アメリカ陸軍 軽戦車 M8 AGS
Bufordという愛称があるらしいが...
史実
AGS?
1970年代、当時の中東情勢を鑑みて、アメリカでは優れた戦略機動力を持つ部隊が重視され、そのような部隊に一定の火力を付与する計画が浮上した。
装甲砲システム(Armored Gun System, AGS) と呼ばれたこの計画、簡単に言うとシェリダンとTOW搭載型ハンヴィーを更新するためのものだった。
CCV-L
米軍事系企業各社がAGSの開発を進める中、FMC(現BAE S-R&M社)はCCV-L(Close Combat Vehicle Light)計画に着手。
そうして開発されたのが本車である。
足周りはM2ブラッドレー、エンジンは大型軍用トラック、センサー類はエイブラムス、コンピューター系をチャレンジャー2?から等、既存の部品を多く流用した設計であった。
主砲はL7系列の米国製自動装填装置付き105mm低反動ライフル砲で、西側戦車の105mm砲の弾薬を使用できた。
装甲は相変わらずアルミ合金。ただし状況に応じてチタン製のアップリケ装甲(増加装甲)を、
レベル1
歩兵の機関銃や榴弾片から防御でき、C-130から空中でポイーできる。
レベル2
歩兵の機関銃のAPや機関砲から防御できる。C-130で運べるが投下はできない。
レベル3
30mm機関砲や歩兵の対戦車兵器から防御できるが、C-5など大型の輸送機でしか運べない。
という具合に追加することができた。
だがしかし
CCV-Lはキャデラック社のスティングレイやテレダイン社の遠征戦車との競争に勝ち残り、XM8として採用され、M8 AGSとして生産準備完了も宣言された。ところが...
米陸軍「金無いからパス!悪いね☆」
FMC「は?(威圧)」
こうして切り捨てられたM8をなんとか生かすべく、トルコや台湾にも売り込んだが脈なし。
結局制式に配備された車両は一台もなかった。
まるでどこかのMBTのようである。
とはいえ、その車体を元にしたUCPVは一定の評価を得て、シンガポールのIFVや自走砲の車体に流用されているんだとか。
ステータス
M8 AGS | ランク | ヘルス | 装甲 | 砲 | 装填 | 速度 | 砲塔旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
改修前 | 42 | 586 | 51 | 194 | 2.2 | 50 | 22 |
改修後 | 51 | 586 | 172.7 | 245 | 1.8 | 65 | 34 |
- 砲改修+1ごとにtier1上昇
- 弾薬はHE,HEAT,APDS,対戦車地雷の追加のみ。弾薬強化なし。
- ERA初回強化(要車体+1/tier1上昇)時tier1上昇。二回目は上昇なし。
- 装填システム、空間装甲、スモーク強化時tier上昇なし。
- 車体2回目以降、砲塔旋回、トランスミッション強化時tier上昇不明
性能
アメリカ軽戦車ツリー三番目、初期tier42の軽戦車。本来ならM1128と同じく対戦車戦闘目的の車両ではないのだが.....
・砲性能
K2と同じく装填1.8を誇る。速い。そのため1発当たりの火力はお察し。
とはいえM60と同系列の主砲が貧弱な訳もなく、APでレオ2の側面に150、HEで82式側面に300くらい出たりする。
但し、同ランク帯に存在する重装甲sにはどう頑張っても100前後しか出ない。(T-90は低ヘルス、TR-85M1はプレイヤー次第でHE系列が効いたりするのでそこまで天敵でもない。)
精度も普通で狙撃出来なくもないが、普段は機動戦を仕掛ける都合上ガバる。なお砲塔旋回は遅い。
・生存性
ディフェンス強化に加え、空間/爆発反応装甲も完備。
強化することで装甲値が素の3倍以上に跳ね上がる
...まぁ軽戦車に付くような装甲が有能な訳がなく、まぁ御守り程度。いや3倍って元が低いんだから3倍だろうがダメなもんはダメ。
一応前面は硬く少し跳弾しやすいが、それでもほとんどのMBTに2~3パンされる。
ヘルス500で強化不能のため、多少他人に迷惑掛けてでも常に回復することを念頭に置かないとATMで半分以上もってかれて流れ弾で死ぬ。
・機動性/操作性
速い。最高65だが、素でも十分速い。なんなら滑る。滑る癖に砲塔旋回は遅いので照準がズレる。あと後退は遅い。
ただし、砲強化に車体強化を必要としないため、火力方面のみ強化してると小回りは利かない。
・総括
慣れればキルレシオ2:1くらいなら狙えなくもないが、重装甲の相手に苦戦する。無強化では手も足も出ない。
砲強化に車体強化が不要なので、砲強化3回分の費用を用意し、買ったら直ぐに強化するのがオススメ。
コメント
- 性能の画像どうやったんだ?! -- チハチハ? 2020-02-16 (日) 21:05:35