宇宙船設計マニュアル

Last-modified: 2023-11-15 (水) 16:16:16

(簡易説明を記載、いずれ加筆)




宇宙船に必要なもの

宇宙船が飛行するには下記のものが必要です。

  • フレーム
  • 電源(発電機またはバッテリー)
  • 冷却装置(ヒートシンク、ラジエータ)
  • スラスター
  • 推進剤(プロペラントタンク)
  • データネットワーク(ケーブル)
  • 配管(パイプネットワーク)
  • 制御系(レバーやボタン)


次のものは任意で搭載します。

  • リソースブリッジ
  • 鉱石カーゴクレート等のインベントリ
  • トーイングビーム、トラクタービーム等のユーティリティツール
  • マイニングレーザー、鉱石コレクター等のマイニングツール
  • レンジファインダー
  • YOLOLチップ
  • ナビゲーションレシーバー
  • カーゴロックビーム、カーゴロックフレーム
  • 武器


フレーム

推進力を宇宙船のメインの構造体に伝えるため、フレームを構成する必要があります。
特に推進用のメインスラスターと船体を繋いでいるフレームは、大きな負担がかかるため頑丈な構造にする必要があります。

  • フレームに使うBeam(梁)は溶接ツールで相互に接続する必要があります。
  • Beam(梁)は2本以上で接続されていないと構造的に脆弱になります。


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電源

宇宙船に搭載された装置には電力が必要です。ジェネレータまたはバッテリーで電力を供給できます。
ジェネレータはモジュール式で大小様々な形状で構築できます。
ジェネレータを構築するには少なくとも1つ以上のFuel Rod、1つ以上のFuel Chamber、1つ以上のGeneratorが必要になります。
バッテリーは必須ではありませんが、安定した電力供給のためにBatteryを1つ以上搭載します。

  • ジェネレータやバッテリーは宇宙船にボルトで固定する必要があります。
  • Fuel ChamberとGeneratorは搭載されたソケット同士で接続されている必要があります。
  • 排熱のために必ず冷却装置が必要です。


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冷却装置

ジェネレータや武器から発生する熱は冷却装置で冷やす必要があります。
熱が蓄積されると装置はオーバーヒートして機能を停止します。

  • Heatsink
    ジェネレータや武器から熱を取り出して貯蔵しておける装置です。Heatsinkが無ければ装置は自身の熱を僅かしか放出・発散することができません。
    Heatsinkには取り出した熱を冷却する能力が僅かしかありません。冷却には別途RadiatorかCoolant Cellを使用する必要があります。
    HeatsinkはGenerator、Fuel Chamberのソケットにボルトで直接接続するか、配管(パイプネットワーク)で熱を発生する装置と接続する必要があります。
  • Radiator
    ヒートシンクから熱を受け取り、冷却して発散させる装置です。
    Radiator ExtensionとRadiator Baseの2種類が存在します。
    厳密は冷却液を作り出す装置になっており、冷却液さえあれば装置の熱を冷やすことができます。
  • Coolant Cell
    Radiatorで作り出した冷却液を貯蔵できる装置です。
    Radiatorと同じく冷却する能力がありますが、この装置単体では冷却液を補充する能力がありません。
    Radiatorの冷却能力を超えて瞬間的に大量の熱を発生する装置がある場合に、冷却液のバッファとして使用されます。



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スラスター

宇宙船が飛行するにはスラスターが必要になります。
スラスターはメインスラスター、マニューバスラスターの2種類に分けられます。
すべてのスラスターはハードポイントと接続して、宇宙船のフレームにボルトで固定する必要があります。

  • メインスラスター
    • Triangle Thruster
      Triangle Thrusterを他のスラスターと比べた時の最大の違いは、スタックできることです。ハードポイントとの接続が必要なTriangle Thrusterは 1 つだけで、相互に接続されたTriangle Thrustergaがすべて作動する様になります。1つしかハードポイントで接続しないことによるデメリットはありません。
      スタックしたTriangle Thrusterは、接続された全てのスラスターが同じフィールド名を持つことで、1つの大きなスラスターとしてMain Flight Computer(MFC)とリンクできます。

    • Box Thruster
      Triangle Thrusterと異なり相互接続してスタックすることができません。
      そのためBox Thruster1つに対して、1つのハードポイントでの接続が必要です。
      相互接続できない代わりに、Triangle Thrusterと比較して単体の性能が高くなっています。

    • Plasma Thruster
      Plasma Thrsuterは、スラスターの中でも最大の推力とコストを誇るスラスターです。
      部品は独自にモジュール化されており、追加のリングを配置して総推力を増やすことができます。強力ではありますが、ウォームアップを必要としているため起動まで時間がかかり、緊急での始動には向いていません。アイドリング中でも大きな電力供給を必要とします。

  • マニューバスラスター
    • Maneuver Thruster
      他のスラスターより省スペースで、船を回転させるのに十分な程度の推力があります。
      推進用のスラスターとして使用した場合は、他のスラスターと比べて燃料消費が最低となっています。

メインスラスターは主に船の推進力を構成します。
マニューバスラスターはピッチ、ロール、ヨー操作を受けて、宇宙船を回転させるために使用します。
メインスラスターとマニューバスラスターの役割は限定されていません。メインスラスターを船の回転に使用したり、マニューバスラスターをメインの推進力として使用することもできます。

スラスターの向きや位置は船の操作に大きく影響します。たとえば、船に前向きのスラスターがない場合、船は後退することができません。
宇宙船にスラスターを配置するときは、質量も重要な要素になります。船に配置したBeam、Plate、装置には質量があります。船が大きくなればなるほど、より多くの推力が必要になります。
スラスターを作動させるには、電力と推進剤が必要です。スラスターは電力よりも推進剤を多く消費します。


推進剤

スラスターは作動するために推進剤(プロペラント)を必要としています。
推進剤はPropellant Tankで供給することができます。

  • Propellant Tankには、Small、Midium、Large の3つのサイズがあります。
  • Propellant Tankを配置する際は、Tank Supportを介してパイプと接続する必要があります。
  • Propellant Tankは宇宙船にボルトで固定する必要があります。

データネットワーク

宇宙船には、すべての装置にデータを転送するためのケーブルで構築されたデータネットワークが必要です。
ケーブルは電力を供給するためにも使用します。

  • 電力用とデータ用のケーブルを分ける必要はありません
  • ケーブルはどんな電圧にも耐えるため耐久性を気にする必要はありません

ケーブルツールを使用して、すべての装置を同じネットワークに接続します。
スラスター、ドア、Main Flight Computer(MFC)、Flight Control Unit(FCU)、レバー、ランプ、ボタンなど、すべての装置がネットワークに接続されていることを確認してください。

  • Duct
    • Ductはケーブルとパイプの機能を併せ持っています。データネットワークとパイプネットワーク用に1つDuctを用いても問題なく繋ぐことができます。


配管(パイプネットワーク)

宇宙船には、Propellant Tankからすべてのスラスターに推進剤を供給するためのパイプネットワークが必要です。

パイプツールを使用して、すべてのPropellant Tankとスラスターをハードポイントを介して接続します。
パイプネットワークから推進剤の情報を取得するには、Propellant Tankもデータネットワークに接続されている必要があります。1 つのPropellant Tank Supportをデータネットワークに接続すると、パイプネットワーク内の推進剤の総量を表示できます。

  • Duct
    • Ductはケーブルとパイプの機能を併せ持っています。データネットワークとパイプネットワーク用に1つDuctを用いても問題なく繋ぐことができます。

パイプネットワークでは下記のものを供給することができます。

  • 推進剤
  • 冷却液
  • 鉱石や合金


制御系

宇宙船のスラスターはパイロットシートから、レバー、ボタンを操作、もしくはプログラミングされたYOLOLチップによって制御されます。
フライトコントロールユニット (FCU)、メインフライトコンピューター (MFC)は各スラスターに命令を伝える役目を持っています。
次の項目で、フライトコントロールユニット (FCU) とメインフライトコンピューター (MFC) の詳細について解説します。



Flight Control Unit (FCU)

フライトコントロールユニット(FCU)は、制御装置 (レバーとボタン、YOLOLチップ) から値を取得し、集積した情報をメインフライトコンピューター(MFC)に送信します。メインフライトコンピューターは受け取った情報を処理して各スラスターに命令を送信します。
FCUの部品の上面には矢印が付いており、矢印の向きが船の進行方向になります。ShipDesigner画面上の向きは船の進行方向には一切関係ありません。
1つのメインフライトコンピュータに複数のFCUを接続することもできます。
現在、Basic、Advanced、Premium の3種類のFCUが実装されています。各モデルにはそれぞれ使用できる宇宙船の動作に違いがあります。


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  • Basic
    • FcuMfcIO (MFC接続用)
    • FcuInputRange(入力できる値範囲)
    • FcuGeneralMultiplier (すべての入力操作に倍率を掛けます)
    • FcuForward (前進する、他の回転運動と組合せできます)
    • FcuBackward (後退する、他の回転運動と組合せできます)
    • FcuRotationalPitch (その場で、ピッチ軸方向に回転)
    • FcuRotationalYaw (その場で、ヨー軸方向に回転)
    • FcuRotationalRoll (その場で、ロール軸方向に回転)

  • Advanced(Basicの動きに追加で):
    • FcuUpDown (船を真上または真下に平行移動)
    • FcuRightLeft (船を右または左に平行移動)

  • Premium(Advancedの動きに追加で):
    • FcuFwdBwdPitch (前後移動に組合せてピッチ軸方向に回転)
    • FcuFwdBwdYaw (前後移動に組合せてヨー軸方向に回転)
    • FcuFwdBwdRoll (前後移動に組合せてロール軸方向に回転)

Main Flight Computer (MFC)

メインフライトコンピュータ(MFC)は、フライトコントロールユニット(FCU)およびスラスターと同じデータネットワークに設置される必要があります。MFC と FCU は、対応する値フィールド名が一致している必要があります。
MFC はフライトコントロールユニットから入力を取得し、このデータを処理して各スラスターに命令を送信してスラスターに動作させます。例えば、パイロットがピッチ用レバーを操作すると、FCU はレバーの値情報を受け取り、それをリンクしたメインフライトコンピューターに送信します。次に MFC は、船をピッチ方向に回転させるために、船に搭載されたスラスターから適切なものを自動的に選択して動作させます。
各スラスターは対応するフィールド名が一致した MFC によって制御されます。1つの船に複数の MFC を設置することも可能です。


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レバー

フライトコントロールユニット (FCU) は、レバーやボタン、YOLOLチップなどの制御デバイスから入力を取得します。レバーで FCU を動作させるには、FCU のフィールド名とレバーのフィールド名を一致させます。


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船の条件

電源(batteryかGenerator)とハードポイント、スラスター、Beamが接続されていると
船として判定されるのでShipDesignerで建造可能になる。