サガ3
【異次元地上】において最初に戦うことになるボス敵。
ダンジョン【北の迷宮】の最奥部におり、話しかけると戦闘に突入する。
単体で出現し、こちらはメインメンバー4人で戦うことになる。
これまでのボス敵と違ってレベルに関係なく必ず奇襲される。
従って、話しかける前に全員のHPを回復しておかないと危険。
(奇襲と同時にクリティカル=オーバーキルもあり得る)
状態異常は【毒】のみ通用するが、種族変化なしで敵を毒状態にするためには、【サガ世界】にいる間に魔法【ポイズン】か、武器【ネコのツメ】を用意しておく必要がある。
毒状態にすれば、毎ターンの最後にダメージを99ずつ与えられ、本作の毒状態は自然回復しない。
【ハリケン】と【サンダガ】を使用するため、【ダリウスの町】で購入できる『ドラゴン』の防具が役立つ。
また【なぞなぞ】は【魔道師の服】で無効化できる。
倒すと【牢屋の鍵】を入手でき、ストーリーが進行する。
サガ3DS
ストーリー攻略時は異次元地上の【フェンリルの迷宮】のボス。
GB版と違って【オシリス】がお供につき、ケアルガで支援してくるようになった。
オシリスを全滅させると大牙を中心に使うようになり、中でも気絶効果のあるグレイブタックルでこちらをキリキリ舞いさせてくる。
だが基本的に単体攻撃中心であり、状態治療や蘇生などを含めた建て直しができるなら問題ないだろう。
気絶耐性が欲しいが、ここで用立てるとなるとシービショップへ変身するか、あるいはサラマンダーかパイレーツを巨大敵にして高Lvの◯気絶や◯全てを覚えたモンスターになるしかない。
エリクサーで回復すればよいと割り切ってしまったほうがラクかも。
直接ダメージを与えるスペックで言えば、実はフェンリル本人よりも取り巻きのオシリスのほうが強く、1体1ターンで倒せないようでは勝つのは難しい。
ケアルガなどの回復魔法もよく見るとフェンリルだけ回復量が低いことに気づく。
それもそのはず、これまでのお供と違ってオシリスはフェンリルより格上なのである。
ハント時は異次元地上の【離れ島の洞窟】のボス。
巨大補正に目立った強化がなく、お供がいないため総合では弱体化している珍しい相手。
なお、状態異常成功率にブーストがかかっているので、二次被害を発生させる混乱には必ず耐性をつけておくこと。装備品では難しいため特性推奨。
また、使ってくる属性魔法と同じ属性に耐性を持ち、逆の属性が弱点になっているという法則を持つボスはここでほぼ終わりとなる。
ストーリー上では、ラグナを出し抜いて自分が異次元世界の王になろうとする野心を持っていた。そこをワンダラーに付け込まれ、討伐をなしうる武器である【聖剣】としてエクスカリバーを紹介される。
もともと、「額に赤いアザのある女性がいれば聖剣が手に入る」として手元に【ネメシス】確保していた彼だったが、具体的な情報を聞かされたことで、本格的に反逆の狼煙を上げようと決意。以後、スイッチが入ったようにネメシスからエクスカリバーの情報を訊き出そうと躍起になる。
この時のやり取りはきっちりとネメシスに記憶され、デューンたちの耳にも入ることとなり、フェンリルがなぜこの「不審な動き」をしていたのか疑問を持たれる。
のちに、ジュピターから「フェンリルとの戦いで負傷した際にボラージュが自分を抱えて逃げた」ことを明かされ、そちらにも不自然な点があることに気づいたデューンは、ついにこの2つの事件のピースを繋げる結論へ辿り着いた。
余談だが、フェンリルがネメシスを確保したことを知って、浮遊大陸ではミロクがネメシスを人質に取る形でディオールやデューンたちを脅したが、フェンリルにとっては少なくとも現段階では殺すはずのない人質であり、脅迫材料にならないことをミロクは知らなかった様子。一方で額に赤いアザを持つ女性を狙ったメンバーとしてはほかに【ドグラ】がおり、そちらはデューンたちに対して強硬な態度を取っていなかった共通点からしてフェンリルの仲間であった可能性もある。
本作における異次元の神々は決して一枚岩ではないようだ。