Magic Item/Miscellaneous/Slave Collar

士気が激増するが副作用が大きい。用途は限られる

Slave Collar
領域	属性1	属性2
Construction Lv0	1
性能
士気+20　暗殺技能増強+1　装備解除不可 装備すると精神が破壊される

ゲーム内説明文

This copper collar is sometimes given by magicians to cowardly commanders. The power of the collar serves to kill the free will of the wearer, making him obedient and less prone to panic during battle. As a side effect, the wearer also becomes feebleminded. Once equipped, the Slave Collar cannot be removed.

和訳

この銅の首輪は、しばしば魔術師たちによって臆病な指揮官に与えられます。首輪の力は着用者の自由意志を殺すのに役立ち、戦闘において彼をより忠順にし、また恐慌状態に陥り難くします。副作用として、着用者は精神薄弱になります。Slave Collarは、一旦装備されると取り外すことができません。

解説

自我を殺して戦場に留まるように促すための首輪。コストに対して効果は非常に大きいが、副作用も強烈。

一般的な士気の指揮官だと、これを装備するだけで士気が30を超えてまず撤退しなくなる。指揮官が撤退判定の対象になる状況は限られるが、全軍の50%以上の損害が予想されるほどの消耗戦や、敵がWailing Windsを使用してくる場合など、重要になることもある。
また高い士気はAweやFearの対策としても有効。十分な身体能力を持つ指揮官に高威力の武器と併せて与えてやれば、戦闘力の多くをAweに依存しているような相手に痛烈な反撃を行える。

また非常に地味な機能だが、暗殺者が装備するとその修正値が上がる機能もある。これ自体が暗殺技能を付加してくれるわけではない。


問題は装備すると付加されるFeeble Mindedの戦傷。これは戦闘技能と射撃精度が-1、魔法抵抗が-5、魔法技能がすべて消滅、指揮上限が4分の1に低下と、数ある戦傷の中でも指揮官にとって非常に強烈なもの。
魔法技能を持つ指揮官が持つべきではないのは言うまでも無いが、戦闘型指揮官でも魔法抵抗の激減が痛い。大型で即死攻撃などの対象にされやすいものでは使えたものではない。しかも外すこともできないので、状況に合わせて付け替えるというわけにもいかない。

指揮上限の低下も凄まじいため、一般的な指揮官でも何も考えずに装備すべきではない。指揮官は最低でも一人が戦場に残っていれば総崩れは避けられるので、安物の指揮官にでも与えて軍に同行させておくだけでも良いだろう。


少し違った使い方として、世界呪附を発動している魔術師に装備させることにより、次のターンにそれが維持している世界呪附を強制解除することができる。
いずれにせよ使い物にならなくなるので、通常は敵に突っ込ませて処理したほうが良いが、味方領土の奥地に居て面倒な場合、あるいは移動時間も惜しい場合であればやってみてもいいかもしれない。
またImmortal持ちの魔術師だと普通に殺されても解除できないので、これを利用するのが最もお手軽。用が済んだら支配圏内で特攻して殺してもらえば首輪も外れ、そのうちFeeble Mindedも治る。

他、契約が切れる前に傭兵に持たせることで、魔法技能を失わせておくこともできる。やや高価で兵をろくに連れていないものを狙うと、その後に雇った他国は実質的に無駄な金を払ったことになるので良い嫌がらせになる。
ただし、雇用切れのターンに強引に掠め取りに来た場合を除き、実はよく見ると雇用前に見分けられる（隊の簡易説明文の頭から「The mage」の記述が消えてしまう）ので、注意深い相手には上手く行かない。


なお、これは戦闘後の鹵獲の対象とはならない。よって装備者を意図的に敵地に突撃させても、敵指揮官に拾わせることはできない。

コメント

• 用済みの傭兵に付けて嫌がらせに使うやり方も前作wikiに書いてあったが、今回は引っかからなくなったのかな？ -- 2014-11-12 (水) 18:34:12
• だいぶ今更ですが、それも絡めて追記。何気ないとこで見分けられるのに気付いてしまったので省いていました。あと、単独行動が多い魔術師は契約切れ直後に一覧から消えることも多いように感じます。 -- 2015-03-11 (水) 20:08:04