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添付SoundRTS 
概要
SoundRTS（サウンドアールティーエス）は複数国で戦い、他の国を排除し自らの国だけが最後に生き残ることを目指すストラテジーゲームである。ゲームはリアルタイムで進行するため素早い判断が戦況を有利にする。
このゲームは、Jean-Luc Pontico率いるSoundMUD projectにより開発された。現在も新しいバージョンが開発中である。
また、ゲーム言語およびマニュアルが英語の他、各国の有志によりスペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語、ブラジル語、ポーランド語、ロシア語、その他言語へ翻訳されている。このことはいかにこのゲームが魅力的かを示すものであると言えよう。
ルール
遊び方は、採取した資源を元手に各ユニットを生産して、すべての敵国のユニットと施設を破壊することを目指すものである。
ユニットには大きく分けて農民と戦士があるが、農民には資源採取や建物建設にあたらせ、戦士には敵国へ攻めたり攻めこまれた際に活躍してもらうのである。
特徴
リアルタイム
ゲームはリアルタイムで進められる。それぞれのユニットの役割にそって複数ユニットの状況を把握しながら着々と敵国へ攻める準備を整えるのである。さもなくば敵ユニットに攻め込まれそのまま敗北することもある。
ユニット生産
ファームから供給される食料、金鉱で採掘する金、森から切り出してくる木材、ほとんどのユニットはこの３種類の資源を消費して生産される。戦い方に応じどのタイプを多く生産するかや、戦略に基づきいつごろどのタイプを生産するかなど、生産は奥深く軍隊の要である。
アップグレードでユニット強化
ユニットによってはアップグレードで能力を強化できる。アップグレードは資源を消費して行われる。中には前提条件があるものもある。
索敵機能
味方ユニットが足を踏み入れたことのないスクウェアの情報は一切分からないようになっている。また、味方ユニットが踏み入ったスクウェアでもそこから立ち去り誰もいなくなればそのスクウェアの情報は更新されないため最新の情報は分からない。
シングルプレイとマルチプレイ
遊び方にはシングルプレイとマルチプレイがある。シングルプレイはコンピュータと対戦しその内単発マップのものと、順番に一つひとつクリアしてゆくキャンペーンの二種類がある。マルチプレイは単発マップ上で、オンラインで複数人で対戦する。
簡単マップ作成
テキストで10個程度の命令を書くだけで簡単にマップを作ることができる。もちろん命令を増やせば複雑なマップも作成可能。
マップの大きさも形も、スクウェアどうしの繋がり具合も思い通りに簡単に作ることができる。どのスクウェアへ金鉱や森といった資源採取元を配置するか、その埋蔵量はどれくらいにするか、どのスクウェアえ牧草地を配置するかも思い通り。最大何人のプレイヤーでプレイできるようにするかも簡単。初期状態の各プレイヤーのステータスを均一にすることも、不均一にすることも思いのまま。
ランダム配置命令を使えば新鮮な気持ちでプレイすることも可能。
バージョン別の特長
バージョン1.0と1.1の主な特長。
バージョン1.0の特長
登場するユニットは全７種類。ペザント、フットマン、アーチャー、ナイト、カタパルト、ドラゴン、メイジ。
登場する建物は全１１種類。タウンホール、キープ、キャッスル、ファーム、バラック、ソウミル、ブラックスミス、ステイブルズ、ワークショップ、ドラゴンズレアー、メイジズタワー。
メイジだけが特殊能力を持つ。特殊能力はスーパーヒールとテレポーテーションがある。特殊能力を開発しなくとも、メイジには通常のヒールがある。
戦い方はドラゴンが上空を飛行するが基本的に地上ユニットによる肉弾戦になる場合が少なくない。
このバージョンのシングルプレイのキャンペーン用のマップは第三マップまでしか完成しておらず未完成である。作者本人も作成途中であるとマニュアル上で述べている。
バージョン1.1の特長
登場するユニットは全１４種類。前バージョンまでのものに加えて、フライングマシン、ダークアーチャー、プリースト、ネクロマンサー、オフェンシブフライングマシン、スケルトン、ゾンビ。
登場する建物は全１６種類。前バージョンまでのものに加えて、スカウトタワー、ガードタワー、キャノンタワー、ネクロポリス、テンプル。
特殊能力を持つものはフライングマシン、ダークアーチャー、プリースト、メイジ、ネクロマンサーと多数ある。またヒールはプリーストの能力へと変更された。新しく追加された特殊能力は、コンバージョン、デッドリーフォグ、エクソシズム、ホリービジョン、メテオズ、レイズデッド、リコール、リザレクション、サモンドラゴンと、こちらも多数増えた。
味方ユニットを攻撃できるようになった。
シングルプレイのキャンペーンが完成し、第四マップ・第五マップと次々とプレイできるようになった。また、マルチプレイでチームプレイができるようになった。チームプレイでは同じチームならば同盟国の知りえたスクウェア情報を共有できる。
SAPI 5を実験的にサポートした。使用するには SoundRTS.ini を若干書き換える必要がある。詳しくはマニュアルの「6. More details for customization」の中の「Screen reader support (experimental)」を参照。
Linux speech dispatcherを実験的にサポートした。詳しくはマニュアルの「6. More details for customization」の中の「Linux speech dispatcher support (experimental)」を参照。
動作環境等
- OS：Windows 98以上。Windows Vista以上推奨。Windows版とは別に、Mac版、Linux版が用意されている。
- メモリー：不明だが、使用OSの推奨する容量があれば大丈夫だと思われる。
- スクリーンリーダー：基本不要だが、SAPI5を使用するならばSAPI5で英語が読み上げできる品を用意のこと（日本語読み上げ品で代用できるかは不明）。
- サウンド：ステレオだとなお良いが、モノラルで必要十分。
- キーボード：必須。
おことわり
この紹介文はSoundRTSバージョン1.0.1、SoundRTSバージョン1.1.1をもとにしています。
関連項目
- campaign チャプター4 ナイトが死亡するバグ （SoundRTS）
- 操作方法?
- よくある質問?
