Swamp

Last-modified: 2012-10-29 (月) 19:41:55

ゲームジャンル:多人数参加型ネットワークFPS
製作者 : Jeremy Kaldobsky (Aprone)
最新クライアント : ver2.8
http://www.kaldobsky.com/audiogames/Swamp.zip

概要

Swampは、2011年10月、Jeremy Kaldobskyによって製作されたオンライン型のFPS(First Person Shooter)である。もともとはハロウィンの企画として1週間の間公開されたプロジェクトであったのだが、今までの視覚障害者向けゲームとはまったく違うゲーム性が大人気となり、現在も開発が続いている。
このゲーム最大の特徴はオンライン型ということである。プレイヤーはリアルタイムでサーバと通信し、取った行動は接続している全てのクライアントで共有されている。従って、従来なかなか実現しなかった「協力プレイ」が可能となっている。
なおサーバはゲーム開発者によってホストされており、いつでもオンラインになっている。そのため、ネット環境さえあれば、特に時間帯やポート開放を気にせずに遊ぶことが可能となっている。

基本システム

基本は、町にはびこるゾンビを倒して経験を重ね、レベルを上げていくというものである。また、ミッションとして物資を集めたり、クエストとして町の中の特定の場所に出向き、指定された物資を回収してくることができる。
特に明確な目的やエンディングはないが、ゾンビを倒すこと自体にいわば中毒性のようなものがあり、リリースから1年経った今でも多数のプレイヤーが病みつきになっている。

基本探索

基本マップ(3種類存在し、それぞれひとつの町になっている)では、ゾンビを倒しながらアイテムをあつめる探索が行える。このマップ上でしか拾えないアイテム(サプレッサー、セカンダリーアーマー、一部武器、ディーゼルタンクなど)があるため、これを行うことは必須である。
ゾンビを倒すとお金(reputation)と経験値(experience)が少しずつ増えていく。お金を貯めることで、他人のミッションに参加したり、弾薬や武具を購入することができるようになる。
なお各町には、ゾンビが襲ってこないセーフゾーンが設けられている。セーフゾーンは、弾薬の補充、ゲームの中断と再開も兼ね備えた、いわゆる探索の拠点として活用することになる。

クエスト

クエストとは、依頼を受け、指定したアイテムを回収して持ち帰るというものである。これは、セーフゾーンにて依頼を受けることができるので、持ち帰る場所もそのセーフゾーンとなっている。
クエストを達成すると、一律250のお金を得ることができる。ただし、クエストを受け取るときに25の金が必要なため、儲かるのは225である。なお、クエスト達成時に貰えるお金は、レベルアップですこし増やすことができる。
しかしながら、クエストで貰えるお金は、安定してミッションをコンプリートできるようになるまでのお小遣い稼ぎに過ぎず、レベル50を超えたらまず使わない。とはいえ、序盤の金稼ぎにはなかなか有用である。

ミッション

ミッションとは、生活する人々のためにゾンビがはびこる倉庫へ行き、物資を補充して戻ってくる、という形式のクエストである。通常のクエストとの違いとして、複数人で一つのミッションに参加し、こなしていくことや、セーフゾーンが無いためミッション中の中断ができない、などの特徴がある。
ミッションは、物資を積み込むためのトラックの動力源であるディーゼルタンクを持つプレイヤーが主催し、そこに複数人のプレイヤーが参加することで行われる。主催者は一定量のディーゼルタンクを、参加者は一定金額の参加費を支払わなければならない。
ミッションは、セーフゾーンにて主催することができる。なお、レベルによって主催できるミッションの数は変化し、さらに自分が現在いるマップによっては、主催できないミッションも存在する。

ゾンビ

ゾンビは、Swampにおける代表的な敵キャラクターである。基本的に、視界に入ったプレイヤーを襲撃、捕食する特徴を持っているので、プレイヤーは武器を用いてこれらを撃退し続けなければならない。
プレイヤーは、ゾンビの攻撃を受けることでダメージが蓄積し、HPが0になると死亡する。この際プレイヤー自身は捕食されたことになり、入手した武具やアイテムを全て失った状態で、セーフゾーンに戻される。またミッションに参加していた場合には、そのミッション中で死亡した扱いになり、他のプレイヤーによってミッションが終了しても、賞金等は獲得できなくなる。
なお、武器による攻撃をする際には、発射音などによりゾンビがプレイヤーの気配を察知してしまう場合がある。このため、発射音の大きな武器を利用する際には、ある程度の戦闘をこなす覚悟や、闘争手段の確保などが求められる。

関連項目