ビッグピクチャーモード
ビッグピクチャーモードを使うとSteam DeckのUI操作と同じようにSteamの設定や操作を全てマウスを使わずコントローラー操作だけで行うことができるようになります。
Steamって難しそうと思っているようなパソコン知識ゼロの人は、ビッグピクチャーモードを選んでください。
ビッグピクチャーモードに設定しておけば、パソコン知識ゼロの人でも簡単に全てのSteamの操作や設定をコントローラーだけで行うことができるようになります。
家庭用ゲーム機とパソコンゲームの違い
家庭用ゲームと違いSteamでは標準装備のキーボードマウス操作でゲームを操作します。
もちろんコントローラー対応のゲームもあります。
一応コントローラー非対応のゲームでもコントローラーで操作できるようになっているので大丈夫です。
家庭用ゲームでFPSのゲームをプレイするときはキーボードマウス操作ができません。
これはコントローラーだとマウス操作より精度が低いためオンラインゲームでは不利になってしまうからです。
FPSゲームでは家庭用ゲームとパソコンのクロスプレイができないようになっているのはそのためです。
逆に言えば、キーボードで快適にFPSゲームをプレイしたいのであればパソコンで遊ぶことが前提となります。
FPSゲームはコントローラーで遊ぶには不便です。
コントローラー非対応ゲーム
Steamはコントローラー非対応のゲームもあります。
しかしコントローラー非対応のゲームでも基本的にコントローラーで操作できるようになっています。
遊びやすく設定する方法
ゲームソフト側のオプションでボタン配置を変更できないゲームについて。
じつはSteamのランチャーにはゲームごとにコントローラー側のボタン配置を変更し、遊びやすい操作をつくりだすことができる便利な機能があります。
ちょっと面倒だけど色んなゲームで応用できる。
XBOXの純正品もしくはXBOXに準拠したサードパーティ製品を使う場合で説明します。
操作方法
- コントローラー設定画面(ゲーム中に Shift + Tab からコントローラー設定)
stream入力を有効にする(無効になっていないことを確認する)
現在のボタンレイアウト > [ゲームパッド] ・・・現在使用中のゲーム操作デバイス
テンプレート > [ゲームパッド][キーボードマウス] ・・・テンプレートから使用する操作デバイス(コントローラーかキーボードか)を選ぶこと
テンプレートでキーボードマウスを選ぶと、コントローラーでは操作できなくなります。
ゲームパッドを選ぶと1Pの操作がゲームパッドとキーボードマウス、どっちの操作でも1Pが動くようになります。
なので左手でコントローラー左側を半分持って、右手でマウスを握って、コントローラーとマウス両方で1Pのゲーム操作を行うこともできます。
ゲームパッド非対応のゲームでもキーボードマウス非対応のゲームでも、コントローラー設定画面でテンプレートから、キーボードマウスかゲームパッドか、どっちかをえらぶことができます。
- このときゲームパッド非対応のゲームで、ゲームパッドを選択すると、キーボードマウス操作を代用してゲームパッドで操作できるようになります(デフォルトでそうなっている場合もあります)。
- このときキーボードマウス非対応のゲームで、キーボードマウスを選択すると、ゲームパッド操作を代用してキーボードマウスで操作できるようになります(キーボードマウス非対応のゲームは1%にも満たないくらい少数なので気にしなくてよいでしょう)。
ゲームパッド非対応のゲームで、キーボードマウス操作を代用してゲームパッドで操作する場合、コントローラーの右スティックにマウス操作を割り当てることになります。
このとき、デフォルトでは「ジョイスティックマウス」となっていますが、「マウス領域」に変更した方がゲーム操作がやりやすくなるはずです。
基本的には1Pはキーボードマウスで動かします。コントローラー対応のゲームでは、コントローラー操作でも1P操作になります。
ローカルマルチプレイが可能なゲームの場合は、1P側がコントローラー、2P側がキーボードマウスで操作できるゲームが多いです(ただし、どっちも1Pになってしまうゲームもあります)。
キーボード専用ゲームをコントローラーで操作する
キーボード専用ゲームをコントローラーで操作することができます。
ただし、正しくボタンレイアウトが設定されてないゲームもあります。
その場合は、テンプレート選択時に他の人が作ったボタンレイアウトを選択するといいです。
他の人のテンプレートがアップロードされてない場合は、いちいち自分で設定し直さないといけません。
面倒ですが、ゲームの使用するキーを覚えて、コントローラーのボタンにひとつひとつキーボードのキーを当てはめて設定しなおしてください。
設定画面
コントローラーの場合
- 手順A
1)コントローラを接続
2)Steamのランチャーを起動
3)ゲームを起動
4)Shift・Tab キーを一緒に押してオーバーレイを表示
5)コントローラーのマークをクリック
6)[レイアウトを編集]
- 手順B
1)コントローラーを接続
2)Steamのランチャーを起動
3)ライブラリに移動
4)ライブラリのゲームに移動
5)ページの右にあるコントローラーのマークをクリック
6)[Steam入力を有効にする]
7)[レイアウトを編集]
設定画面では項目をクリックしていけばいい。
前の画面に戻りたいときは画面右下にある「(B)戻る」をクリックしましょう。
終了するときも「(B)戻る」を何回かクリックして設定画面が閉じるです。
コントローラー非対応ゲームをコントローラーで操作する
コントローラー非対応ゲームではキーボードマウス操作しかできません。
しかし、Steamでは標準機能としてコントローラーでキーボードマウス操作を代用する機能が働きます。
これにより、コントローラー非対応ゲームでもコントローラーで操作することが可能です。
これによって、全てのゲームでコントローラーによる操作が一応可能です。
ただし、ゲームによってはボタン設定をSteamコントローラー設定で行わないといけない場合があります。
そもそもコントローラーの精度はマウスの精度より断然悪いので、マウス並の精度が必要なゲームはコントローラー操作に適していません。
連射機能
キーボードでもコントローラでもどっちでも連射機能ができるように設定できます。
どのボタンでも連射できるように設定できるので連射装置のないコントローラでも大丈夫です。
Steamコントローラ設定から連射機能をオンにしてください。
コントローラーの場合
一般的なゲームのカメラ操作
デフォルト:右スティック
カメラ操作は初期で"ノーマル"になっています。
カメラの上下反転
いつも上下反転で遊んでいる人はストレスなので最初にこれを直しましょう。
クイック設定でジョイスティックY軸の上下反転があるのでオンにする。
もしくは、
1)左のタブの[ジョイスティック]
2)右ジョイスティック動作の右にある歯車マーク
3)デッドゾーンの上にある[垂直軸反転]をオン
カメラの感度を調節
デフォルト:右スティック
Steamのランチャー側で調節できます。
スライダーで調節しましょう。
1)左のタブの[ジョイスティック]
2)右ジョイスティック動作の右にある歯車マーク
3)水平方向調整のスライダーを下げる
4)垂直方向調整のスライダーを下げる
コントローラーのボタンを入れ替える
例)左トリガーと右トリガーを入れ替える
1)左のタブの[トリガー]
2)右トリガー動作の下のフルプルの右にある[右トリガー]
3)左トリガーを指定
4)左トリガー動作の下のフルプルの右にある[左トリガー]
5)右トリガーを指定
その他のボタンも全て、これと同様に入れ替えることができます。
応用編
モードシフトを作成するとA押しながらB押すと、Xボタン押したことになるという動作が可能です。
ジョイスティック設定でマウス領域を選ぶとコントローラーのジョイスティック操作でマウスを動かすことができますが、このときマウスの移動範囲を制限することができたり、入力を常時真ん中のニュートラルに自動的に戻すなどの動作が可能です。
コントローラ トラブルシューティング
選択した問題: ゲーム内で思ったように動作しない
SteamオーバーレイはSteamコントローラに不可欠の機能です。
Steam入力を無効にする
Steam入力を無効にしないとコントローラーが動かなくなることがあります。
Steam入力を無効にするとコントローラーは、XInputではなく、DirectInputでしか動かなくなります。
Steamコントローラをキャリブレーションする
Big PictureモードでSteamを起動する
右上の設定アイコンを選択する
「コントローラ」から「コントローラ設定」を選択する
「検出されたコントローラ:」のリストから自分のコントローラを見つける
自分のコントローラを選択して「キャリブレーション」をクリックする
スクリーン上の指示に従い、キャリブレーションを完了する
コントローラの設定を変更する
Steamコントローラの設定がゲーム内で機能しない場合は、選択した入力方式にそのゲームが対応していない可能性があります。そのゲームのコミュニティ設定から動作するものがあるか探してみてください。
ゲームパッド専用の入力方式は、ゲームパッドに対応しているゲームでのみ機能します。
DOTA 2のようなゲームパッドに対応していないゲームをプレイする場合は、「ジョイスティック移動」、「ジョイスティックカメラ」などのゲームパッド専用の入力方式を使って移動したり周りを見たりすることができません。
フレキシブル入力方式のコマンドは、ゲームの制限に対応しなければなりません。
「十字キー」や「ボタンパッド」などのフレキシブル入力形式は、ユーザーにキーボードやマウス、ゲームパッドのコマンドをボタンに割り当てる選択肢を与えてくれます。 YまたはXボタンのようなゲームパッド特有のコマンドを選べば、ゲームパッド対応しているゲームのみで正常に機能します。
Steamクライアントを再起動する
Steamクライアントの「Steam」ドロップダウンをクリックする
「終了」を選択する
Steamをデスクトップから再起動する
競合するプログラムを無効化する
サードパーティープログラムの中には、Steamコントローラの機能と競合するものがあります。以下のようなプログラムを無効化し、コンピューターを再起動してみてください。
Razer Synapse
XInputエミュレータ
スクリーンキャプチャーソフトウェア(Frapsなど)
Skype、Skypehost
MSIアフターバーナー
ASUS AI Suite
ZoneAlarm
キーボードやその他のコントローラを取り外す
ゲームの中には特定の入力デバイスを優先するものがあるので、他のゲームパッド、ゲームマウスやキーボードが同時に接続されていると混乱する場合があります。
テストとして、キーボード、マウス、その他のすべてのゲームパッドを取り外してみてください。その後、Steamコントローラを使ってゲームを再起動してください。
外部ランチャーオーバーレイを無効化する
Uplay、Originなど外部のゲームランチャーは、専用のオーバーレイがあり、Steamオーバーレイよりも優先されることがあります。
ほかのサービス、または外部ランチャーでゲームを起動している場合は、そのランチャーのオーバーレイを無効にしてみてください。
Steamからゲームを起動する
外部ランチャーの設定メニューを見つける
オプションを選び、オーバーレイを無効化する