Statsに関して
Last-modified: 2010-04-10 (土) 02:02:46
各statsのDPSへの寄与
- SP, haste, critそれぞれ単独で見た場合、元々はdiminishing returnsは存在しない。
(diminishing returns... statsの上昇につれ実質の寄与が下がる現象、tank statsで顕著)
- しかしSP, haste, critの相互的な関係を見た場合、あるstatsを上げた時のDPSの上昇幅は
他の2つのstatsの現在値により影響を受けることになる。
- あるspellに関してそのDPSを求める式は下のようになる。
DPS = (Base dmg + SP x SPM) x (1 + crit) x CRM x (1 + haste)
(SPM...SP coefficient, CRM...Crit multiplier, 0 < crit < 1, 0 < haste < 1)
上に述べた考えを導くには、それぞれSP、crit、hasteで微分を行えばいい。
例えばhasteで微分すると(Base dmg + SP x SPM) x (1 + crit) x CRMが残り、
つまりhasteの上昇によるDPSの上昇幅は、現SPと現critに影響を受けるということになる。
またSPとcritを固定値として考えると、全て定数になるので、hasteの変化による
DPSの上昇は、線形増加であると考えられる。つまりこの式で見る限りDRは存在しない。
- しかし実際はclass特有のtalentの仕様により、critにはDRが生じる場合が多い
Warlockの場合は、Empowered Impがそれに当たり、critに僅かなDRが存在する。
逆にmageのHot Streakの様にincreasing returnsが存在する場合もある。
- hasteの場合は、GCDに関係したcapが存在する。talentにhaste procが存在する場合や、
haste proc trinketを用いている場合は特に注意が必要になる。
- SpellごとにSP coefficient(SP係数)とtalentによる強化が異なっている事から
(またさらに上で述べた様な条件発動的なtalentの存在から)、SP, haste, critの関係の
単純なモデル化は難しく、どのstatsを上げるのが一番DPSの上昇に寄与できるのかを
判断するには巷のDPS spreadsheet(計算表)やRAWRなどのDPS計算ツールに頼らざるを得ない。
- それでも敢えて自分で概算したければ、Recountなどで実測した各spellのDPS ratioで
SP coefficientを重み付けして計算すれば、SPとhasteの関係式くらいは出せるはず。