スマブラ個人小説/ノルの小説/巡る四季編 花粉症の季節はみんな不審者に見える

Last-modified: 2012-07-09 (月) 23:27:00

 作者の学校ではこの季節になると、周りの友達が箱ティッシュとお友だちなのが恒例行事みたいです。

プロローグ

 草花の萌える春・・・小鳥はさえずり、小川は流れる・・・。そして新たな出会いの季節・・・。
 そう。花粉とのバッドコンタクト。そんな訳でスマブラ学園の生徒の半分は今年も花粉症に悩まされていました。しかし、ここの校庭にはスギ・ヒノキは植わっていません。
ピット「ずずっ・・・。うぅ、この辺りには花粉のもとになるような樹なんてないのに・・・ぶえっぐしゅ!」
マルス「ホント・・・。くしゅん!」
アイク「二人とも大変そうだな・・・。」
マルス「アイクは平気なの?」
ロイ「バカは病気にならないって、てっきり迷信かと。」
アイク「俺はお前を殺る権利があるよな?」
リンク「あ、四人とも、マスハン先生が人外組中等部に集まってほしいんだって。」
ちなみに、花粉症って人間以外もかかるそうですよ。ただの豆知識ですが、これ、伏線です♪

花粉症って生活環境によるんだってさ

アイク「で?あの手袋が何の用だって?」
ピット「・・・アイクって何か大切なモノが抜け落ちてるよね。」
マルス「それは・・・幼い頃、冷たい爪で抉られた心の隙間・・・。」
ロイ「少年は自分を守るため心を閉ざした・・・。」
アイク「違う。」
リンク「シリアスだとこの話5行ともたないんだけど。」
作者の力不足が露呈してマスね。
まあ、しゃべっている間に着きました。
リンク「失礼します・・・ってええええええ!?」
教室の中は黄色い粉で呼吸困難。これ、もちろん花粉です。
マスハン「よく来たな!キラッ☆」
アイク「キラッ☆とか言ってる場合ならアイツの怪しいパワーでこの状況を何とか出来ると思うぞ。」
ロイ「むしろ出来ないから呼んだんだろ。なぁ、マル・・・」
マルス「何だか眠いよパト○ッシュ・・・。」
ロイ「Σ( ° д ° )」
アイク「これはもうダメだな。」
リンク「ダメなの!?」
ピット「目がぁぁ・・・!」
ロイ「誰か救急車ぁっ!」
超高濃度の花粉に二人の意識はお空へ向かっています。アレルギーを甘く見ちゃいけません。
とりあえず二人を医務室送りにして、残りの三人はマスハン先生の話を聞きます。
マスハン「問題はあの子なんだよ・・・。」
指差す先にはご存じフシギソウ。スキップしながら教室をうろついていますが、その目は完全にイッちゃってます。よい子は見ちゃいけません。そして彼(?)が跳ねる度、頭のつぼみから溢れ出す金色の粉。まあ、砂金?いいえ花粉です。
アイク「アイツを止めればいいんだな。」
アイク君、腰から取り出したのは?
てってれ~♪除草剤~♪
ロイ&リンク「却下。」
アイク「?」
ロイ「動きだけじゃなく息の根まで止める気かよ。」
リンク「危ない人だ・・・。」
マスハン「とりあえず、重病人の搬送を頼みます。」
よく見ると意識がブラックアウトしている生徒がちらほらいます。というより無事な生徒はさっさと避難しはじめています。とりあえず、支給されたマスクをつけて作業。すぐ教室は狂ったフシギソウのみに。
アイク「さて・・・どうやって捕獲するか。」
ロイ「気絶させるとか?」
リンク「ここは実力行使だよ。」
アイク「だな。」
ロイ「行け!アイク!」
アイク「天・空!」
ざくしゅっ。今、ロイが斬られました。
ロイ「早くも仲間割れか・・・ッ!ゴフッ」
リンク「自爆に等しい。」
アイク「異議なし。」
仕方なくここは平和的にプリンの「うたう」が記録してあるテープを流して眠らせました。
アイク「後は花粉の始末のみか・・・。」
リンク「燃やしてみる?」
ロイ「ガソリン撒くか!」
アイク「火事が起こる。」
マスハン「一旦、加湿器を動かしてみますよ。」
すると、花粉はキレイに下に落ちました。そしてこれを掃除機やホウキetcetc...で掃除します。が、リンクは気づいてしまいました。
リンク「あの・・・先生、僕達を呼んだ意味は・・・?」
マスハン「・・・。さて!無事に済みましたね♪」
ロイ「流した!」
アイク「見事なスルーだ。」
まあ、これで花粉騒動はひとまず落ち着きました。

エピローグ

・・・しかしそれと入れ替わりにものすごく強い春一番の風に乗り、真打ちスギ・ヒノキ花粉がやって来たのでした。めでたしめでたし♪