SF1
【クーン】編に登場する「10個目」の【指輪】。
他の指輪の兄弟たちをまとめる本体とも言うべき存在であり、作中では【メイレン】がずっと隠し持っていた。
「集めた者の願いを何でも叶える」という触れ込みだが、実際には欲望を吸い寄せる道具にしか過ぎず
その願いは常に歪んだ形で叶えられることになる。
そしてメイレンの精神を蝕んで乗っ取り、その本性を現す。
【サガフロンティア裏解体真書】によれば、【キューブ】と同じく超古代文明の産物であるとのこと。
設定上は【ブルー】編の【マジックキングダム】の地下に封印されていた【地獄】もこの指輪に願った末路であり
天国を作ろうとして「見た目が天国に見えるだけの地獄」が生まれ、已む無く空間ごと封じられていた。
キングダムはこの対策として非人道的な行いを重ねることになる。
最終的には【クーンエンド】にて、クーンの手により滅びゆく【マーグメル】へ破棄される。
リマスター版
【ヒューズ編】の【指輪の兄弟事件】では、【ヒューズ】が機転を利かせたことにより、指輪に乗っ取られる前に【ヌサカーン】の当身でメイレンが気絶させられる。
だが、既に充分な欲望のエネルギーを溜め込んでいた黒の指輪の魔力は、依代無しで具現化を行うのだった。