スペースシップデザイナー (Spaceship Designer)

Last-modified: 2024-01-17 (水) 15:08:38

(工事中)
このページはSpaceship Designerの操作マニュアルです。


Spaceship Designerでは船の設計と、設計図から船の製造を行えます。
Space Ship Creator (略称SSC)とも呼ばれています。

Spaceship Designer (SSC)は下記の2種類の入り方があります。

  • Originの施設「Ship Design Workshop」の向かって左端のターミナルで、「Spaceship Designer」をクリック
  • 自分のステーション又は、キャピタルシップに設置できる「HANGAR HALL SHIP TERMINAL」にて、「OPEN SSC」ボタンをクリックして実行できます。

部品の使い方などは、【デバイス一覧】、【宇宙船用武器一覧】にて、確認するようにして下さい。


各画面の説明

トップバー

Topbar.jpg


File

設計図の新規作成、設計図のセーブ&ロード、船の建造ができます。


Selection

シーン上の部品をカテゴリ別に選択/非選択ができます。


Settings

スペースシップデザイナーの設定項目を表示します。
設定画面は「ESC」キーで閉じられます。


Camera

スペースシップデザイナー上でのカメラ操作の感度を調整できます。


Building Budget

Building_Budget.jpg

設計中の船の建築予算を表示します。
項目別に制限値が設定されています。
例えばボルトは31,000本までしか打てません。
この制限はスペースシップデザイナー上だけではなく、ゲーム全体で同じ制限が掛かります。

内容は下記のとおりです。

項目制限値説明
Cost(金額)建設するために支払う金額です
Funds所持金を表示しています
Bolts31,000ボルトの本数の制限です
Cables,Pipes & Ducts10,000ケーブル、パイプ、ダクトの総量の制限です
Lamps(ライト)30ライト(光源)の数の制限です
Transponders1トランスポンダは1つのみ搭載できます
Warheads20魚雷やロケットの弾頭の数の制限です
Weaponry120MountedWeaponの搭載数の制限です。
Barrelパーツ1つ毎に+4されますので、30門まで搭載できます
Main Flight Computers5MFCの搭載数の制限です
Objects15,000すべての部品の数の制限です
Voxel volume2,000,000,000船の容積の制限です。薄いプレートを使えば巨大な船を構築できます。
SpaceShipDesignerのエリアより大きなものは建造できませんが、
デザイナーの外ではエリア制限はありませんので更に大きな船が作れます
Max cargo volume2,000,000,000船に搭載できる貨物の容積の値です。
Material Crateに積載する鉱石はこれに含まれません。
関係するのはCargoLockBeam、CargoLockFrameで固定できる荷物になります
Decal coverage600使用できるデカールの総数です


Material Cost

Material_Cost.jpg

設計中の船を建造するのに必要な材料と費用を表示します。
項目の日本語訳は下記のとおりです。

Required
必要な素材の量
Available
所持している素材の量
Missing
不足している素材の量


Virtual mass

Virtual_mass.jpg

「Material Crate S」などの、アイテムを収納できる部品に対して、仮想の中身を入れて重くします。
貨物を載せた場合に、船が負荷に耐えられるかどうかを調べられます。


Thruster Field Name Tool

Thruster_field_name_Tool.jpg

メインフライトコンピュータとスラスターをリンクして使える様にします。自動でスラスターのYOLOLフィールド名を変更するツールです。あくまで自動で行うツールなので、自分でYOLOLフィ―ルド名を設定する場合は使わなくても良いです。
基本的には「Manual」にチェックし、「Name all Device Fields」をクリックすれば、船のスラスターをすべて設定してくれます。
スラスターのフィールド名が50個を超える場合は、手動で設定する必要があります。


Create

Module_Create.jpg

選択した部品をモジュール化します。


Attach

Module_Attach.jpg

選択した部品を既存のモジュールに追加できます。
クリックすると「M+」マークが表示されるので、追加したいモジュールの緑丸アイコンをクリックすれば部品を追加できます。


Detach

Module_Detach.jpg

選択した部品をモジュールから削除できます。


Save Module

Module_Save.jpg

モジュールを選択している時だけ表示されます。
モジュールをセーブして保存できます。モジュールには自由に名前を付けられます。
この画面からフォルダ分けして、モジュールを整理することができます。


Visualization Tools

チェックすることで船の重心を表示したり、スラスターの噴射炎の範囲を表示するツールです。


Show Detached Objects

Show_Detached_Objects.jpg

船と接続されていない部品を赤く強調表示します。


Transform Tool Autosnap

オンの時はオートで部品がスナップします。
ショートカット「Shift + C」キーでオフにできます。
このゲームの部品は、スナップしていなくてもボルトで接続できるので、自由自在に造形することができます。



※オートスナップで稀に数mm程度スナップ位置がずれる不具合があります
 発生すると寸法は合っている筈なのに部品がはまらない事が起きます


シーン (Scene)

シーンは、トップバーの下の船を設計できる領域です。


UIウインドウ

各ウインドウはマウスで移動したり、大きさを調整・変更できます。
Alt キーの同時押しで、画面端やウインドウを隣り合わせにスナップできます。ウインドウ同士を結合して、タブを形成することもできます。


アセットブラウザ (Asset Browser)

設計に使用できる部品と、プリセットと自分で作ったモジュールが表示されます。
必要なものをクリックしてシーンに配置できます。
部品のカテゴリは予め設定されており変更できません。
表示方法は右クリックで、アイコンの大きさと詳細表示を選べます。
各カテゴリの南京錠マークでカテゴリ別に編集禁止したり、目のマークで表示/非表示を変更できます。
南京錠・目のマークはAltキーの同時押しでクリックすることで一括禁止、非表示ができます。


ツールボックス (Toolbox)

部品の移動や、ボルト打込み、溶接を行うためのツールが並べてあります。


マルチユーザーアンドゥシステム (Multi User Undo System)

デザイナー上での操作履歴を保存しています。
この履歴システムは、グループメンバーとのマルチプレイでの設計に対応しています。
履歴を右クリック→「Undo」で、自動でその履歴までデザイナーの操作状況を戻せます。
フィルタを使用して、プレイヤー別に履歴を表示することもできます。
巨大な船を設計すると、戻るのが非常に遅いですが仕様です。


ツールオプション (Tool Options)


シーンビュー (Scene view)

シーン上に配置された部品を自動で表示しています。
どんな部品が設置されているか探すのに使うかもしれません。
基本的にモジュールを基準にソートされます。


プロパティ (Properties)

選択部品の詳細を表示してくれます。
YOLOLフィールドの設定もここで行います。


各ツールの説明

移動ツール (Move tool)

Move_Tool.jpg

ショートカット「1」キー

Tool Optionsウインドウで数値を直接入力できます。

回転ツール (Rotate tool)

Rotate_Tool.jpg

ショートカット「2」キー

Tool Optionsウインドウで数値を直接入力できます。
反応しないこともありますが、0.01度位まで入力できます。

選択ツール (Select tool)

Select_Tool.jpg

ショートカット「3」キー
クリックして部品を選択する以外にも、範囲選択ができます。


ボルトツール (Bolt tool)

Bolt_Tool.jpg
ショートカット「4」キー


ケーブルとパイプ (Cables and Pipes tool)

Cables_and_Pipes_Tool.jpg
ショートカット「5」キー

ケーブルとパイプを設置/削除できるモードです。
細かく削除したい場合は、Select Toolで直接パイプ/ケーブルを選択して削除します。
Tool Optionsウインドウで、ケーブル/パイプの切替ができます。
ケーブルとパイプは他の部品を貫通しても問題なく動作します。

耐久性ツール (Durability tool)

Durability_Tool.jpg
ショートカット「6」キー

耐久性を表示させた部品が船の条件を満たしていない場合は、「No Ship Frame」と表示されます。
船の条件はスラスター、フレームが接続されており、電力が供給されていることが必要です。

スナップツール (Snap tool)

Snap_Tool.jpg
ショートカット「7」キー

スナップポイントを選択して、任意の場所に部品を設置することができます。
このゲームのスナップの仕様は、とんでもなく使いにくいので、任意の場所にスナップできるこのツールは必需品です。
スナップポイントは各部品にあらかじめ設定されています。
丁度良いスナップポイントが無い時は、12x24cmプレート等の小さい部品を設置して、自分でスナップポイントを作り出して調整します。

[使い方]
スナップしたい部品を選択 
 → 選択した部品にカーソルを乗せると、スナップポイントが表示されるのでクリックする
  → スナップ対象の部品に、カーソルを乗せると、スナップポイントが表示されるのでクリックする

[上手くスナップできないときは?]
どこかに干渉している部品があります。
先にプレートとビームがボルトでつながっており、後からダクトを配置しようとしてボルトが干渉して
置けないことは頻繁にあります。


オートボルトツール (Autobolt Tool)

Autobolt_Tool.jpg

ショートカット「9」キー

ソケットツール (Socket Tool)

Socket_Tool.jpg

ショートカット「8」キー

ソケットはPlateやBeamを貫通してケーブルを敷設するのに使用します。
設置時にソケットx2と接続済みのケーブルを敷設します。
ソケットは非常に有用な機能を持っています。詳細はコチラ


ペイントツール (Paint Tool)

Paint_Tool.jpg

ショートカットなし


マテリアルツール (Material Tool)

Material_Tool.jpg

ショートカットなし

Beam、Plate、Decorative Platesの素材を変更できます。
各素材の性能についてはコチラ?です。

溶接ツール (Welding Tool)

Welding_Tool.jpg

ショートカットなし

ビーム(Beam)の溶接したり、溶接ブロック(Welding Block)を設置できます。
溶接の解除もできます。
溶接ブロックは、ほとんどの部品を接続できます。ただし重量があるので、ボルト留めの方が軽くなります。


デカールツール (Decal Tool)

Decal_Tool.jpg

ショートカット「G」キー

デカールはAsset Browserから選択して貼れます。
Decal Toolではデカールの選択や、Tool Optionsウインドウで大きさや回転を変更できます。
デカールを選択した状態で「1」や「2」キーを押すと、1度貼り付けたデカールを、移動・回転できるようになります。


テストフライトモードについて

F5キーか、トップバーのアイコンでテスト飛行ができます。

※テストフライトモード上でインベントリの中身を使用すると、実際に消費されるので注意。
 例えば銃を撃つと弾がなくなるし、ボルトツールのマガジンも消費される。


ショートカットキー


TIPS

その他の設計に役立つ事項を記載します。


オートボルトは万能ではない

オートボルトツールは自動でボルトを打ち込んでくれますが、打ち込む位置や本数がかなり適当です。
最低限外れないだけマシなレベルと思っておきましょう。
耐久性の低い部品に対してボルトを打ち込む事があるので、逆にDurability Errorを発生させる原因になったりします。
(ボルトは打ち込む場所によって長さが可変する)

また、そもそも既定の位置に部品がないとボルトを打ってくれないので、全然留めてくれなかったりします。
変わった部品の取り付け方をする場合は、自分で打ち込む必要あります。

オートボルトを使用することで、過剰にボルトを打ち込む場合もあります。
特にGenerator、Fuel Chamber、Heatsink、Material Crate Sで、オートボルトを使用した時です。
これらの部品は既定のボルト位置が多すぎるので、大量に設置するとBuilding Budgetのボルト本数制限をいともたやすく超過します。
別に既定のボルト位置でなくても、自分で考えた位置でボルト打ち込んでも何も問題ありません。
(このゲームの部品は、ボルトをどこに打ち込もうが正常に動作するため)
手動でボルトを打ち込んだり、オートボルトを使用した後に、余剰なボルトを一つ一つ削除することも検討しましょう。

ボルトの打ち方ひとつで耐久性はかなり変化するので、特に戦闘機を作る場合は、
自分でボルト打込んだ方が耐久性の向上や、BuildingBudgetの上限を見極める意味でも良くなります。
ちなみにボルトはたくさん打てば打つ程、耐久性が上がります。

大量に打ち込んでもDurability Errorが発生する場合は、部品に対して均等にボルトが打てていないか、打ち込んだ部品の構造耐久性が足りない時です。
その様な場合は、部品を支えるための土台(Beam)を増やすか、構造耐久性の高い素材に変えましょう。素材の構造耐久性を調べるときはコチラ?です。
ボルトをやめて、溶接ツール内のWelding Blockでの固定を検討するのも手です。

左右対称機能は無い

左右対称に部品を自動設置したり、左右反転コピーしてくれる機能はありません。
自分で左右分を作成する必要があります。非常に面倒です。


ソケットの使い方

付近のTextPanelや、スイッチに通電する機能があります。
この部品自体には重なり判定が無いので、どこにでも埋め込めます。
下の画像では「Control Table」に埋め込んでケーブルを接続しています。この方法で「Control Table」の全体が通電しています。

Socket_sample_01.jpg

「Control Table」でなくても、直接「Hybrid Button」等に貼り付けても通電します。