ギター音当てゲーム
概要
ギター音当てゲーム(ギターおとあてゲーム)は、諸熊氏作成のゲーム。種別は「音当てクイズ」。
聞こえてきたギターコードを正確に答えるというルールであり、コードを学びながら楽しむことができる。
なお、諸熊氏は2009年に発表した「天地上戦 再び」の中で、カジノ向けミニゲームとして制作している。本作では、コード数の大幅な増強などを含め、より音当てに特化した内容となっている。
ルール
基本的なルールは、聞こえてきたギターコードを、リストから選択して答えるというものである。
- ゲームを起動したら、まず、挑戦するクイズのルールと、難易度を選択する。
- 「スタート」ボタンを押すとゲーム開始となる。
- 設定した難易度に従って、ギターコードが再生される
- リストボックスにて、コードの種別、コード名を順に選択する。基本的にエンターキーを押すとこの2操作で解答できる。
- 上記の操作を、選択した出題数、または時間いっぱい繰り返す
- 答え合わせ画面になり、正答率などが表示される。また、挑戦した結果をスコア送信することができる。
特徴
難易度の選択
ゲーム開始時の画面にて、出題されるコード数を11段階で調整することができる。例えば10級では、「C」「Cm」、「C7」などのポピュラーなコードのみ選択可能となる。一方、1級では「A#9sus4」や「Bm9-5」など、複雑なコードも出題される。
具体的な難易度やコードについては、最初の画面に表示される「コードの試聴」機能にていつでも確認することができる。
スコアポスト
クイズの最終結果をスコアボードに送信する機能がある。スコアは、正答率の他、所要時間や解答したコードの難易度によって決定されている。このため、ハイスコアを狙う場合、高難易度のコードを早く正確に答えることが要求される。
このような性質から、作中では、矢印キーとエンターキーの操作だけで解答ができることや、コードの頭文字を直接タイプして選択できるなどの工夫が為されている。また正答率が最も大きな要素であるので、コードの聞き直しを認めている(ただし、聞き直しボタンを押す過程でのタイムロスは避けられない)。
スクリーンリーダーへの対応
今作は、WindowsのコモンGUIのみで制作しているので、スクリーンリーダーが無くてもプレイすることができる。またスクリーンリーダーを使う場合においても、特に専用の設定は必要ない。
ただし、コード名の表記については、「C sharp minor seven minus nine」のような実発音に合わせて記載している。これは、クイズの出題において、スクリーンリーダーの有無や性能による差が生じないようにするためである(スクリーンリーダーにより、記号の読み方や、大文字・小文字の区別の仕方が異なっている)。また、コード名や、その意味を正確に学習することも意図している。
動作環境等
- OS:Windows XP以上
- メモリー:1GB以上
- スクリーンリーダー:PC-Talker、VDMWシリーズ、NVDA、SAPIなど
- ディスプレイ:800X600以上の解像度(拡大可)
- サウンド:ダイレクトXによる音声再生が可能なもの(Windows XP以降は標準搭載)
- インターネット:スコアポストする際に必須