ふぁ・・・すごい・・・。
針葉樹がびっしりと並んでいる・・・。
でも・・・このまま進んでも大丈夫なのかな?
もう進んでからだいぶ時間もたつと思うんだけど・・・。
出口が全然見えないや。
どうしようかな・・・。
「お~い、君、こんなところに何の用?」
ひゃん!・・・びっくりした~。
狐みたいな人・・・。誰かな?
「あなたは一体?」
「俺はフォックス。俺が住んでいるところから街まで、この森を通るのが1番の近道なんだ。君は?」
「私はセチアっていいます。」
フォックスさんか・・・。
ここが街までの近道なら、フォックスさんは絶対にこのあたりのことを知っているはず・・・。
教えてもらおう。
「あの、フォックスさん、私、ここに来たばっかりで、ここのことを全然知らないんです。もしよかったら教えてください。」
「そういうことならいいよ。じゃ、まずは街へ行こう。」
フォックスさんっていい人みたいね。
じゃあ、行きましょう。
フォックスと街へ向かう