第3ゲーム

Last-modified: 2025-07-20 (日) 17:42:15

3日目
今日もスピーカーから、朝を告げるお馴染みのクラシック音楽が流れ出した。
アナウンス「まもなく、3番目のゲームが始まります。プレイヤーの皆さんは起きて準備を始めてください。」
ノーマン「うーーおはよ~~…」
テディ「おはようノーマン!」
チャーリーもやってきた。
チャーリー「みんな寝れた??アタシ今日も腹減りすぎてダメだったわ」
ノーマン「僕も…あーお腹空いた~」
メグ「」
ノーマン「とりあえず僕、朝食貰ってくるね!」
テディ「うん!ありがと!」

朝食をたべおわった

アナウンス「まもなく、3番目のゲームが始まります。スタッフの指示に従い移動してください。」
ノーマン「来た!」
テディ「行こう!」

中に入ると、そこは異様なほどに真っ白な空間だった。
ノーマン「ここは…?」
階段を降りていくと広場があったが、それ以外には何の障害物もない。そんな中正面の扉だけは黄色をしていて目立っていた。
テディ「何この真っ白な部屋」
ノーマン「意外と狭い?なにするんだろう…」
みんながざわついている中、アナウンスが流れる。
アナウンス「3番目のゲームにようこそ。お待ちしていました。今回のゲームは団体戦です。皆さんには7名ずつのチームに分かれていただきます。制限時間は10分です。」
ノーマン「団体戦!?」
チャーリー「7人だって、どうする!?」
メグ「4人は俺らで決まりだな。あとの3人をどうするか…」
ノーマン「とりあえずパペット誘おう!あとはー…」
テディ「リュウとアロン!」
メグ「いいな、決まり」
そして3人を誘い、3人ともOKした

ベイビー「私達はどうする?」
カルマ「俺とベイビーとローラとボンボンで4人…あとの3人は…」
ボンボン「ラスターは?」
カルマ「らすたー??あーまあいいか…じゃラスターね。あと2人!」
ベイビー「あとシンディーも」
カルマ「あと一人!」
パッチ「あのー…」
カルマ「ん?」
突然声をかけられ振り向くとps店舗のパッチがいた。話したことは無いがお互いのことは知っている。
パッチ「俺も入ってもいいすか?あいつらとチームになるの嫌なんで…」
パッチが向こうの方を指差す。その先には、喧嘩しているps店舗のみんながいた。
どうやら方向性の違いで言い争っているようだ。 見るからにチームの空気は悪く、パッチが逃げ出してきたのも無理もない。
カルマは快く承諾した。
カルマ「もちろんいいぜ!」
パッチ「ありがとう!!」
ローラ「決まりね。誘ってきましょう」

フレディ「俺とルルとティナとオズと…あと3人」
プリン「はいはいはいはい!!!入りたい!!!」
そういいズカズカと入ってきたのは、かの有名な金組だった。
リルル「先輩!?」
トラップ「オレモイルヨ」
フレッド「いやぁ~フレディ君、僕らも入ってもいいかい?」
フレディ「あーはい(うるさい人達来たぁ~~まあ金組だし運持ってそうだしいいかぁ)」
リルル「じゃあ決まりですね!」

そしてシリア、エリック、レフティ、マオ、ヘレン、へルパー、ディーディでチームを組んだ

やがて制限時間の10分が過ぎ、タイマーが鳴る。
アナウンス「チーム分け終了です。」
スティーブ「え、なに 俺ら余ったんだけど」
キャシー「…」
JJ「…」
ゼノ「…」
アナウンス「余った4人はすでにチームが決まっている4つのチームどれかに入ってもらいます」
そしてスティーブが無印チームに、JJがトイチームに、キャシーがSLチーム、ゼノがロクスタチームに入った

メグ「なんで最初から8人チームにしなかったんだよ…」
リュウ「考えてなかったんだろ」
アナウンス「プレイヤーの皆さんは、ゲーム会場の入り口の前でチームごとに一列に並んでください。」
ノーマン「え?ここじゃなかったの!?」
テディ「ここはチームを作るだけの部屋だったのか…」

本当の会場
黄色い扉が開かれる。
みんなの前に現れたのは、まるで巨大倉庫のように広くて無機質な空間だった。壁は黒で塗りつぶされていて、正面には黄色い橋のような巨大な建造物が佇んでいる。
ノーマン「なにここ…」
テディ「すごい広いね」
チャーリー「ねえあれ何??」
正面の建造物を指さすチャーリー。その橋は、なぜか真ん中が途切れている。
ノーマン「え!?まさかあそこに行くの?」
チャーリー「ジャンプして向こう側の橋に飛べとか…??」
メグ「いやどーみても長すぎて届かないだろ…てか、なんか間に板みたいなのないか?」
テディ「飛ぶとしたらぶつかるね」
四角「みなさん、3番目のゲームへようこそ。今回のゲームは綱引きです。」
ノーマン「綱引き…!?」
会場がざわつき出す。みんな考えていることは同じだ。
チャーリー「まさか……あのタワーの上で綱引きをするとかじゃないよね…?」
ノーマン「さ、さすがにないって…!!」
しかし、そのまさかだった。
四角「あのタワーの上で綱引きをし、相手のチームを落下させれば勝ちとなります。」
ノーマン「え……」
テディ「ビンゴじゃん?(((^0^;)」
みんな一斉に顔があおざめた。
そんな中、エリックはふと違和感に気づいた。建造物の足場が見えないのだ。背伸びしても足場は見えず、ジャンプしてもやっぱり見えない。
自分たちは今どれくらいの高さにいるんだろう?もしかしてと思い、恐る恐る今自分たちが立っている床の端へと足を運んだ。
そして、そっと下をのぞき込む。
エリック「うわっ…!?」
顔に風が当たった。
高い。ものすごく高い。地面が遠く、地上までざっと15m以上はありそうだった。
この高さから落ちても助からないだろうに、ここよりも遥かに高いあの黄色い橋から落ちたら……
エリックはゾッとしてすぐにその場から離れた。

四角「では今から、対戦チームをくじ引きで決めていきます。みなさん、お座りください。」
みんなが座っている列の先頭には、チームの番号が書かれていた。(無印が1番、トイ組は2番、SLが3番でPSが4番)
四角「左のタワーに登るチームを決定いたします。」
三角が目の前にある箱からボールを取り出した。ボールには「1」と書かれている。
フレディ「俺らじゃん?」
リルル「ああ……」
リルルは頭を抱えた。
四角「1組。メンバーはお立ち下さい。」
ティナ「つまり私たちが勝てば向こうのチームは全員死んで、向こうが勝てば私達は全員死ぬってことだよね?」
フレッド「そうなるね…」
リルルは少しでも緊張をほぐすために深呼吸した。

四角「次は、右のタワーに登るチームを決定いたします。」
三角ボールを取り出す。ボールには「4」と書かれている。
四角「4組。メンバーはお立ち下さい。」
エリック「あ、俺たちだ…」
シリア「終わったわ」

プリン「お!?まじ?」

ヘレン「ウッソでしょふざけんなって!!年齢差も実力差もありすぎだろ!!おい運営!!運営死ね!!ちゃんとマッチングさせろ!!!」
マオ「最悪…こっち子供しかいないし……まだ死にたくないよ、誰かたすけて…泣」

四角「最初に対決するチームは、1組と4組です。1組と4組、ご入場願います。」
フレディ「向こう子供だしこっち金組いるし勝ったな」
プリン「この戦いだけは、負けらんねェ!!!」
シリア「あーーマジで最悪」
PS組はゲームが始まる前から既に負け確な雰囲気が漂っており、みんな死んだような表情をしていた。
1組と4組が三角について行き左右の道を通ってタワーへと向かっていく。正面から見て無印は左のタワー、PSは右のタワーだ。
ちなみに左右の道は地上まで15mくらいあるというのに柵もなにもない。足を滑らしたら終わりだ。
リルル「せめてゲームが始まるまで安全な設計にしてくれない!?ああ怖い…」
ティナ「だいじょーぶだよ!リルルが落ちそうになったらアタシが引っ張ってあげるから!!」
リルル「ううティナぁ…泣泣」
プリン「こいつら2人とも落ちねーかな(ボソッ」

そしてエレベーターに乗り込み、タワーの頂上に到着した。
リルル「うわぁやばいやばい…足震える…」
そっと端に移動し下を覗き込むフレディ。先程よりも遥かに高く、地面が遠い。
フレディ「やば」
少し覗くだけでも目眩がするような高さだった。ここから落ちれば即死だろうとひと目でわかる。
フレディ「リルル、絶対下覗くなよ」
リルル「えっ……??」
フレディ「お前なら多分見た瞬間に気絶する」
リルル「えっえっ……えっ…!!!」

一方、慎重にステージを観察していくフレッド。橋の間にあった板は真ん中が空いていてそこから縄が通されていた。
縄の真ん中には目印となる赤い旗が着いている。そして、綱引きの縄に手錠が繋がっていることに気づいた。
フレッド「この手錠を付けたら落ちる時に手を離せなくて、それでそのまま落下するってことか…」
トラップ「すげえ徹底ぶり(落ちる瞬間に手離して逃げようと思ってたのに)」
そして、三角が縄に繋がれた手錠をみんなの手にはめていった。

三角が全員に手錠がちゃんと付いているか確認していく。
三角「(おっけーでーす)」
向こうのチームの橋にいる三角に合図を送り、向こうも完了したという合図を返した。

アナウンス「ルールをもう一度説明します。8人1組の団体戦です。相手チームを下に落とせばクリアです。」
リルル「ふーー落ち着こう落ち着こう…」
フレッド「プリン、大丈夫?」
プリン「あったりめーよ……」

体の震えが止まらないPSチームたち。
シリア「45億45億45億…」
エリック「なんでもいいから誰か俺に力をくれ泣」

アナウンス「それではゲームを開始します。」
バァン!!!
始まりを告げる号砲が響いた。

プリン「うおおおひっぱれひっぱれえええい!!!」
みんな「うおおおおお!!」
ティナ「絶対負けねえぇぇえええ!!!」

目印の旗がどんどん無印側に動いていく。
シリア「うわうわうわ引っ張られる引っ張られるwやばい落ちるガチで」
マオ「いやあああ!!先輩やめてーーー!!!」
へルパー「うわーーっ!!」
レフティ「ちょっとまって先輩たち容赦なさすぎだろ!!手加減して!?大人気ない!!!」

ティナ「うるせーうるせー!こっちは命がかかってんじゃい!!手加減なんてしねェ!!」
うおーーーーーーー!!!
年齢差も力差もあるPSチームがどんどん引っ張られていく。
あまりの容赦の無さに、ヘレンはついにブチ切れた。
ヘレン「おい旧型ロボット!!!お前らもうボロいんだよ!!いつまでも過去の栄光にしがみついてないでとっとと若いアタシらに道を譲れ!!!」
シリア「そーだそーだ!!欠陥スプリング!!これ以上死者を増やすなー!!!」
金組の地雷を踏むブラックジョークに、ついにプリンの堪忍袋の緒が切れた。
プリン「ハァーーン!?!誰が欠陥だってこんにゃろぉ!!!お前らぜってー許さねえ!!!お前らみたいなクソガキに譲る道なんかねえぞ!!!」

それを見てるトイたち
ノーマン「僕達、このあとあれをやるの??しかも…親友のSLのみんなと?」
カルマ「…!!」
チャーリー「嫌だよそんなの!!ベイビーたちと戦うなんて…!」
メグ「俺だって…大事な友達と戦うなんて嫌だ。」
ベイビー「でも…もうやるしかないのよ…」
チャーリー「そんな…」
テディ「皆!みて!!」
みんな「!?」
気づけばPSチームは橋ギリギリの所まで引っ張られていて、もう落ちる寸前だった。
シリア「まって俺もう死ぬ無理無理無理無理」
マオ「やだあああああああ!!!」
ディーディ「呪う呪う呪う呪う呪う」
エリック「スプラ3出来ないまま死ぬなんていやだああああ!!!泣」
ヘレン「死にたくないならお前ら死ぬ気で引っ張れやボケ!!!」
レフティ「黙れこっちは女が多いせいで負けてんだよばーか!!」
ヘレン「あ?黙れよカス」
レフティの背中をドンッ!と足で押すヘレン。
レフティ「うわっ!?!」
背中を押され、先頭のシリアにぶつかってしまうレフティ。そのせいで耐えていたシリアが体勢を崩し、ついに橋の下へ落ちてしまった。
シリア「ぎゃああああ!!!」
マオ「あっちょっと!!?」エリック「あああああ!?!」
シリアに続き、レフティ、マオ、エリックと次々に落ちていく。縄に繋がった皆の重みに引っ張られ一気に崩れていった。
皆「うわあああああああ!?!」
ついにPSチームの全員が足場から離れ、縄にぶら下がった状態になった。
そのため無印チームも急激に重みに引っ張られていく。
フレディ「ちょっと待って!?!」
ティナ「引っ張られる!!どーすればいいのこれ!?!」
リルル「やばいって早く線きってえええ!!」
プリン「うおおおおみんな落ちないように引っ張るんじゃああああ」
すると、真ん中の板のギロチンが落ち、ロープを切断した。
無印チーム「うわーーーっ!!」
突然切断され、後ろに飛ばされる無印チーム。

PSチーム「ぎゃああああああああ!!!」
ドーーーン

ノーマン「!!!」
チャーリー「落ちた……」
メグ「嘘だろ…」
カルマ「まじかよ……」
驚いた口がふさがらないトイチームとSLチーム。

先頭のフレディがそっと橋から顔を出し、下を覗いてみた。
フレディ「うわ……」
PSチームは全員がコンクリートの冷たい床に全身を打ち付けており、即死していた。
すると、丸マスクたちがフォークリフトにプレゼントボックスの見た目をした棺桶を乗せて会場に入ってきた。
みんなの死体が棺桶の中に入れられていく。

メグ「次は俺たちか…」
チャーリー「やりたくないよこんなゲーム!!!」
カルマ「逆らったらどの道殺されるんだ、やるしかないって…」
チャーリー「う……」
チャーリーは悔しさが溢れ出し、下を向いて拳を握りしめた。
ベイビー「チャーリー!」
チャーリー「!!」
ベイビー「たとえ戦うことになっても、私達はずっと、友達だからね。」
チャーリー「ベイビー…!!」
ノーマン「そうだよ!!僕らはずっっと友達だから!!忘れないでね!!」
カルマ「ああ!もちろん!!」
テディ「勝っても負けても、話すことが出来るのはこれが最後なんだ……みんな、今までありがとう。君たちは最高の後輩であり最高の友達だよ。」
ローラ「みんなも私達にとって最高の先輩だったわ。本当に、会えてよかった。」
パッチ「でも戦う時は、お互い遠慮しないで全力でやろうな!!」
皆「うん!!」

そして、無印チームが降りてきた。
アナウンス「それでは2組と3組のみなさん、スタッフの指示に従い移動してください」
ノーマン「よし…いこう!!」
メグ「ああ…」
カルマ「最後くらい悔いのないようにな!!」
ベイビー「そうだね。」

エレベーターが上がっていって、1番上に到着した
テディ「うわ高…」
メグ「これを付けるんだな。」
みんな手錠を付けた
それを三角たちが確認した
三角「(OKでーす)」
向こう側にいる三角「(こっちもOKでーす)」
キャシーは手がないので足に鎖を付けた。縄は脇に挟んでいる。
アナウンス「8人1組の団体戦です。相手チームを中央の崖から下に落とせば勝ちです。」
ちなみに先頭はノーマン、SLの先頭はカルマ
ノーマン「はあはあはあは緊張して死ぬ」
テディ「落ち着いて!全力でやれば大丈夫だよ!」
ノーマン「そうじゃなくて これから僕は親友たちと殺し合わなきゃいけないんだよ!!」
テディ「それは向こうも同じ気持ちだよ」
アナウンス「それではゲームを開始します。」
バァン!!(はじまりの合図)
メグ「みんな全力でいくぞ!!!」
皆「おーーーー!!!」

ローラ「さあ引っ張るよ!!!」
皆「うおおおおお!!!」

ノーマン「引っ張れーーー!!!」
チャーリー「いっけーーーーー!!!」
リュウ「ぐぬぬぬぬぬぬ……」
アロン「腕がちぎれる…」

カルマ「旗が始まった場所から動いてない…!」
ベイビー「どちらの体力が先に尽きるかが問題ね…」

テディ「このままずっと進まなければみんな体力がなくなっちゃうよ!!」
パペット「敵チームを転ばせよう」
メグ「転ばせる!?」
リュウ「どうやって?!」
パペット「皆で一気に3歩前に出て そしたら相手を転ばせれる」
チャーリー「それ本当なの!?!失敗したらやばいじゃん!!」
ノーマン「でもやるしかないよ!!やろう!!!」
アロン「うっそでしょ泣泣泣」
メグ「じゃあ”いっせーのーで”でやるぞ!!」
皆「いっせーのーでっ!!!」
みんな一気に3歩前に出た

カルマ「うわっ!?」
ボンボン「わあ!?!」

パペット「引っ張れ!!」
皆「うおおおおおおおおおおお!!!」

カルマ「ちょっ!?!」転んだ
ベイビー「あっ!!」ローラ「え!?」
体勢が崩れ、みんな転んだ
キャシー「痛え!」ラスター「痛った!!」
パッチ「あっこれヤバイよ皆引っ張って!!!」
シンディー「ちょこれヤバいよヤバいヤバいヤバい…」

メグ「いっけーーーーー!!!」
ノーマン「うおおおおお!!!」
テディ「みんな全力だして!!」
皆「うわあああああ!!!」

カルマ「あああああああまっって落ちる落ちる落ちる落ちる!!!」
ギリギリのとこで耐えてたけど後ろから転んでしまったベイビーに押されて落ちた
カルマ「うわっ!?!」
ベイビー「ごめん!!あっ!?」
うわーーーーーー!!!みんな次々に落下

ノーマン「!!!」
相手が全員宙ずりになったため急に引っ張られる
メグ「耐えろ皆!!!」
テディ「みんな耐えて!!」
皆「うおおおおおおおおお!!!」
ノーマン「うわあああダメだ引っ張られる!!!」

宙ずり中
シンディー「うわあああたっか死ぬ死ぬ死ぬ死ぬってもうやだああああ!!」
パッチ「わかってたよこうなるのわかってたけどやっぱ怖いよおおおお!!」
ボンボン「うわああああああっ!!!」(泣き叫ぶ)
ベイビー「……」
カルマ「ノーマン…」
カルマ「ノーマン!!俺らの分も頑張ってくれ!!!」

ノーマン「!!!」
ギロチン執行!
じょっきーーーん(ロープを切った音)
皆「うわーー!!!」うしろに吹っ飛ぶトイたち

SLチーム「うわああああああああ!!!」
どーーーーーん

ノーマン「……はっ!!カルマ!!」
ノーマンは橋の下を覗こうとしたが、やっぱり怖くて出来なかった。
ノーマン「……うう…皆……」
メグとテディがすぐさま走って来て下を覗く。
メグ「…!!」
そのあまりの悲惨さに、メグは息を飲んだ。
みんなの体はバラバラに砕け散っており、そのうえ皆同じジャージを着ていたため、どの体が誰のものだったのかすら分からない状態になっていたのだ。
配線もワイヤーも飛び出て、顔すら判別できない状態。
誰だったか判断できる唯一の要素は髪の色だった。僅かに赤い髪や白い髪が確認できる。恐らくあれがベイビーとカルマだろう……
チャーリー「み、みんなどうなってる…?!」
目を塞ぎ遠くから呼びかけるチャーリー。しかしメグはそれに返事をすることが出来なかった。
メグ「……」
テディ「死んでるよ」
テディが冷静な声でいう。その言葉にチャーリーはショックを受けた。
チャーリー「……私たちが…殺したんだよね…」
テディ「仕方ないよ!こういうルールだったんだし」
今までのSL組との思い出が頭の中に浮かんできて、ノーマンの目に涙が溢れた。
ノーマン「僕、みんなのこと、絶対忘れないからね……待っててね、カルマ!!」

部屋
扉からトイ組が入ってくる。
ティナ「あっ帰ってきた!」
リルル「皆!!」
トイ組のもとに、先にクリアしたみんなが駆けつけた。
ノーマン「先輩!」
リルル「ってことはシスロケの皆が…?」
ノーマンは下を向きながら返事をする。
ノーマン「はい…」
リルル「そっか…」
ティナ「ベイビー…ローラ……」
スティーブ「……キャシーまで…もう旧式俺しか残ってないのか…」

しばらくしていると正面の扉からマスクたちが入ってきた。
メグ「!」
四角「3番目のゲームをクリアした皆さん、心よりお祝い申し上げます。先程のゲームにつきまして結果をお知らせ致します。」
テディ「今回のゲームでかなり死んだよね。」
メグ「ああ…」
四角「今回のゲームをクリアしたプレイヤーは16名です。」
モニターの参加人数が引かれていき、残り16名と表示された。
四角「皆さん、改めておめでとうございます。」

四角「それではこれまでにたまった賞金の額を発表致します。」
天井からお馴染みのブタの貯金箱が現れ、大量の札束が投下されていく。
フレディ「おーー!」
今回の賞金はこれまでの7億や6億とは比べ物にならない。なんせ16億だ。
トラップ「えぐ」
プリン「おいおいまだ入んの!?」
そしてようやく音楽が止まる。
四角「今回のゲームで脱落したプレイヤーは16名。よって16億円の賞金が溜まりました。」
テディ「16億……」
四角「現在の賞金総額は29億円です。」

メグ「てことは29人も死んだのか…」
ノーマン「次はどんなゲームなんだろう…」
チャーリー「今までのよりもっと残酷なゲームなのかな……」




続き→ 第4ゲーム

前回→第2ゲーム

 

第3ゲーム 死者
シリア
エリック
レフティ
マオ
ヘレン
ヘルパー
ディーディ
ゼノ

ベイビー
カルマ
ローラ
ボンボン
ラスター
シンディ
パッチ
キャシー

合計16名

 

イカゲームパロ