移動と操縦をしてみよう!
『Easy Start 1』のワールドが作成されたところで、まずは様々な移動方法を把握してみましょう。
普通のFPSやTPSなら「WASDキーで移動です」で終わりですが、ここは宇宙空間。一筋縄ではいきませんよ!
歩いてみよう!
初期状態の宇宙ステーションにはGravity Generator(グラヴィティ・ジェネレーター)、重力発生装置が設置されていますので地上と同じように歩行することが可能です。
重力下での操作は普通のFPSと大体同じです。
Wで前進、Aで左平行移動、Sで後退、Dで右平行移動。マウスを振ることで視点の変更ができます。
スペースキーでジャンプ、Cキーでしゃがみ(CrouchのC)、またShiftキーを押しながら前進することで走ることもできます。
ある程度ゲームに慣れている方はこの時点でキー配置を変更しようとしているかと思いますが注意点があります。
しゃがみはCtrlキーに割り当てられているゲームが多いかと思いますが、このゲームでは他にCtrlキーを使った操作があるためCtrlキーにしゃがみを割り当てる事はオススメできません。
またこのゲームではしゃがみとジャンプの出番は少ないのでわざわざCtrlキーに割り当てる意味もあまりないでしょう。
歩くときのカメラの揺れが気になる場合はオプションから揺れを無くすことができます。
Escキーを押してメニューを開き、『Options』→『Game』→『Disable Headbob』にチェックを入れることで完了です。
また操作のヒントは同じ画面にある『Show controls hints』のチェックを外すことで消すことができます。
他には『Video』→『Field of view』の値を大きくすると視野が広がり酔いにくくなるため3Dゲームが苦手な人におすすめです。
しかしFOVを値を大きくすると画面の端が歪むようになるため注意が必要です。
動き方がわかったところでさっそくステーションや宇宙船を探索しに行きたい所ですが、次のジェットパックの移動を把握していないと永遠の宇宙の旅に出発しかねないのでまずはジェットパックの操作を学びましょう。
ジェットパックで飛んでみよう!
通常の移動を確認したところでXキーを押してJetpack(ジェットパック)、姿勢制御用の装置を起動してみましょう。
ジェットパックを起動すると重力下でも問答無用で無重力の挙動になります。どこかに飛んで行ってしまうのでは、と不安に思われるかもしれませんが、現在はジェットパックが自動で身体を静止させてくれる設定になっているため、キーから指を離せば自然と止まるのでご安心下さい。
ジェットパック起動中もWASDで前後左右に動くという基本は変わりませんが、QキーとEキーで左右に側転し、スペースキーとCキーで上下の移動が可能になっています。また視点移動の制限も無くなり、上下左右関係なくどの方向でも向けるようになります。宇宙は広大ですね。
次はInertia Dampeners(イナーシャ・ダンペンナー)、慣性抑制装置の説明です。
前述の通り現在は自動で静止してくれる装置が有効になっていますが、これはZキーで有効・無効を切り替える事ができます。
Inertia Dampenersが無効になっている間はあなたの行動は全て慣性に支配されます。一旦前進すれば何かにぶつかってエネルギーを失うか、反対方向に加速するまで永遠にその速度で進み続けるということです。
基本的にはInertia Dampenersは有効にしておくのが良いですが、上手く使えば便利な物ですので覚えておきましょう。
ちなみにこの慣性抑制装置は優秀で、有効にすると最も効率よく減速することができます。急減速したいときはこれを有効にしてキーから手を離しましょう。
ジェットパックを使った移動については以上です。
縦横無尽に移動できるようになってちょっと気分も高揚する所ですが、例によってステーションから離れると永遠に帰ってこられなくなる可能性があるので程々のところで着地しましょう。
また、ここまででちょっと気分が悪くなってきた方は一旦休憩しましょう。
宇宙酔いは時間をおいてから襲ってきますよ!
TIPS:覚えておきたいキー操作
- Tabキー
- HUDの表示/非表示を切り替えます。Shift+TabでSteamオーバーレイを開いた拍子にHUDが非表示になったりしますが慌てずTabを押しましょう。
- Zキー
- 慣性抑制装置の有効/無効を切り替えます。勝手に移動してどうしようも無くなったらとりあえずZを押してみましょう。
- Xキー
- ジェットパックの有効/無効を切り替えます。これが有効になっていないと慣性抑制装置も利かないので注意しましょう。
- Escキー
- メニューを開きます。タイトル画面へ戻ったりセーブをしたり、各種設定を変更する事ができます。
宇宙船操縦の前に
生身での移動ができるようになったので今度は宇宙船の操縦をしたいところですね。
ですがその前に迷子にならないようにするため目印を設置してみましょう。
この画面にはよくお世話になります。
Gキーを押すとツールバーに登録できる装備品とブロックの一覧が表示されます。右下の方にBeacon(ビーコン)というものがあるので、これを下に表示されているツールバーの9番あたりにドラッグ&ドロップしてください。9番スロットにビーコンが登録されます。
登録が完了したらGキーかEscキーを押してメニューを閉じ、ステーションのどこかにビーコンを設置しましょう。
数字キーの9(テンキー不可)を押せばビーコンが選択され、左クリックすると照準を合わせている場所にビーコンが設置されます。
まばゆい光が明日を照らします。
これでこのビーコンの置かれた場所までの距離と方向が分かるようになりました。もういつ迷子になっても大丈夫ですね。
それではいよいよ宇宙船を動かしてみましょう!
小型の宇宙船を動かしてみよう!
ビーコンの位置と方向が表示されている所にも注目です。
ビーコンを設置したらステーションの端に2機、エンジンが回っている戦闘機があるのでこれに乗ってみましょう。
十分近づいてからコックピットに照準を合わせると黄色く選択マークが出ます、この状態でTキー(いわゆるインタラクトキー)を押すと搭乗する事ができます。
コックピット視点の画像。右下に宇宙船の情報が表示されています。
宇宙船の操作は生身の時とほぼ同じですが、宇宙船は人よりも重いので小回りは比較的利きません。また人間よりも重くて硬いのでぶつかると色々と破壊してしまう事があります。今回は隣の戦闘機にぶつけて破損させないように注意しましょう。
Inertia Dampeners、慣性抑制装置は宇宙船でもZキーで有効/無効の切り替えができます。上手く使うことで長距離の巡航も上手くこなせる様になるでしょう。将来的に"燃料"の要素が追加されれば重要な移動方法になるかと思われます。
外部視点の画像。カメラの方向を変えると周囲との距離が掴みやすくなります(後述)
なおVキーを押すことでコックピットと外部視点を切り替える事ができます。外部視点ではマウスホイールでズームイン・ズームアウトできます。
今更ですがこのカメラ切り替えは宇宙船に限らず生身でも行うことが可能です。
さあ自由に宇宙を飛び回ってみましょう。小惑星に衝突しないように注意しながらですよ!
移動しながら宇宙船の構造について勉強してみましょう。
宇宙船の基本
Vキーを押して外部視点に切り替えるとわかりやすいかと思いますが、移動に使われるのは各方向に付いているThruster(スラスター)、ロケットモーターです。
この戦闘機は後方に集中的にスラスターがついているため前方への加速が非常に速いですね。一方で前方スラスターはあまりないので停止は遅いです。このようにスラスターの配置は宇宙船の機動性に大きな影響を与えます。覚えておきましょう。
また、機体の回転を担当するのはGyroscope(ジャイロスコープ)、回転儀です。
無重力空間では推進力が無いと加速はできませんが方向転換だけは推進力が無くても可能なんですね。なのでスラスターが無くてもジャイロスコープさえあればヨー(首振り)・ピッチ(機首の上げ下げ)・ロール(側転)全ての回転が可能です。これがないとぐるぐる回り出して止まらなくなったりするので大切な部品です。
この戦闘機は少し回転する力が強いため、操縦している内にぐるぐる回ってしまう事があるかもしれません。これは軽量な機体に4つもジャイロスコープが設置されているため、回転する力が強いからなんですね。
このようにジャイロスコープは搭載するだけ回転する力が強くなります。重い機体であれば沢山のジャイロスコープが必要になるでしょう。
もっともピーキーな機体を乗りこなせるかはパイロットの腕次第です。腕に自信があるのなら通常の三倍ジャイロスコープを乗せてみるのもありかもしれません。
なお、ジャイロスコープの数などは宇宙船搭乗中に右下に出るHUDを見ることで確認することができます。
HUDに表示されている内容は以下の通りです。全て覚える必要はありませんが、覚えておくと宇宙船を建造するときに便利な項目がいくつかありますのでざっと見ていきましょう。
TIPS:宇宙船のHUDについて
- Spotlights ON
- 機体に搭載されているスポットライトが点灯していることを示しています。Lキーで切り替えが可能です。
- Mass
- 機体の質量です。大きいほど加速に必要なエネルギーが増えていきます。
- Speed
- 現在の速度です。2014年4月現在では104m/s辺りに速度制限が設けられています*1。
- Power Usage
- リアクターの出力の使用率です。100%を超えている時は電力不足で本来の性能を発揮できていません。
- Reactors
- リアクターの総出力です。この機体は32GW(ギガワット)あるようです。なお単位が下がるとMW(メガワット)となります。
- Thrusters
- 搭載されているスラスターの数です。多いほど機動性が高くエネルギー消費が激しくなります。
- Dampeners
- 慣性抑制装置が有効になっているかの表示です。OFFでは慣性のままに移動していきます。Zキーで有効/無効を切り替えます。
- Gyroscopes
- 搭載されているジャイロスコープの数です。この機体には4機搭載されているようです。
- Fuel Time
- 燃料切れまでの猶予時間です。しかしクリエイティブモードでは燃料の概念はありません。無制限に移動することが可能です。
- Landing gears
- 機体に設置されている降着装置の数です。着地に失敗するとここの数字が減ったりしますが、破損したという事です。
- (Landing gears) in proximity
- 固定可能な面に近づいている降着装置の数です。着地の際に重要な項目です。
さて頭もぐるぐる回り始めたところで小型船の説明はおしまいです。遠くに見える青い船まで移動してみましょう。
大体あっちの方です。
大型の宇宙船を探索しよう!
意外と小さいです
大型船に辿り着いたら開口部から中に入ってみましょう。
右側のインジケーターを見ると重力が存在してることが分かります。大型の宇宙船には重力発生装置を積むことができるのですね。
また中にはドアがあります。このように大型船には小型船と違って様々な機材やブロックを積むことができます。
サバイバルモードでこのチュートリアルを進めている場合、青の宇宙船が燃料切れに陥っている可能性があります。燃料切れの状態では重力発生装置やドアが作動しないため注意してください。
小さいので少し選択しづらいです。
ドアはコントロールパネルに照準を合わせてTキーを押すことで開閉が可能です。ドアを開けて奥の制御室へ向かいましょう。
小型船とは見た目が全く異なりますが同じコックピットです。
奥に向かうとこんな形のデバイスが見つかると思います。これが大型船のコックピットです。
これを選択してTキーを押すことでこの船を操縦することができますが、このままでは戦闘機が置き去りになってしまいますね。一旦外に出て戦闘機を収容してみましょう。
ぶつけないよう上手く入り込んで着船しましょう。
最初に入った地点はそこそこ広く、戦闘機を収容できそうです。一旦この場所へ戦闘機を入れてみましょう。
コックピット視点での着船は慣れがないと難しいですから、ここは外部視点に切り替えてしっかり確認しながら入っていきましょう。なお左Altキーを押しながら視点移動をすると機体の方向を変えずにカメラを移動させることができます(視点をリセットするにはVキーで視点を切り替える必要があります)
カメラを上手く使って中へ戦闘機を誘導していきましょう。
右側のHUDの表示が変わり、『in proximity(接近)』が『locked(固定)』になっています。もう動きません。
上手く中に入れられたらCキー(降下キー)をちょんちょんと押してLanding Gear(ランディング・ギア)、降着装置を床に付けてみましょう。
上手く近づけるとランディングギアが黄色く光り、右側のHUDのin Proximityの数字が増えるはずです。この状態でPキー(ParkingのP)を押すとランディングギアの色が緑に変わります。これはギアが磁力で船にくっついた事を示しています。こうなればもうスラスターを吹かそうが体当たりしようが動きません。これでこの子も一緒にステーションに帰れそうですね。
更にYキーを押すとエンジンの始動/停止を切り替える事ができます。このままだと戦闘機の慣性抑制装置が大型船の推力を打ち消そうとしてしまうのでエンジンごと切っておきましょう。
大型船を操縦してみよう!
よーそろー
さあ着船が終わったらコックピットに行って大型船を操縦してみましょう!
コックピットを選択してTキーを押すと自動的に外部視点に切り替わります。カメラが近い場合はマウスホイールでズームアウトしましょう。
大型船は乗り込むタイプのコックピットではないため、コックピット視点を選択できないのですね。
※アップデートでコックピット視点にも切り替えられる別種の大型船用コックピットが追加されました。
機動性は最悪ですがそこにロマンがあります。
準備ができたら移動してみましょう!小惑星に激突するかもしれないのでまずは周囲を確認してからですよ!この時も左Altキーを押しながらの視点移動は役に立ちます。
大型船はひたすら重たいので加速も回転も一苦労ですね。とりあえずは慎重に操縦してステーションまで戻りましょう。ですが気をつけて下さい、大型船は急には止まれません。あまり速度を出していてはステーションに直撃しかねませんよ!
大型船は重く硬いので衝突した際の破壊力は小型船の比ではありません。早々にお腹いっぱいになる機動性かもしれませんがあまり急いでは危険です。
操縦の難しい大型船を上手に操船してこそ一人前のエンジニアですよ!
ダイナミック大惨事。