他機種との違い

Last-modified: 2025-11-09 (日) 18:18:50

自動セーブのタイミング

  • 街の滞在時や迷宮移動時、キャンプ中、戦闘中を問わずランダムに自動セーブされる。
    • 強制終了によるリセットは非推奨。特に戦闘中の強制終了とセーブのタイミングが重なった場合、セーブデータ破損の危険が他機種版よりも極めて高い。
      • リセット有りでプレイする場合は、タイトル画面で予め複製したセーブデータによるロールバックを推奨。

オールドスクール設定

宿屋

  • 無効にした馬小屋でも1週間分の加齢or活力減少が発生する。他機種では、馬小屋は1/7の確率で1週間の加齢。(PCエンジン版のみ1日単位で加齢)
  • Steam版(Ver.1.1.1)および各CS版の2024年9月分アップデートで、オールドスクール設定で加齢を無効にできるようになった。

ミッション達成時の報酬

  • 迷宮の最深部にいる魔術師ワードナを倒して地上に魔除けを持ち帰った際、AppleII版に基づきパーティの所持品を全て没収されてしまう。
    • Steam版(Ver.1.1.1)および各CS版の2024年9月分アップデートで、オールドスクール設定で没収されないように設定できるようになった。
  • 魔除けを地上に持ち帰った際の報酬はAppleII版と同じ25万点の経験値(他機種版は5万点)。
    • Ver.1.01では復活するワードナを何度も倒して魔除けを持ち帰る度に経験値を獲得できたが、Steam版(Ver.1.1.1)および各CS版の2024年9月分アップデートで、オールドスクール設定でチート設定を有効に変えないと2度目以降に持ち帰っても獲得出来なくなった。
      取り返しのつかない要素も参照のこと。

キャラクター

セーヴィング・スローの明示

  • これまで他機種版ではマスクデータであり攻略本でも触れられなかったセーヴィング・スロー(状態異常抵抗)が、キャラクターのステータス画面に表示されるようになった。
    • 『ニューエイジオブリルガミン』所収のシナリオ#4に敵として出現する冒険者の図鑑データに表示されるのみだった。
    • 対石化抵抗についてはマスクデータのままである。
  • 本リメイク版では、種族と職業の組み合わせによっては完全耐性を得ることも可能。
    • 他機種版では種族や職業補正を加算してもキャップにより完全耐性を得られないバージョンが多い。

呪文

カティノ・マニフォ・モンティノ・バディ

  • 呪文無効率の影響を受けないが、術者のレベルが成功率に反映されず非常に効きにくい
    • AppleII版の解析サイトによると、敵レベルx10の確率で無効(マニフォは50+敵レベルx10)
      このためレベル10メイジやグレーターデーモンにモンティノは無効。
      • AppleII版以外は呪文無効率の影響を受けるものの、術者のレベルが反映されるため効きやすくなっている。
    • カティノに至っては「睡眠弱点」特性を持たない敵には一切効かない。
      • AppleII版以外は弱点特性を持たない敵にも効く上、弱点特性を持った敵には成功率に+50%される。
  • モンティノの効力が2~4ラウンド経過で途切れるようになった。

モーリス・マモーリス

  • AppleII版に準拠し、ACは3上がる。
    • 他機種版では4上がった。

マカニト

  • 呪文無効率の影響を受けずにアンデッドを除くレベル7以下の敵を確実に全滅させる(FC版と同じ)。
    • ポイズンジャイアントに有効。
      • 国産PC版・リルガミンサーガでは呪文無効率の影響を受ける。

マダルト

  • 対象に与えるダメージが8D6(8~48)[28]。
    • 他機種では8D8(8~64)[36]。
      • 敵からの受けるダメージが減る代わりに、こちらもレベル10メイジ(HP:10D4[25])などの難敵を一掃しにくくなった。
  • Steam版(Ver.1.1.1)および各CS版の2024年9月分アップデートで、他機種版と同じ「8D8」に変更された。

ラカニト

  • アンデッドにも有効で呪文無効率の影響を受けない(レベルx6の確率で無効)。
    • 呪文無効率の影響を受けないのはNP・GBC版とFC版Ⅱ・Ⅲと同じ仕様。グレーターデーモンやワードナに有効。
      • FC版・国産PC版・リルガミンサーガはアンデッドに無効で呪文無効率の影響を受ける。

ハマン・マハマン

  • 効果がランダムで選ばれる。また低確率ながらこれまで習得した呪文を忘却してしまう。
    • 他機種と比べて非常に使いにくく、グレーターデーモンの養殖は難しい。
    • 寺院の設定をリメイクにしていれば、ハマン・マハマンで失ったレベルはカント寺院で復活可能。
      • AppleII版以外は3つの効果から1つを選択できる。

ラツマピック(ラテュマピック)

  • 常駐呪文ではなく、戦闘毎に唱える必要がある。
    • FC版ダイヤモンドの騎士のB6F・GBC版エクストラダンジョンと同じ仕様。
      • AppleII版以外は常駐呪文になったので使いやすくなっている。
  • 本リメイク版独自のモンスター図鑑の完成にも関わる。不確定名称とモンスター図鑑にまつわる仕様も参照のこと。

マバディ

  • 呪文無効率の影響を受けず、必中である
    • AppleII版以外は呪文無効率の影響を受ける。

アイテム

宝箱のアイテム抽選処理の見直し

他機種版だと内部データ上は存在していても抽選処理の不備で入手出来ないアイテムがあるが(例:AppleII版のHelm+1(忍耐の兜)、ファミコン版の支えの盾)、本作では抽選処理の見直しがなされており全てのアイテムが入手可能になっている。

司教の不確定アイテムの識別

他機種版だと低レベルの司教は不確定アイテムの識別に失敗することがあるが、本作ではレベル1の司教でも一発で識別に成功する。

  • なおSwitch版やPS版ではバグにより、レベル11以下の司教は一定確率でアイテム欄内の鑑定品の一つ上にあるアイテムを装備してしまう模様。
    • Steam版(Ver.1.1.1)および各CS版の2024年9月分アップデートで、他機種版と同様に一定確率で鑑定品自体を装備してしまう挙動に修正された。鑑定品が呪われていた場合、当然ながらボルタック商店で解呪してもらう必要がある。
      • 他機種版とは異なり、呪いのアイテムであっても司教の装備出来ないものは身に着けてしまうことが無い。また、呪いのアイテムであっても「現在装備している同じ部位の装備品を外した上で鑑定品の装備を試みる」という挙動をとる。そのため同じ部位での重複装備は発生しない模様。

モンスター

モンスターの出現グループ数

  • 最序盤のB1Fから敵が最大2グループ出現する。B2Fは3グループ、B3Fは4グループ出現する。
    • B1Fからブッシュワッカーと一緒にゾンビも出現することがあるので注意。
    • B1Fのマーフィーズゴーストも最大2グループで出現する。

不確定名称とモンスター図鑑にまつわる仕様

  • 不確定モンスターの識別度合は、「名称のみ判明」→「経験値, カテゴリ, 基本AC, HP, 攻撃力が判明」→「耐性や特殊能力などの全項目判明」の3段階構成となっている。
    • 「モンスターを調べる」コマンドは一回成功する毎に情報が1段階判明する。一度の戦闘で最終段階までの情報開示が可能。またラツマピックと併用も可能。
    • ラツマピックを唱えた場合、情報が1段階判明するが、同じ戦闘でラツマピックを複数回唱えても「既に呪文は効果を発揮している」と表示され、さらなる段階の情報開示は出来ない。
      • 異なるモンスターが2種類以上出現していた場合は、各モンスターの情報が1段階ずつ判明する。
      • 次の戦闘で遭遇した際には再度ラツマピックによる情報開示が可能。
    • Steam版(Ver.1.1.1)および各CS版の2024年9月分アップデートで、完全な情報が判明したモンスターは戦闘アニメーションをカット出来るようになった。このため、早めにモンスターの情報開示をさせておくとスピーディーに戦闘を楽しめる。特にマーフィーズゴーストを始めとした冗長な戦闘アニメーションの敵は如実に差を体感できる。

ダンジョン

呪文禁止エリア

B5FやB7Fにある呪文が使えなくなるマスは、そのマスから移動すれば詠唱可能になった。また、毒消しなどのアイテムはエリア内でも使用可能になった。

  • 他機種版では別の階に移動するまでは呪文を封じられたままだった。

モンスター配備センター

  • レベル7ファイターは1回しか戦えず、毒消し・炎の杖・死の指輪が入った宝箱は1回しか落とさない。部屋に入るには金の鍵が必要。
    • レベル7ファイターのモンスターデータは最初から記録されるため、モンスターを調べる必要はない。
    • 一度戦った後に、再度モンスター配備センターに行った場合、レベル7ファイターを除いたモンスターが出現する。
      (レベル7メイジ・ハイプリースト・ハイニンジャ)。
      • AppleII版以外はレベル7ファイターと無限に戦うことができ、宝箱も落とす。
      • 死の指輪を含め他にも入手機会があるので、ここで取り逃しても支障はない。

固定エンカウントの有無

  • B3Fの東13 北17にある固定エンカウントはない(レベル5メイジ・レベル4シーフ・キラーウルフ・スピリット)。
    • AppleII版ではエンカウント回数に制限有り、FC・NP・GBC版では無限に戦える。
  • オリジナルマップのB7Fの東2 北9、クラシックマップのB7Fの東6 北10にファイアードラゴン1体の固定エンカウントあり。無限に戦うことが出来て、宝箱を落とす。
    • 中断を使ってエンカウントを復活させれば、レアアイテムを楽に稼ぐことが出来る。
      • AppleII版(Ver.2.1)ではエンカウント回数に制限有り、プログラム上でイベント設定されていたものの残りエンカウント回数が0となっているため出現しない。また、周辺のメッセージもプログラム自体は存在するものの表示されないように設定されている模様。
      • 他機種版では出現しない。

石のマスの有無

  • B8FやB10Fの通路と部屋以外のマスは他機種版とは異なり石ではなく、他フロアへのワープになっている。
    • 宝箱の罠や戦闘中のマロールによるランダムテレポートで転移しても全滅しない。
      • 特に逃走が100%失敗してしまう10階で勝てそうにない敵と遭遇した場合に、マロールによるランダムテレポートは離脱手段になる。
        Switch版やPS版でのランダムテレポートに伴うバグと解消方法は当該記事を参照。Steam版(Ver.1.1.1)および各CS版の2024年9月分アップデートによりバグが解消された模様。

戦闘

「逃げる」の仕様変更

  • 他機種版では逃げると1歩手前に戻るだけだったが、今作ではランダム移動する。
  • 玄室での戦闘から逃走すると、他機種版とは異なりその部屋では敵が出現しなくなる。
  • 他機種版よりも成功率が低い。
    • よって、敵を厳選して効率的に経験値やアイテムを稼ぐことが出来なくなっている。
  • B10Fでは絶対に逃走が成功しない。
    • 先述のように今作のB10Fには石のマスが無いため、戦闘中マロールのランダムテレポートによる離脱が可能。