SEB
【17の世界】の1つ。現代日本の京都をモデルにした古風な町並みが並ぶ世界。
現実の京都の地理には対応していないが、「洛西」など実在する地名も登場する。
【御堂 綱紀】等、住民の喋り方も京言葉(京都弁)を模した口調となっている。
便宜上「ミヤコ市」と呼称されるが、厳密には「イーストアイランド」の中の古都・ミヤコ市に【連接領域】の出入口がある形。
「関東」という地域もあるらしいが、劇中では言及されるのみ。
先の大戦で旧体制とともに霊的秩序が崩壊し、さまざまな怪異現象が発生するようになった。
それを修正しようと【カテドラル計画】が動き出そうとしている。
【キャピトルシティ】とは同一の世界にあり、シティで関わるNPCがミヤコ市の所在を知っている。
また、話題の新人シンガーが双方で知られているなど、時間軸も一致している模様。
特殊ルール
この世界を歩く上での特殊ルールは特に存在しない。
移動は自由で、【エメラルドヴィジョン】に従って自由に行動すればいい。
だがそれは、いずれの主人公も何らかの形でこの町に馴染める・あるいは馴染む手段を持っているからに他ならない。
本作の舞台である【17の世界】は、それぞれ常識や価値観がまったく違っていて、外来者の待遇もピンキリである。
不条理を感じることも多々あることだろう。
その中でこのミヤコ市は、現実の京都を強くモチーフにしていること・主人公のうち2人が密接に関わるから気づきにくいが、実は17の世界の中では有数の排他性を持つ世界である。
異質な者だと気づかれれば問答無用で政府に捕まって徹底的に調べられるのだという。
劇場のチケットが対面販売されていないらしい描写があったりする点から、ネット環境(特にスマホの類)がないと碌に暮らせない世界である可能性が高い。
ただ生きるというそれだけで高度極まりない通信機の習熟が要求されるうえ、異生物の存在をかたくなに容認しないと書けば、トップクラスに厄介な世界だと言えるだろう。
またその結界は【クィススタティアム】の関係者をも巻き込み、場合によっては協力体制さえ結び、また場合によっては攻略を阻む壁になることから独自の作戦が展開されるなど、【連接世界】全体で見ても異質さが際立っている。