない。
むしろラスタバンの性格から考えると、IRPOの干渉があった時点で慎重に事態を見据え、誘拐自体を起こしていなかった可能性も高いと考えられる。

初期設定

【オルロワージュ】の100番目の【寵姫】候補とされている。
同時に、アセルスの初めての寵姫候補でもあり、また、彼女には人のまま生きるという選択も残されている。
実際のゲームではオルロワージュが斃され、前者は【妖魔エンド】、後者は【人間エンド】【半妖エンド】で実現している。


【サガフロンティア裏解体真書】に掲載の【生田美和】氏による初期設定では、実際のゲームには未実装のジーナ絡みの没イベントがいくつか掲載されており、ゲームで見せる以上にアセルスと大きく関わる重要な役割を果たす予定だったことが覗える。
その中には【病魔モール】にジーナが取り憑かれて瀕死になり、アセルスがそれを救出するというイベントも想定されていたようだ。
ただし、そのほとんどがゲームに落とし込む前に没になったため内部的な没データとしても存在せず、【妖魔訪問イベント】が復活したリマスター版においても実装はされていない。