【エスパー】

概要

【種族】の一種。【人間】と似た身体的特徴を持つヒト型種族だが、超能力者というだけあって【魔法】などの異能を得意とする。
後発作品の【妖魔】などと異なり、世界観設定としての人間との違いはあまり明確にされていない。

サガ1

戦闘によってパラメータが少しずつ成長。行動内容は一切問わない。
装備欄は、上4つが特殊能力、下4つがアイテムになっている。
特殊能力は戦闘後にランダムで入れ替わることがあり、WSC版以外では告知がないので要注意。
【突然変異】という設定になっており、なかなかカオスな現象が出てくることも。
また、ステータスが100以上になっている場合は、突然変異が発生するごとに99に修正される。
本作の人間は魔力を成長させることができないため、実質的にダメージ系や回復系の【魔法の書】【杖】を扱えるほぼ唯一の種族となる。
　
後発の作品よりも「超能力者」としての性格が強く、【ファイア】【ブリザド】【サンダー】【ケアル】といったFFから流用した如何にもな名前の魔法は覚えない。
一方で実質的な魔法に該当するが、FF魔法の名を持たない【ほのお】【れいき】【いなづま】【ヒーリング】などは覚える。
超能力を使うために魔力を会得しており、それを魔法にも流用可能な種族といったところだろうか。

成長率

修得能力

サガ2

戦闘の行動内容によってパラメータが少しずつ成長。
【成長用アイテム】も投与できる。
装備欄は、最初は1つが特殊能力、7つがアイテムになっているが、空欄があると特殊能力欄が最大4つまで増えていく。
一度増えた特殊能力欄は、アイテム欄に戻せないので、アイテム欄の数を多くキープしたい場合は安いアイテムで埋めておくこと。
特殊能力が4つまで埋まった後は、上から4番目にある能力だけが戦闘後に新しいものへ入れ替わることがある。
また、【カウンター取り外し】のバグを応用すれば能力を5つ以上にすることも可能。もちろんその分アイテム欄が圧迫される。

特殊能力を覚える代わりに各パラメータが人間よりも伸びにくい。特に素早さを伸ばしづらいので後半は後攻に回ることが多い。
【フレア】や【サイコブラスト】を覚えても【モンスター】より先んじて使うことはできないので、どちらかと言えば【◯すべて】などの防御系の能力の習得を優先し、【いやしのつえ】で後攻回復に努めた方が安定する。
人間よりも防御が伸びやすいが、エスパーに盾を使わせるようなシチュエーションがあまりないので意識して鍛えているようなケースでなければ気づかないだろう。

成長率

修得能力

• レベル0に該当する能力は再習得不可

サガ2DS

【行動履歴】により【エスパークラス】が変化するようになった。

成長率

修得能力

サガ3

レベルアップによってパラメータが上がっていく。
人間に比べてMPと魔力が伸びやすく、HPと力は人間に劣る。
武器・魔法・アイテムが使用可能。特殊能力は扱えない。
魔法が得意であり、計算式にボーナスがかかる。ただしアイテム経由で使うとボーナスがない。
ゲストメンバーの【フレイヤ】と【ボラージュ】がこれに該当。

サガ3DS

戦闘の行動内容・【成長用アイテム】によってパラメータが少しずつ成長。
武器・魔法辞典・特殊能力・特性・アイテムが使用可能。
特殊能力は引継ぎによる1種のみ所持可。
デューン・シリューは、「人間」「サイボーグ」の状態で逆属性の肉、「人間」「獣人」の状態で逆属性のネジを摂取すればこの種族になれる。
ポルナレフ・ミルフィーは初期種族。「人間」の状態で逆属性の肉やネジ、「サイボーグ」の状態で逆属性ではない肉、「獣人」の状態で逆属性ではないネジを摂取すればこの種族になれる。
ちなみに現代【イレムの町】の温泉には前作のエスパーガールと同じ顔の客が入浴している。

• 得意武器
  • 早剣・弓・魔法辞典

パラメーター補正

力補正が大きく下がるが、本作は【素早さ依存系】の武器にも強力なものが多数登場するので、物理攻撃担当としても十二分機能する。
おそらく過去最も物理攻撃面で頼れるエスパーではないだろうか。
問題はHPの低さ。物理攻撃は最終的に【パワードスーツ】で解決するとしても、それ以上に厄介な魔法に対しては【◯魔法防御】の修得が望ましい。
最大の得意分野は魔法辞典であり、唯一熟練度を育成できるので活用機会は多いだろう。
【レイズラ】を始めとした非魔力依存の強力な魔法も、魔法辞典から使うのはエスパーで覚える必要があるため、術士系以外のキャラでも経験させる価値はある。
　
本作の仕様上、極論エスパー＆魔法辞典偏重のゴリ押し育成でも、終盤までメイン火力兼回復の万能術士として通用してしまうため、特に育成と運用が簡単で初心者向けの種族とも言える。
なぜなら、本作の魔力は魔法攻撃力・魔法防御力・魔法回復力を兼ねる重要パラメータであり（しかも終盤では敵の危険な攻撃が全体魔法に偏る）、魔力全振りが案外理に適った育成法となってしまうためである。
一方で力と素早さは必中かつ魔力依存の魔法攻撃だけ扱っている分には切り捨てることができる上、素早さを捨てることは敵の先制を許す一方で後出し回復の安定化というメリットにも繋がる。
武器は属性魔法2種＋回復・再生・古系程度に絞って魔法辞典の熟練度と魔力を稼ぎ、種族変化も低HPが気になってきたら適宜【獣人】で鍛えるorボス戦時に切り替える程度で十分。あまり多くの武器種や種族の使い分けを考えずに済む。
火力と耐久をHP・魔力と熟練度の底上げや上質の防具で補えば、特性や特殊能力の継承に極端にこだわる必要もない（属性強化・耐性系の特性や【サイコブラスト】などの魔法系特殊能力を引き継げればより便利になるが）。
もちろん、こうしたキャラだけではパーティ全体が鈍足になったり魔法反射持ちに弱くなったりするため、ある程度のバランス感覚も必要ではある。

成長率

食肉