VTuber界隈用語集

Last-modified: 2024-03-17 (日) 17:00:30

 このページはバーチャルYouTuber界隈では当たり前に使用されているものの、「バーチャルYouTuberファン」ではない人にとっては分かりづらい、専門性が高い用語の中で、名取さなの配信でも頻出となっている用語等をまとめたページです。

 以下については別ページを参照してください。

目次

あ行

アーカイブ

 主にYouTube生放送配信終了後に配信内容が動画として公開されたものを指す。名取は「アーカイブ残りますか?」というコメントが拾われやすいと分析しているがこれは2017~2018初期のYouTubeLiveの仕様によるところが大きく、現在は事情が無ければ基本的には配信はアーカイブ化されて残るのでリアルタイムで視聴できないリスナーも安心。なお、生放送中に投稿されたコメントも一緒にアーカイブ化されるが、こちらは配信終了後にYouTube側で編集を行う(放送事故などが起こった箇所のカットなど)と反映されなくなる。また長時間配信などは配信終了直後はアーカイブが見られなかったりコメント欄の反映が遅れることもある。

案件

 企業から資金や機材を提供してもらって行うプロモーション活動や企画を指す言葉。
 YouTuberやインスタグラマーなどインフルエンサーが企業から依頼された商品やサービスについてPRする『企業案件』を語源としており、VTuberも知名度の上昇と共にそういった仕事が増えるようになった。名取も例にもれずYouTube内外でゲームや商品のPRやタイアップを行っている。
 特に何でもない配信の中で名取が自分の好きなコンテンツを語っていると「案件ですか?」とコメントされることがあるが、YouTubeでは所謂『ステルスマーケティング』を禁止する規約が存在しており、企業案件を含む動画には『プロモーションを含みます』という一文が動画ページが入るようになっているので違うはず。一方で配信を企業の中の人が見ていたことがキッカケになって本当にお仕事を依頼されたりすることもあるので、VTuberドリームの一つであるともいえる。

エアスパチャ

 文字通りエア(架空)のスーパーチャット。バーチャルYouTuberの黎明期である2018年初頭当時、多くのYouTubeチャンネルの収益化の審査が滞っており、受理されるまで数ヶ月を要す状況があったため、その時期に定着したネタ。名取についても例外ではなく、2018年6月29日に収益化が通るまではリスナーの間でチャット欄に任意の金額を記入してコメントする「エアスパチャ」が横行しており、名取はエアスパチャの収益によって美術館を建設するというネタをやったことがあった。

エアプ

 エアプレイの略。自分が体験したことのないことを、あたかも体験したことがあるかのように振る舞ったり話したりする行為。
 例としては主にゲームに関してコメント欄や名取自身が他の配信者の実況プレイなどを見て知った経験を語ることなどが挙げられる。本当にそのゲームをプレイしたことのある経験者であるならば有り得ない間違った情報であることが多く、基本的には総ツッコミを受ける。
 間違った情報かつ悪質なものを『ワザップ』と呼ぶこともあるがこちらは由来が異なる。

ASMR

 「Autonomous Sensory Meridian Response(自律感覚絶頂反応)」の略。人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚のこと。科学的根拠があいまいであるものの一般的にはリラックス効果があるとされる一方で、苦手と感じる人も少なくない。
 YouTubeなど動画サイトでは高性能マイクを用いて環境音やささやき声などを録音したASMR動画が多く投稿されており、特に声と顔の良い者たちが集まるVTuberの間では視聴者との距離感の近さなどが好評で『ASMR配信』は一大ジャンルとして成立している。
 基本的には安眠用やリラックス効果を目的としている動画・配信に使用される単語であり、単にバイノーラルマイクを使った配信は『バイノーラル配信』として区別される傾向にある。名取も一度だけバイノーラルマイクを使った配信をしたことがあるが、二度目があるかは「満足しちゃった」とのことで望み薄。名取の友人である周防パトラはこのASMR配信の大家であり、話題に上ることも多い。

エゴサーチ

 自分自身や自分に直接関係する物事がどのように受け取られているかをインターネット上で調べること。『エゴサ』ともいう。バーチャルナースのお仕事の一つらしい。
 主に名取の主戦場であるTwitterにおいて、せんせえ達が「名取さなが~」などと呟いたり、配信のハッシュタグ#名取さな生放送などを付けて投稿すると、名取のエゴサの網に引っかかって配信内で晒されたり紹介されたりすることが稀にある。ネット上で名取に内緒で集まってコソコソとサプライズを企てていても基本的にバレていると思ってよい、とのこと。名取以外のVTuberも各々がSNS上のハッシュタグを含めて巡回やエゴサを行うことは多く、それでなくとも全世界に発信するものであるため匿名性があろうとなかろうと責任のある発言を心掛けたいものである。
 エゴサの頻度や深度は人それぞれであり、名取も「さなちゃん」では無関係のワードが多すぎて拾えないと語っている。ちなみに例えば名取さな本人以外がSNSで「名取さな」と検索するのは『エゴサーチ』ではなく『パブリックサーチ(パブサ)』と呼ぶ。

OBS

 Open Broadcaster Software(OBS Studio)という生放送配信ソフトの名前の略称。多機能な上に完全に無料で使える為利用者も多く、名取さな含む多くのバーチャルYouTuberが使用している。

か行

企業勢

 ANYCOLOR株式会社のにじさんじやカバー株式会社のホロライブをはじめとした、企業に所属して活動するバーチャルYouTuberを指す。個人かグループかは問わないため、界隈で便宜上使われている対義語の「個人勢」とは完全に対とならないこともある(企業勢の個人や非企業のグループなど)。
▶対義語:個人勢

切り抜き

 バーチャルYouTuberの配信で、盛り上がったシーンや見どころなど一部を切り抜いて短くまとめた動画のこと。バーチャルYouTuberの活動の主軸が動画投稿からライブ配信に変わっていくにつれてアーカイブも長時間になっていったため、その配信のハイライトを短時間で簡潔にまとめた切り抜き動画の需要の高まりと共に広まった。ある種、バーチャルYouTuberを代表する文化。
 視聴者にとっても配信者/VTuberにとっても切り抜き動画が増えることは双方に益となるものではあるが、悪意を持って内容を偏向し炎上させることを目的とする動画も残念ながら存在する。配信が終了する前や終了直後にその配信の切り抜き動画を投稿されて元動画が多重投稿スパムと判断されてしまうなど、知らずのうちに推しに迷惑をかけてしまう事例もある。特に楽曲や画像素材のみならず、切り抜き元である配信にも当然ながら著作権があることは気を付けたい。配信やゲームによっては第三者による切り抜き動画投稿が禁止されているものがあり、投稿の際には配信概要欄や権利者からの注意表記を必ず確認すること。
 後にYouTube公式の機能として「クリップ」が登場した、こちらは動画投稿ではなく選択範囲の時間のシーンを作成、共有するだけのものとなっている。

 「(笑)」のこと。元々は笑っていることを文章上で表現するための「(笑)」が、2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)を初めとするネット文化の発展に伴って極限まで省略された「w」に変形し、さらにそれがデフォルメされたイラストの草のような形に見えることから「草」と表記されるようになった。そこから派生して、笑うことは「草生える」、爆笑は「大草原」などとも表現される。
 ネットでは広く浸透して今やどこでも見かける単語であり、バーチャルYouTuberのライブ配信のチャット欄もその例外ではないが、日本人でも上記の経緯を知らなければなぜ「草」と書かれているのかの推測が難しいネットスラング。
 ちなみに名取のライブイベントでは、草を表すためにしばしば緑色のサイリウムが振られる。

ぐるぐる

 YouTube生配信中に配信が停止したり読み込み中になったりする不具合。「ぐるった」などと呼ばれる。
 要因としてはYouTube自体の不具合の他にも視聴者側の回線不良があり、後者であればページの再読み込みなどで改善する可能性がある。一方で前者の場合は配信者側でもどうすることもできない上に、別の配信でも同様の現象が起こっていたり、最悪の場合は配信停止やアーカイブ消失が起こったりすることもある。一瞬配信が落ちた程度ならば、アーカイブ化したときに「ぐるぐる」していた区間が復活していることも多い。

劇場型配信

 主にVTuberの配信においてコメント欄とリアルタイムでやりとりをしながら特別なストーリーが展開したり、配信の方向が変化していくような配信スタイルのことを指す。コメディからシリアスまで、一話完結形式ものから自らの活動内容や進退すらも視聴者にゆだねてしまうものまで内容はVTuberによって多岐にわたり、各所で大きな話題を呼ぶこともある。ギルザレンIII世の配信などが有名。
 名取のVTuber活動は主にお絵描きや雑談、ゲームなどをとりとめなく遊ぶもので基本的に劇場型とは呼ばないが、そもそもバーチャルサナトリウムのナースとは……?

個人勢

 企業等に所属せず、個人の範疇で活動を行うバーチャルYouTuberの総称。名取さなも個人勢に該当する。企業所属かつ個人で活動しているVTuberも多く存在するものの、彼らを「個人勢」と呼ぶことはあまりない。

▶対義語:企業勢

さ行

ショート動画(YouTube shorts)

 2021年からYouTubeが開始した最大60秒の短い動画のこと。チャンネルにはShorts専用のタブも用意されており、スクロールするだけで(クリックすることなく)動画が再生されるお手軽さがある。一般公開の動画同様、動画一覧にも表示されこちらからも再生することができる。一方でスマホでの再生を前提とされた設計のためかシークバーや音量調整が存在しなかったりと、PCブラウザで視聴する際は通常の動画と異なる部分もある。

スーパーチャット

 略してスパチャ。YouTubeのライブ配信やプレミア公開のチャット欄において、配信者へのいわゆる「投げ銭」が行える機能。払った額に応じて表示される色が変わり、赤で表示される10,000円以上の高額スパチャは俗に「赤スパ」と呼ばれる。金額が高いほどスパチャで送れる文字数も多くなり、チャット欄上部に表示されるスパチャも表示時間が長くなる*1。なお、スパチャの金額の約3割はYouTubeに手数料として徴収されるので、配信者に行くのは残り7割であり、iPhoneのYouTubeアプリでスーパーチャットを行うと更に22%がApple側の手数料として取られてしまう通称『Apple税』が存在する*2など、実は少々複雑なシステムになっている。
 さなちゃんねるでは、送られたスパチャは次回配信の終了画面にて一覧で表示される。チャンネルによっては配信本編の終了後に1件ずつスパチャを読み上げる「スパチャ読み」を行うVTuberもいるが、さなちゃんねるでは名取の意向で行われていない。が、1回だけ、「【振り返り雑談】GWくん渾身の回生!ならず…。」でリスナーのコメントを拾って名前ごと晒し上げるプロレスをやっていたところ、リスナーから「スパチャでも名前呼ばないのに」とド正論のスパチャで殴られてしまい、その流れのままスパチャ読みを行ったということがある。
 類似機能として、イラストステッカーを購入してチャット欄に流すことができる「スーパーステッカー」、動画や配信アーカイブのコメントからスーパーチャットのような投げ銭が行える「スーパーサンクス」もある。スーパーステッカーは、さなちゃんねるでは90円で送れる💩のステッカーが最もよく使われていたが、一時期よりスーパーステッカー機能がオフにされたため現在は見る機会はない。スーパーサンクスは一部YouTuberから先行実装が始まり、さなちゃんねるでは2022/04/29の配信から実装されたが、こちらは支援者の一覧が出ないため配信の終了画面には載せられないとのこと。
 いずれにせよリアルマネーの関わるシステムであるためご利用は計画的に。

スパナ

 正式名称は「モデレーター」で、YouTubeライブのチャット欄のコメントを削除したり、特定のユーザーをブロックしたりできる権限を、そのチャンネルにおいてチャンネル主以外に持つユーザーのこと。モデレーター権限のあるユーザーはチャット欄の名前が青くなって名前の横にスパナのアイコンがつくので、モデレーターは「スパナ」、モデレーター権限を与えることは「スパナを渡す」などと表現される。
 本来のモデレーターの用途は前述のようにスパムや荒らしコメントの削除などを配信者以外が分担して行うことが主だが、どちらかというとコメントを見付けやすくする事が目的であることも多い。名取の配信でも名取と仲の良いVTuberや関係者のコメントが青く表示されていたりする。

た行

待機所

 YouTubeで配信が始まる前に入ることが出来るページの通称。開始時間とチャット欄が設けられており、配信開始をリスナーと待つことができる。ライブ配信のみならずプレミア公開においても同様。
 その他の利点としては『通知する』というボタンからリマインダー設定を行うことができ、ほかの動画などを見ていても通知して配信開始を知らせてくれるようになる。予告のないゲリラ配信なども見つけやすくなるため便利な機能であり、YouTubeで『推し活』をするなら使って損はない。「高評価、チャンネル登録、通知のON」はYouTuberやVTuberの配信での決まり文句でもある。
 なお待機所(=配信開始前)のチャット欄はアーカイブ化された際には残らなくなる。ごく稀に本人降臨があったりしても後から見返すことはできないので、早めに待機していた者の特権と言えるだろう。
 消えてしまうものとはいえ配信中と同様にルールやマナーを守ったチャット利用を心掛けるのは当然のこと、チャンネル主やモデレーターが不在であることも多いのでスパムや荒らしなどへの対処は個人でブロックや報告を行い、くれぐれも反応して煽り立てることのないようにしたい。

タイムアウト

 YouTubeにてチャンネル管理者が行える措置の一つ。これを受けるとしばらくチャットの送信が出来なくなる。
 主にbotやスパム、荒らし対策として名取やモデレーターが人知れず行使して配信の平和を保っているが、時折「見せしめ」として名取に不都合なコメント等をしたリスナーがこれにより黙らせられていることもある。曰く「さなちゃんねるにウソつきは要らねえ」とのこと。
ちなみに類似の措置として『チャンネルブロック』があるが、こちらは基本的に時限で解除されない”より重い措置”となる。

Twitter

 日本語で最高140文字までの短文や、画像、動画などの投稿(ツイート)を行うのが主な機能。他のユーザーを「フォロー」すると自分のツイートの他にフォローしたユーザーのツイートが自身のタイムラインに反映され、ツイートに対しては返信(リプライ)のほか、そのツイートをタイムラインに再投稿する「リツイート」などを行うことができる。
 Facebook、Instagram、TikTokなどの他のSNSと比較して圧倒的にオタクの使用率が高いSNSという不名誉な特徴があり、そのためかバーチャルYouTuberはほぼ確実にTwitterアカウントを運用している。ちなみに名取の一番好きなTwitterクライアントはTwitter Web App。
 なおTwitter, Incが運営していたが2022年10月に実業家に買収され『X』と名称が変わってしまった。それに伴い「ツイート」や「リツイート」も「ポスト」「リポスト」と名称が変更されたり等、今まで名取とオタクたちが慣れ親しんできた文化は消滅しつつある。

Twitch

 Twitch Interactiveが提供するライブストリーミング配信プラットフォーム。特徴としては「ウォッチパーティー」という機能があり、Amazonプライムやプライムビデオのサブスクリプションの動画を同一画面内で配信者とともに同時試聴でき、名取もこれを目的としてアカウントを作成している。
 YouTubeと比較されることが多いが、実際「サブスクリプション」と呼ばれるYouTubeのメンバーシップのようなもの(および他視聴者からの同加入権のプレゼント)があったり専用スタンプがあることは共通点か*3。異なる点としてはTwitchはアーカイブの保存期間が60日で、それを超えると消えてしまうため注意が必要である。

Discord

 ビデオ通話やメッセージのやり取りのできるフリーウェアの一つ。Web上でも起動でき、低遅延のボイスチャット機能や画面共有などが気軽にできるためVTuber同士のコラボなどで多用されている。名取もコラボの際によく使用しているほか、配信外でも仲のいいVTuberと作業通話やアニメの同時視聴をしているようで雑談配信で裏話が語られたりもする。
 VTuberファン同士でコミュニティを作りやり取りをする『ファンディスコ』という文化もあるが、さなちゃんねるは慣れ合い禁止なので「全て破壊せよ」とのこと。

低速モード

 YouTubeのチャット欄において、コメントを投稿してから一定間隔を開けないと次のコメントが投稿できない時間制限のこと。荒らし対策ともなるが、「さなちゃんねる」では名取がコメントを読みやすい速度にしたいこと、リスナーにもコメントの推敲をしてもらいたいことから基本的に20秒の低速モードが設定されている。
 名取さなの活動初期、名取がバズって配信の視聴人数が急増した時期があり、チャット欄も読み取るのが困難となるほど高速になったため、最長設定の300秒(5分)の低速モードが設けられたこともあった。チャット欄が落ち着きを見せるにつれ低速モードは徐々に短くされ、最終的には現在の20秒に収まっている。

てぇてぇ

 「尊い」の意味。元々の「尊い」とは、特定の人物同士の関係性などに対して余人には触れがたいような神聖さを見出して使われるネットスラングの一種。バーチャルYouTuber界隈では2018年3月ごろにこの「尊い」をドラゴンボールの孫悟空の訛りで「てぇてぇ」と表記することが流行し、広く使われるようになった。

動画勢

 活動方針として動画投稿を主体としているVTuberのことを指す。名取が活動開始する以前の2017年付近はこちらの活動形態を取るVTuberの方が多かったが、2018年の『にじさんじ』活動開始以降は生配信を行う『配信勢』が主流となっていった。名取は配信勢であるが、活動開始初期はゲーム実況動画などを投稿していた。あくまで手段の違いであり、どちらもこなしている器用なVTuberも多い。
 また近年は稀ではあるが『切り抜き動画で主に活動を追っているファン』を”動画勢”と呼ぶような使い方をされる場合がある。こちらは生配信を見る”リアタイ勢”や後から見る”アーカイブ勢”のような分類方法の派生であると考えられる。

.LIVE(どっとライブ)

 株式会社アップランドの運営するバーチャルYouTuberプロダクション。バーチャルYouTuber四天王の一人にも数えられる電脳少女シロをはじめ、初の男性バーチャルYouTuber(を名乗る)ばあちゃる、八重沢なとりなど12名のメンバーが所属の「アイドル部」などを抱えていた。アイドル部はメンバーの脱退や卒業を経て解散し、残る元アイドル部のタレントは.LIVE所属として活動するようになっている。

凸待ち

 「とつまち」と読む。元は「突撃待ち」だったのが略されたもので、ライブ配信中に別の人物が通話で配信に参加してくることを指す。また、その逆にライブ配信中に別の人物に通話をかけるのは「逆凸(ぎゃくとつ)」と呼ばれる。誕生日記念、登録者◯万人記念、デビュー◯周年記念など、記念日の企画で実施されることが多い。
 勘違いされがちだが、基本的に凸待ちは誰が来るかもわからないまま突発的に始まるものではなく、配信前にあらかじめ募集をかけて参加の意思を示した者が凸をしてくるものである(「ゲリラ凸待ち」などと銘打っているものを除く)。さなちゃんねるではこれまで凸待ち配信が行われたことはなく、名取はもっぱら凸する専。に属していないため、たまに凸のお誘いが来るとホイホイ行ってしまうと話している。

トレンド

 単独で言われた場合は基本的には「Twitter」のトレンド(話題ランキング)のこと。バーチャルYouTuber、特に生配信を行う場合(普段の活動が動画メインかどうかを問わず)は(生放送)実況タグなるものを公式が指定している(名取さなの場合は「#名取さな生放送」)。誕生日や周年記念、何らかの発表がある時は専用のタグが用意されることもある。
 これらが前述の話題ランキングに入った場合「トレンド入りした」と言い、興味関心を持っている人やタグをつけて実況している人が多いことを表す。ツイート数に依存するため意図しないタイミングで「トレンド入り」することもある。

な行

なれあい

 「さなちゃんねる」にて禁止されていることの一つ。こちらも参照。
 ネット上でよく言われる「慣れ合い」は原義と異なり、いわゆる『内輪ノリ』を指すことが多い。例として、

  • チャットでのリスナー同士の会話
  • リスナーによる自治やノリの強制
  • 初見で意味の通じないような語録の多用

 のようなものが挙げられる。
 このような『利用者同士が必要以上に親しくなること』を目的とした行為は当人同士にとって居心地のいいものではあるが、輪に入っていない他の参加者が疎外感を味わったり、古株が取り巻きを従えて場を仕切るような新規リスナーなどが入りづらい雰囲気になったり、あるいは「挨拶」や個人的な書き込み(赤の他人には何の価値もない)が増えて場が淀んだりすることが問題点として挙げられる。最悪のケースとしてリスナー間同士でトラブルとなったりすることもある。
 もちろん上記が容認されているコミュニティもあるものの、さなちゃんねるではこれを行うと厳しく罰せられる。「せんせえ同士のTwitterフォローもダメ」さすがに厳しすぎるとツッコミがあったが。

ななしいんく

 774株式会社の運営するバーチャルYouTuberプロダクション。元々は「774inc.」という事務所内に因幡はねるの「有閑喫茶あにまーれ」、周防パトラの「ハニーストラップ」など複数のグループがあり、所属タレントが基本的にいずれかのグループに加入しているのを特徴としていたが、2023年3月21日をもって各グループを統合、全タレントが「ななしいんく」に所属することとなった。

ニコニコ動画

 株式会社ドワンゴが提供する動画共有サービス。設立当初のアングラな雰囲気から生み出されたMAD文化や動画画面にコメントがテロップのように流れるシステムなどが大いに盛り上がり、2000年代後半のインターネットカルチャーに大きく影響を与えた。
 VTuberにとっては主な活動場所こそYouTubeであるとはいえ、現在もニコニコ動画での流行が与える影響は大きい。特に20-40代の視聴者はニコニコ動画全盛期のネタにどっぷり浸かっていることが多々あり、17歳である名取もネットの嗜みとしてニコニコ動画ネタを有名どころからクッソ汚いものまで配信のあちらこちらで扱っている。
 関連サービスである『ニコニコ生放送』では特別番組やイベントなどが有料配信されており、名取も遊びに行ったりライブを行ったりすることがある。『ニコニコ大百科』というユーザー作成によるWeb百科事典もあるが、名取さな利用規約において記事作成は禁止となっている。

にじさんじ

 ANYCOLOR株式会社(旧名:いちから株式会社)が運営する、バーチャルYouTuber界で最も大きな規模を持つVTuber事務所。「VWW」の月ノ美兎がこのにじさんじの「1期生」にあたる。所属タレントが非常に多いのが特徴で、生配信中心での活動を行うことから「バーチャルライバー」という呼称で呼ばれており、「箱」という概念や配信主体VTuberの先がけでもある。
 なお名取はこの「にじさんじ」の1期生・2期生オーディションに応募し、にじさんじ所属ライバーとして活動しようとしていたが、いずれも落選したことから「名取さな」としての活動が始まった。

は行

バーチャルYouTuber

 主にインターネットやメディアで活動する2DCGや3DCGで描画されたキャラクター(アバター)、もしくはそれらを用いて動画投稿・生放送を行う配信者の総称。バーチャル世界のサナトリウムからYouTubeで本名顔出し配信をしているナースである『名取さな』もその一人。
 元々は親分ことキズナアイがYouTube活動を始めた際に自称した言葉であるが、現在は特定個人を指す言葉ではなくなり、それどころかYouTube以外のプラットフォームで活動する者、そもそもバーチャルかどうかも怪しい者など現在も定義は揺れ動いている。そもそも2017年末から生まれた新しい文化であり、今後も意味合いを変えつつ広がっていくだろう。『VTuber』と略記されることもあり、『バーチャル』という言葉が広義すぎる故にこちらを正式呼称に置き換えようとする風潮もある。

バーチャルYouTuber四天王

 バーチャルYouTuber黎明期より活動をしており、その中でも特に著名であったキズナアイ、ミライアカリ、電脳少女シロ、ねこます、輝夜月の5名を指して(勝手に)呼ばれるようになった称号。四天王なのに5人いるのは古くからあるネタの一つなので誤りというわけではない。
 現在においては、ねこますは活動は続けているが「バーチャルYouTuber」は名乗っておらず、キズナアイは無期限活動休止、ミライアカリは引退、輝夜月は事実上の活動終了状態となっている。

 にじさんじホロライブ774inc.など、バーチャルYouTuber事務所を一つの単位として指す呼称。

 正しくは「伝書鳩」。例えば、生放送中名取が他のバーチャルYouTuberの話題を出した時、同時刻にその当該バーチャルYouTuberが生放送をしていた場合に「名取があなたのこと話していたよ!」と伝えてしまう行為。その相手の配信の流れを断ち切ってしまったりする可能性がある為、基本的にバーチャルYouTuber界隈ではマナーが悪い行為として問題視される傾向にあり、名取もやめるようにと度々忠告しているため絶対に行ってはいけない。「関係ない場面で関係ない話題をしない」というのはネットに限らずコミュニケーション上の重要な作法である。
「さなちゃんねる」のリスナーはこうした行為を風刺するかの如く、名取が他のバーチャルYouTuberの話題を出したら名取の配信のチャット欄でそれを復唱する「無能な伝書鳩」を演じるという伝統芸能がある。

バ美肉

 「ばびにく」と読む。「ーチャル少女受」の略で、バーチャル空間上の自分のアバター(分身)を美少女とする行為を指す。特にリアルの性別が男性である人間が行うときによく使われる言葉であり、その美少女化した男性は「バ美肉おじさん」とも称される(実際におじさんと呼ばれるような年齢であるかどうかには関わらず)。例えば主人公の性別を選択できるゲームなど、男性があえて女性のキャラクターを選択することはそれまでも決して珍しくはなかったが、バーチャルYouTuberの台頭と共に、自分の理想とする美少女を生み出して自分がその美少女になるという行為が有名となって生まれた。外観と声の乖離が生じることに関しては、裏声やボイスチェンジャーを使って女性の声に近づけようとする者、特に気にせず地声のままで通す者など様々。
 名取はバ美肉という概念が好きだと語っており、「おじさんじCOO*4」を名乗ってバ美肉VTuberと交流していた。「バ美肉」という単語が誕生したのも、名取が第2回に参加したワードウルフの初回コラボである。また、名取はにじさんじのオーディションでバ美肉の逆をやろうとして不合格となったことがある。こういったエピソードが多いためか、名取のことをボイスチェンジャーを使ったバ美肉おじさんだと本気で勘違いする人もいたらしい。

非表示

 配信中にチャット欄へコメントしても画面に表示されない現象を「非表示にされる」などと呼ぶ。非表示になる原因は「同じ単語が連投されている」「暴言や不適切な言葉が含まれている」などであり、これらはAIによって自動選別されている。
 YouTubeの生配信やアーカイブはデフォルトで『上位チャット』となっており、選択式ですべてのチャットを表示することもできる。配信者には不適切なコメントも含めて全てが見えているため、AIが消してしまったコメントもリアルタイムで再表示しながら配信を行っておりなかなか重労働である。名取が非表示にされた自分に都合の良いコメントを読み上げて「エアコメントを読むな」と言われることもしばしば。

ファンマーク / 推し文字

 特定のバーチャルYouTuberのファンであることを示す絵文字で、YouTubeやTwitterなどでリスナーが名前の後ろにつけるなどして使われる。名取の場合は「ナース」が由来の「🍆」が設定されている。それぞれのバーチャルYouTuberが自由に設定するもののため、被りも多々あり、また被りを避けるために2~3文字の絵文字の組み合わせを設定している例もある。
 起源としてはアイドル文化圏に由来するため、VTuber以前に存在する風習である。SNSなどで同じ「推し」を持つ同志を見つけやすかったりファン同士の一体感につながるなど利点は大きい一方で、不適切なコメントやモラルのない行為を行うファンが絵文字を使っていれば全体の悪印象に繋がる。同様の理由からVTuberの公式画像をSNSやYouTubeのアイコンに使うなども推奨されない行為として挙げられており、名取は利用規約にて公式写真や公式イラストの使用は禁止している。

蓋絵

 ”蓋”とも呼ばれる。『映したらマズイもの』などが配信に映ってしまいそうになった際に、臭い物に蓋をするように一時的に隠すために使われるOP映像やサムネ画像のこと。

プロレス

 一般的には同名の格闘技のことを指すが、ネット上や配信上では『双方同意のうえでの殴り合い』を意味することの多い言葉。名取の配信におけるコメント欄と名取との『若干辛辣なやりとり』はプロレスの最たるもの。インターネットのレスバトルに慣れている名取はコメント欄とのプロレスを非常に楽しんでいるとインタビューにて語っている。
 配信者によってコメント欄の性質もそれぞれであり、名取の配信に訪れて「コメント欄に荒らされているのでは」と不安になってしまう初見リスナーもいれば、名取の配信以上にコメント欄と殴り合うVTuberもいる。もちろん行き過ぎたコメントは当然ながらプロレスの範疇から外れてしまうし、名取も配信でウソ泣きをしたら本気で心配されてしまったこともあったらしい。この匙加減は非常に難しく、プロレススタイルで配信するVTuberは実は希少である。さなちゃんねるの空気に慣れすぎたせんせえ方は特に、他のVTuberのコメント欄では周りの空気を窺うべし。
 VTuber同士もコラボにおいて、わざとギスギスな空気を作ってみたりするプロレスをしたりもする。こちらも匙加減によっては迫真の演技で本当に不仲であるかのように見えることがあるが、そもそも本当に仲の悪い相手とコラボなんてするわけがないので、不要な心配をしてリスナー同士で場外乱闘することのないようにしたい。

ホロライブ

 カバー株式会社が運営するバーチャルYouTuberグループの1つで、ときのそらや宝鐘マリンらが所属する。にじさんじと比肩する規模をもつバーチャルYouTuber界隈でも比較的大きなグループである。
 単純に「ホロライブ」といった場合グループのホロライブ=同プロダクションの女性グループを指すことが多いが、「ホロライブプロダクション」とした場合ホロスターズ=同プロダクションの男性グループも合わせたプロダクション全体を指すことになる。

ま行

マシュマロ

 バーチャルYouTuberに多く利用されている、匿名でメッセージを送れるサービス。過激なメッセージはAIの判定によって除外され、またメッセージ内の単語についても禁止されたものは自動で伏字になるなど、優しいメッセージサービスであることを掲げて運営されている。
 名取は過去には何度か企画のためにマシュマロを募集したことはあったが、現在は使用されていない。

ママ

 「母親」を意味する単語だが、バーチャルYouTuberにとってはキャラクターデザインや3Dモデルのモデリングを行った人物を指す。「生みの親」という意味合いのため、対象となる人物の性別に関わらず「ママ」と呼ばれる。
 名取の場合は2Dモデルに関しては全て自分で用意しているため、3Dモデルの調整や制作を行ったさえきやひろがママに該当する。

メンバーシップ

 YouTubeの機能の一つ。月額料金を払ってそのチャンネルのメンバーシップに加入することで、加入者はチャット欄で名前が緑色に表示されてバッジがつくようになり、メンバー限定配信や動画の視聴、メンバー限定のスタンプを使用することなどができるようになる。料金や内容はチャンネルごとに設定可能だが、この機能がYouTubeに追加された際の料金が一律で月額490円だったこともあり、料金は490円に設定しているチャンネルが多い。
 配信者側にとっては貴重な固定収入源となり、リスナー側にとっても特典を受けたり配信者への継続的な支援が可能となることから、条件が整えばメンバーシップを開設するVTuberは多い。ただし、裏を返せばメンバーは「常連さん」の可視化でもあり、チャット欄にメンバーが多くいることで内輪っぽいイメージがついたり、初見やメンバー未加入者がコメントしにくい環境にもつながりかねないデメリットも少なからずあることから、メンバーシップを開設しないVTuberもいる。
 さなちゃんねるもメンバーシップを開設していないチャンネルの一つ。名取はその理由としてpixivFANBOXで十分支援を受けられていることなどを挙げている。にもかかわらず、「メン限で作業配信をやれ」「歌枠はメン限」「メン限のASMR最高だった」などの幻覚を見るリスナーが後を絶たないが、あくまでメンバーシップが存在しないことを前提としたネタであるので真に受けてはいけない。

や行

YouTube

 アメリカに本社を置くGoogleの子会社かつオンライン動画共有プラットフォームであり、名取を含むバーチャルYouTuberの主な活動場所。肉人類もバーチャル人類もYouTuberを名乗る者ならば常にご機嫌を窺って生きていかなければならないため『YouTube様』などと呼ぶ者もいる一方、BAN基準が(主にえっちな方面で)厳しめな所から童貞扱いする命知らずもいる。

ら行

リスナー

 ライブ配信の閲覧者の総称。特にライブ配信を活動主体とするVTuber間ではファンネームと同義であり、各々の配信視聴者に名前を付けて呼び合う文化がある。さなちゃんねるにおける「せんせえ」「さなちゃんねるリスナー」というのもその一つと言えるだろう。
 なお和製英語であるため海外では通じない。

わ行


このページへのコメント

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  • スーパーサンクスに関する記述が『アーカイブ』と『スーパーチャット』両方にあるのでまとめるか独立させるかする方がいいのではないでしょうか -- 2022-05-01 (日) 13:01:49
    • 「アーカイブ」項内の記述を暫定的にコメントアウトしました。 -- 管理者 2022-05-02 (月) 21:31:25
  • 「オフライン」の項なのですが、"対義語は『オフライン』。"となっている部分が正しくは「オンライン」だと思います、細かいですが一応 -- 2022-05-05 (木) 19:38:27

*1 200円未満だと文字を入れることができず、500円未満だとチャット欄上部に表示されない
*2 iPhoneアプリではなくSafariやChromeのブラウザのPCモードでYouTubeをみてスパチャを投げれば手数料を取られないなど抜け道は存在する。特に近年の円安による値上げでバカにならない金額になったりすることもあるので注意。
*3 むしろYouTubeの方が後発であるが。
*4 COOは「クリエイティブおじさん堕とし」の略(出典:さな本 ~名取さなみえみえカルテ~及び名取さな 公式同人誌 薄そうで薄くない本