ノーム

カードとしてのノーム

単発の効果量では最強の枯朽カード。
ここからちょっと固定ダメージで数回小突けば、ほとんどの通常ダメージは難易度に関係なく骨抜きになる。
枯朽自体は2ターンで終了するが、発生した弱体は5ターン持つため何ら問題ない。通常ダメージに特化したボスには致命的な一手となり得る。

さらに強烈なのがルインドウィッチとのコンボ。
枯朽から暗殺を派生させるこのカードに10枯朽を組み合わせると……たった2枚で10暗殺、無条件即死の完成である。
もっとも特定のカードを特定の順序で出さなければ敵を倒せないため、それなりに手間は掛かる（例えば魔撃デッキなら、軌道に乗った後は何を出しても一撃で敵を倒せる）。
またポルタ―ガイスト?は免疫持ちのため暗殺自体が付与できない。強力だが最速または万能という訳ではないことはお忘れなく。

このカードは豊穣の原野のダンジョン固有ドロップ。
入手し損ねた場合はランダムダンジョンなどでの出現に期待しよう。ピックカードだけでも拾えればクラフトで作れる。
またいずれかの短期イベントダンジョンでも、ピックカードおよび固有ドロップカードとして出ることがある。

関連カード

枯朽つながり

　密林の司祭 ガアプ（2枯朽5T）・ルインドウィッチ（2枯朽5T）・アルラウネ?（3枯朽5T）・ケツァルコアトル?（4枯朽5T）
　ノーム（10枯朽2T）

シールド付与量ベスト3（デッキ依存型を除く・連続型の合計を含む）

　1位（30シールド）：アスモデウス?（10シールド5Tx3）
　2位（20シールド）：翡翠の魔術師 メルタ・ポセイドン・メデューサゾンビ?・古代の生物兵器
　3位（15シールド）：加護の石片・旅の何でも屋 リッカ・デビルクイーン?・ミドガルズオルム?・ノーム・リリス

四大精霊

　シルフ・ウンディーネ・ノーム

その他の精霊

　精霊の仔・精霊の女王・（精霊の抜け殻）

豊穣の原野限定ドロップ

　マッドパンプキン・ノーム・グリードアント・グレインイーター

敵としてのノーム

シーズンダンジョン「豊穣の原野」にのみ出現する敵。
HPは基本値こそ平凡だが、難易度上昇による伸び幅が他の敵より大きいという特徴がある。守護ガードも常備しており打たれ強い。

主な攻撃はつたの鎧をまとって茨棘ダメージを増すという、終盤の敵にしてはやけに消極的なもの。
とはいえ1ターン中に何枚もカードをプレイしていると馬鹿にならないダメージを生む。ソイルシールドで時間を稼がれるとなおさらである。
単発の威力は小さいので、守護ガードなどでやり過ごすのは難しくない。基本に忠実に戦えばよい。

難易度ハードから使い出す土石流は、直接火力はさっぱりだが付随する送還が面倒。カードを空回りさせている間に茨棘ダメージもかさんでいく。
まとわりつく土はシールドでは防御を行わないことにしていれば何ら問題ない。薬学を張っていれば99無遮蔽を乗り越えて巨大シールドも展開可能（薬学は2以上必要）。

過去作品でのノーム

シリーズ皆勤。
いわゆる四大精霊のうち土属性を司る存在。原典ではひげを蓄えた小人の老人とされる。

DDD1では（当時の）トレントの色違いで、精霊神殿後半のボスとしての登場である。
それまでのボスとは一線を画す膨大なHPと、転倒や毒や割合ダメージなど数々の絡め手を有した強敵。終盤戦の門番として存在感を示した。

DDFでは難易度5ダンジョンの敵として他の四大精霊ともども出場。
こちらでは草と水をまとった女性精霊といった風貌で、樹木に半分埋もれた姿のDDD1版トレントの後継型と取れなくもない。
森の守護者繋がりでトレントと親交があり、共同で動植物を守ったり外敵と戦っていたらしい。ボスでない敵としては初の強毒（毒ダメージ3倍）持ちでもあった。
この設定を考えるとDDD2の豊穣の原野で、害虫退治をしている主人公にノームが襲いかかってくるのは奇妙なように思えるが、そもそも害虫と人が呼ぶ生物もれっきとした自然の一部である。
舞台も人工の田畑ではなく、誰の土地でもない原野である。そういった場所まで我が物顔で管理しようとする人間が気に入らないのかも知れない。

DDD2では実装当初、何故かスピリットと同じ姿での登場となっていた。
これは不具合だったようで、後日DDFのノームと同じ姿に修正。この姿ならつたを用いた攻撃や防御も違和感がないか。

余談だがこのノームが登場した豊穣の原野の実装により、シーズンダンジョンは全12ヶ月分・6種類全てが完成した。
このシーズンダンジョンにおいて、同じ四大精霊のうち風属性のシルフは薫風の谷間、水のウンディーネは大時化の洋上にそれぞれボスとして出演している。
一方で土のノームは平モンスター。RPGだと妙に土属性が冷遇されやすいのは何故なのだろう。
そして残る火属性担当の精霊・サラマンダーの欠場がこれにて確定された。1体だけ女体化されなかったばかりに……
シリーズ次作では四属性揃って再出場できることを祈ろう。

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