【特殊能力】

Last-modified: 2025-08-11 (月) 01:14:07

概要

装備品や【技】のカテゴリの一つ。主に敵専用の技、もしくは【人間】以外の【種族】が特有の方法で使えるものを指す。
 
多種族制を採用する作品では、人間が【武器】【魔法】【術】(もしくはそれを宿した【術具】類)を使いこなすのに対し、モンスターは殆どの装備アイテムを扱えない代わりに個体特有の肉体や魔力を用いたスキル、すなわち特殊能力を主力とする。
また、【エスパー】【妖魔】【メカ】などの種族も、人間やモンスターとはまた違った形で固有のスキルを扱うことができ、これらも特殊能力と呼ぶことがある。
各作品によって仕様は大きく異なり、「その種族にとっての武器代わり」として装備欄に特殊能力がセットされることもあれば、「その種族固有のスキル」ということで技・術欄にセットされることもある。
 
また、リソース管理が【使用回数】制になっている作品では、武器などのアイテムとは管理方法が大きく異なるのも特徴。
アイテムは(修理前提となったサガ3DSを除き)使用回数が切れると壊れて消滅し、使用回数の回復方法も限定的なため、原則は都度使い捨てて購入やドロップにより補充し続ける必要がある。
これに対して特殊能力は使い切っても消滅することがなく、【宿屋】等の休憩ポイントを使うと自動で回復するため、一般的なRPGの【MP】のような感覚で管理することとなる。

サガ1

エスパー・モンスターが所持。

エスパーは装備欄のうち4つが割り当てられ、勝利時にランダムで変更される。
その際、残り回数が倍になったり0になったりするが、倍になるケースは最大値を突破する。
1つが倍になると別の1つが残り0になる法則があるものの、片方しか変化しないことがあり、それはもう片方に選ばれたのが回数無限のパッシブ型だった場合である(無限を倍にしたり0にしたりはできないため)。

モンスターは個体ごとに完全固定。

サガ2

エスパー・モンスター・メカが所持。

エスパーは装備欄のうち最初は1つが割り当てられ、空き枠がある限り勝利時にランダムに追加され、最大4枠まで増える。
空き枠がない・すでに4種覚えているといった理由でこれ以上増えない状態にて特殊能力追加の判定があった場合、一番下の特殊能力が変化する。
増えた枠は減らせない。
下記モンスターのカウンターを移植すれば5つ以上に増やせるが、その場合は特殊能力のうち4番目が変化する。
覚える能力は倒した敵のモンスターレベルに応じる。

モンスターは個体ごとに完全固定で、宿屋などで宿泊回復をした際に能力ラインナップの食い違いがあるとバグを引き起こす。
カウンターを取り外すとバグが発生するのはこれが原因。だいあくまのバトルハンマーも対象であり、武器でありながら宿泊回復が可能なあたり、回復しているというよりは個別チェックされて新品に取り替えられているといったほうが近いのかもしれない。

メカは初期所持の「◯マヒ/どく」のみ。

サガ2DS

基本的にサガ2準拠。

エスパーの場合はエスパークラスに応じてラインナップが別個用意されている。
新たに◯電気を覚えられる反面、警戒を覚えることはできなくなった。

モンスターは変異種となった場合は一部の特殊能力が入れ替わったり、新たに追加されることになる。
変身時に能力継承が発動すれば1つだけランダムで引継ぎ可能。

サガ3

人間・エスパー以外の種族が各自所持。
敵側は「武器」「魔法」「特殊能力」をすべて特殊能力欄で一括して扱っているが、味方が変身した場合はこのうち「武器」「魔法」がすべてなくなるため、自前の武器や覚えた魔法が別途必要になる。
系統によっては、耐性以外の特殊能力がないなんてこともあるので、武器防具を扱えないモンスター種族以外は装備品の選定も忘れずやっておきたい。

サガ3DS

モンスターが所持。
最大6枠の専用枠を持ち、別個体や別種族へ1つだけランダムで能力継承可能。
浄化マシンを使った場合も無告知で継承されていることがある。
継承は変身対象となる属性が選ばれやすく、相反する属性の能力は選ばれにくいが、浄化マシンの場合は無関係の模様。
そのためすべての種族が特殊能力を扱える可能性を持つ。

今回はパッシブ系能力が【特性】という別枠に分化された。