スマブラ個人小説/アイリスの小説/シリアス選択式ノベル 聖夜の宅配便 セチアパート その13

Last-modified: 2010-03-03 (水) 17:08:15









『なんだよお前は!!煩いんだよ!!
どう思おうが僕らの勝手だろう!!』








何が煩いよ、何が勝手よ。
なんでそんな事をするのか聞いただけなのに。








そんなことを私が思っていた・・・








そのとき・・・












目の前に拳銃があった。












「・・・え?」












「セチアさん!!!」












リンクさんが叫ぶ声・・・。








ああ、このまま死んじゃうのかな・・・?








まだ仕事も果たせてないのに。








目をつぶった・・・。
















バン!!
















音が、聞こえた。
















・・・ん?あれ?
















・・・撃たれてない?








いったいどうして?








「間にあったみたいだね。」








そういって私の目の前に現れたのは、リンクさんでも、ロイさんでも、アイクさんでもない、青い髪をした男の人だった。
この人が、私を銃弾から守ってくれたの?








「・・・え?・・・あなたが私を助けてくれたんですか・・・?」








「そうだよ。無事かい?」








「は、はい・・・。」








少しどぎまぎしながらだけど、答えた。








「・・・やっときましたか、マルス。」








「マルス?」








マルス・・・どっかで聞いたような・・・。








・・・あ!そういえば、さっきロイさんが衣服売り場にマルスさんがいるって・・・。
・・・とりあえずお礼を言わなきゃ。








「あ、ありがとうございます。
私、セチアっていいます。」








「僕はマルス。よろしく。」








・・・ところで・・・。








「あの~・・・さっきまで大暴れしていた人たちは・・・?」








「お縄頂戴になっているぞ。」








ロイさんが言った言葉に少し安心。
やっぱりああいう人たちは怖いよ・・・。
















・・・あ!プレゼント!
















「皆さん、見ず知らずの私を助けてくれて、ありがとうございました。
これ、お礼です。」
















「おおっ!いいのか、3つも!」
















「肉はないのか、肉は。」
















「ありがとうございます、セチアさん。」
















「じゃあ、私はもうこれで・・・。」
















「もういってしまうのかい?」
















「ええ、でも、あなた達と一緒に入れて楽しかったです。ありがとうございました!」
















「さようなら!セチア!
































いや・・・
































サンタクロース!!
















ああ・・・これでいいの・・・。
とっても、楽しかったよ。




彼らは、満足そうに自分のすみかへ帰って行った