初心者指南

Last-modified: 2023-07-19 (水) 10:05:47

基本編

カードについて

ヴァンガードには大きく分けてグレード、スキル、ギフトアイコン、パワー、クリティカル、ガード、トリガー、テキストの8つの項目がある。
その為初見ではとても大変そうに思えるが、テキスト以外の項目はおおよそ連動しているため、基準となる値を抑えると分かりやすい。
このうちクリティカルは基本的に1なので、残りの項目をグレードを基準に整理すると、

  • グレード0:FVとトリガー用のグレード。ブーストを持つ。ガード値はトリガーと連動で大体高め。
    基本的に場には出さないので、最初のうちはトリガーの種類だけを見ればいい。
    また、トリガーによるパワーの強化値は10000で共通。
  • グレード1:パワー8000、ガード10000、ブースト(後列Rから前列Rを強化できる)。
  • グレード2:パワー10000、ガード5000、インターセプト(前列Rからガードできる)。
  • グレード3:パワー13000、ガード0、ツインドライブ(ドライブチェックが2回出来る)、ギフトアイコンを持つ(ライド時にギフトが貰える)。
  • グレード4:最初のうちは使わないので、気にしなくていい。

もちろんこれはざっくりとした基準で、例外はあるし、クランによってはそもそも基準値がこれより低かったりもする。
しかし基本的にはこの値を基準として考えておいて困ることは少ないので、そういった例外は必要になったタイミングで覚えていけばいい。

配置について

一般的なカードの能力を踏まえると、最終的には以下のような配置が理想形となる。

G2G3G2
G1G1G1

もちろん手札の状況やテキストの兼ね合い等でそううまくはいかない。あくまで基本形として。
特に、前列RにもG3を置いて攻めたい場合はまま発生する。

パワーについて(特に増減の基準について)

ざっくり言うと、G1は単体で10000、13000を超えられるかどうか、G2は単体で13000、15000を超えられるかどうかが一つの目安、という話。

このゲームの特色としてまず抑えるべきなのは、以下の点。

  • 同値の場合攻撃が通る。(特に遊戯王経験者などは注意)
  • トリガーによる増減は10000単位。
  • ガードは5000単位だが、5000(=G2)をガードに回すことは少ない。
  • ダメージ量に関与するのはクリティカルで、パワーは相手のガードと同値以上であるかどうかのみが重要。

これを踏まえるとG1やG2のパワーやテキストによる増加についておおよそ以下のように考えられる。

  • 増加能力のないG1のブーストは、上のグレードへのアタック(G2で相手のG3にアタックなど)の場合以外は効果が薄い。
  • 増加能力があるG1の場合、10000(1トリガー分)を超えるかが目安。
    13000を超えるとG2に強化能力がなくとも相手のG3に対し1トリガー分の差をつけられる。
    ※なお自分のクランのG2が9000の場合、すべて1000上乗せして考える必要がある。
  • G2は自身の能力で13000を超えられると、ブースト無しでG3へアタックできるようになる。
    13000と15000は単体では誤差だが、8000ブーストで1トリガー分を上回れるかで差がつく。

もちろん組み合わせによって状況は変わってくるが、最初のうちはこれを押さえておけばいい。

ゲーム展開について

5~8ターンで決着がつく、つまり自分の行動ターンは3,4回というのを基本として考えると分かりやすい。
もちろんあくまで目安。

  • 先行の場合
    • 1T:G1ライドのみ。
    • 3T:G2ライド、リアガードにG2およびブースト用G1を展開してアタック。(相手は2~3ダメージ)
    • 5T:G3ライド、リアガードを必要に応じて展開してアタック。(相手は4~5ダメージ)
    • 7T:G3再ライド、リアガードを必要に応じて展開してアタック。
  • 後攻の場合
    • 2T:G1ライド、リアガードにG1を展開してアタック。(相手は1~2ダメージ)
    • 4T:G2ライド、リアガードのG1を後方に移動、G2を展開してアタック。(相手は2~3ダメージ)
    • 6T:G3ライド、リアガードを必要に応じて展開してアタック。(相手は4~6ダメージ)
    • 8T:G3再ライド、リアガードを必要に応じて展開してアタック。

攻略編

初めに

大前提として、どう攻略しても序盤から中盤にかけては基本的にカードパワーで押し負けがちとなる。
その為VP自体が貴重なので、なるべく効率よく強化していきたい。
負けが込むとクランを変える必要があるのでは?という迷いが生まれがちだが、基本的にはカードパワーの問題。
少なくとも、かげろう一本で士道イズル編のクリアが可能なことは間違いない(経験談)ので安心してカードを集めよう。

買うべきパック

まず悩むのは安いが他クランも出る各パックと、Collection Of Kageroのどちらを購入すべきか?になるかと思う。
これに関しては基本Collection Of Kageroがお勧め。
というのはパック内の種類数はCollection Of Kageroの方が他より多めなものの大差はなく、特定のカードを当てる確率に差はあまりないため。
逆に普通のパックは3/4が実質ハズレなため、かげろうをCollection Of Kageroと同枚数手に入れるのにかかる値段は1200VP、つまり3倍ほどかかってしまうことになる。

汎用な有用カード

以下のカードは大抵の場合4積みで問題ないぐらいの汎用かつ強力なカード。
手に入れ次第デッキに入れていきたい。
レアリティはどれも中堅どころだが、沼った場合はCPで生成するのもあり。

  • G0《ワイバーンガード バリィ》
    ドロートリガー兼守護者。
    ドロートリガーと守護者をこのカード1枚に圧縮することで、G1守護者に割いていた枠を他に回すことが可能になる。
    デッキ内の構成に影響する為、有用性が大きい。
  • G1《サーベル・ドラゴニュート》
    後攻初手でライド・アタックすることで1枚ドローできる点がとても強い。
    このドロー1枚で後攻時の動きやすさが大分変わる。
    他のタイミングで引いても自身の能力を利用して実質手札交換でき、腐らない点もポイント。
  • G1《希望の火 エルモ》
    1万を超えるブーストかつ、余った場合は能力で実質手札交換しながらカウンターをチャージすることもできる。
    《ドラゴンモンク ゴジョー》の完全上位互換。
  • G2《バーサーク・ドラゴン》
    ライド時に相手のリアガードを退却させつつドローできる。

お勧めのG3

「カードが不揃いな中でも能力を発揮しやすい」という観点でピックアップ。

  • 《ドラゴニック・ウォーターフォウル》
    G3ソウルが必要なため最初のライドでは能力を発揮しにくいが、守護者のコール禁止と2ダメージが強い。
    残りのG3枠で最初にG3ライドして能力が発揮できるものを用意しておきたい。
  • 《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》
    手札が4枚以下の場合に再アタックできる能力はピン挿しでも発揮でき、ドライブ1でアタックできる点が強い。
    ツインドライブで手札が補充されるため、攻撃前の時点では手札2枚になっている必要がある点に注意。
    その為このカードも5、6ターン目では効果をやや発揮しにくい。
  • 《ファイアレイジ・ドラゴン》
    ランダム性はあるものの退却能力がある為、大量展開されている相手を凌いで次ターンに繋ぎやすい。
    ウォーターフォウルやオーバーロード・ジ・エンドの前座として役立つ。
    レア度がさほど高くなく手に入れやすいのもポイント。

サンプルデッキ

手前味噌だが記事作成者のクリア時点のデッキを紹介、参考になれば。
各種ドロー能力を活用し手札を整えつつダメージを与え、《ドラゴニック・ウォーターフォウル》でフィニッシュ、が基本コンセプト。
それぞれ単体でも機能するカードなので徐々に入れ替えていけるのがポイント。
またG1G2G3の配分(12/12/9)は、ドロー能力が少なかったころにTDの配分で何度かライド事故が起き見直した名残。
G1がやや不足しがちなので配分は見直しの余地あり。
※なお各カードのリンク先は紙用wikiの為か、一部効果が異なっている模様。

G名前トリガー枚数備考
0《ワイバーンキッド ラグラー》1FV用。同能力であればなんでも。
0《ドラゴンモンク ゲンジョウ》ヒール4
0《ワイバーンガード バリィ》ドロー4守護者。
0《アングリーホーン・ドラゴン》クリティカル4このデッキにはいないが、フレイムドラゴンを参照するカードが存在するので途中役立つ瞬間があるかも。
0《槍の化身 ター》クリティカル4
1《サーベル・ドラゴニュート》4後攻時の安定性の要。
1《希望の火 エルモ》4強化と手札交換両方こなせるのは強い。
1《鎧の化身 バー》4相手によっては役立つ。入れ替えてもいい。
2《バーサーク・ドラゴン》4退却とドローを両立。
2《ドラゴニック・バーンアウト》4ソウルを使わずに退却が行える点を評価。
サーチ能力持ちを入れなければデッキに戻したカードの再利用はできない。
減らしていいかも。
2《ドラゴンアーマード・ナイト》2安定して15000を出せるのは頼もしい。
2《盾の化身 ラーム》2インターセプトの10000は意外と頼りになる。
3《ドラゴニック・ウォーターフォウル》4フィニッシャー。
コストのかからない退却能力も嬉しい。
3《ファイアレイジ・ドラゴン》4リアガードとしてコールしても能力が使えるのが役立つことも。
3《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》12回アタックして3ドロー。

サンプルデッキ 2

作りやすさと強さを兼ね揃えていると(個人的に)思う構築。G3を432積み(メイン4、サブ3、フィニッシャー2 )を採用し、デッキ構築の幅を広げている。
メインとして、今回は《ドラゴニック・オーバーロード》を採用し、サブに《ドラゴニック・ウォーターフォウル》、フィニッシャーに《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》を入れる。
戦い方はシンプル。フォース1を選び、ヴァンガードにギフトを集める。これにより、ドラゴニック・ウォーターフォウルの高パワー+☆2の守護者封じ又は高パワーVスタンドが勝ち筋となる。とりあえず、最初はドラゴニック・オーバーロードにライドを目指そう。
また、G1G2G3の配分は、13、11、9枚。ヴァンガードの裏にはブーストが不要(ギフトが実質ブースト)なため、G1不足は気にならないだろう。
トリガーは引6☆6治4。手札が多い=選択肢が増える。そして、安定性が増す。

ここではG3の432積みの一例を紹介する。
《ドラゴニック・オーバーロード》4枚+《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》3枚+《超越龍ドラゴニック・ヌーベルバーグ》2枚
オバロ軸にヌーベルを2枚入れたデッキ。ヌーベル軸のサポートは使えないが、奇襲的に相手の場を破壊できて、何気にパワー15000あって強い。
《ドラゴニック・オーバーロード》4枚+《ドラゴニック・ウォーターフォウル》3枚+《ドラゴニック・ブレードマスター》2枚
ドラゴニック・ブレードマスターによる条件付きの相手の場の全体破壊+ツインドライブ×2
《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》4枚+《ドラゴニック・ウォーターフォウル》3枚+《ボーテックス・ドラゴン》1枚+《ドラゴニック・ブレードマスター》1枚
4311ではあるが、これも432構築とほぼ同じ考え方。

G3の432積みは構築の自由度が高く、軸の方向性さえ合っていれば可能なためぜひ試してほしい。
※なお各カードのリンク先は紙用wikiの為か、一部効果が異なっている模様。

G名前トリガー枚数備考
0《ワイバーンキッド ラグラー》1FV用。同能力であればなんでも。
0《ドラゴンモンク ゲンジョウ》ヒール4
0《ワイバーンガード バリィ》ドロー4守護者。
0《レッドジェム・カーバンクル》ドロー2バニラ。
0《アングリーホーン・ドラゴン》クリティカル2バニラ
0《槍の化身 ター》クリティカル4好きなクリティカルトリガーを入れよう
1《ワイバーンストライクギャラン》4ワイバーンストライクドーハとコンボ。
1《希望の火 エルモ》4地味な強化と手札交換、カウンターチャージをこなせるのは強い。
1《鎧の化身 バー》3入れて損はない。
1《リザードソルジャーラオピア》2入れて損はない。
2《バーサーク・ドラゴン》4ヴァンガードなら退却とドローを両立。
2《スピルオーバー・ドラゴン》4ソウルを増やせる点を評価。
1:1交換のためそれ程アドバンテージは稼げない。
2《ワイバーンストライクドーハ》3かげろうで展開力を補助してくれる。
3《ドラゴニック・ウォーターフォウル》3サブでありフィニッシャーでもある。
コストのかからない退却能力はオマケ。
3《ドラゴニック・オーバーロード》4スタンド効果の圧力をかけるためにも最初にライドしたい。
3《ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド》2「オーバーロード」を含むカードがソウルにあれば3回攻撃可能

コメント

  • 初心者状態でゲームに触れたときに、どこ調べても知っている人向けだったり、情報量多すぎたりでツラかったので作成しました。新規さんの役に立てば嬉しい。分かりやすくするためにあえてざっくり書いた部分はありますが、そういうレベルでなくそもそも的外れな内容があったら修正をお願いします。 -- 2022-01-29 (土) 17:39:42
  • サンプルデッキ2を作ってみました。 -- 2022-02-24 (木) 23:32:43
  • CPUみたいに毎ターントリガーするにはどうしたらいいの? -- 2023-07-19 (水) 10:05:47