概要
Ver.6.4の【ラスボス】。【物質系】。
【ジア・サフィル】と【ジア・ルーベ】が【ジア・クト念晶体】の王【ジア・レド・ゲノス】より賜った強化の冠によって合体した姿。「至高の宝玉」と自称する。
身体の右半分がサフィルで左側がルーベ。カメラアングルによってメインで映っている方の人格と声で喋るが、真正面では二人同時に喋る。よって声は赤﨑千夏&蒼井翔太。
冠のチカラによって絶大なる強化を受け、主人公らの抹殺に乗り出すも返り討ちに遭う。
そして敗北したときのためにジア・レド・ゲノスがあらかじめ冠に備え付けていた自爆機能が起動。二人は自爆寸前まで追い込まれると同時に、王にとっての「特別なふたかけら」でなくなった事を悟る。
その事実を受け入れられず半狂乱に陥るルーベを見てサフィルは一人で自爆を引き受ける決断を下し、彼女を強引に合体形態から引きはがしてそのまま強化の冠の爆発に巻き込まれ粉々に砕け、【サフィルの心核】?を遺し死亡してしまう。
しかし爆破の直前に【天使長ミトラー】が障壁を展開したことで被害は抑えられた。
ジア・クト念晶体の一族にも、仲間を思いやる精神が存在するらしい事が示唆された一幕と言えるだろう。
辛くも生き残ったルーベは戦意を喪失し、【天使長ミトラー】によって確保され、回生堂2階の居室(【アシュレイ】と【レオーネ】が当初居た部屋)へと収容される。
余談
クルヴィダの名の由来は、サンスクリット語でルビーを指し、鉱物のコランダム(corundum)の語源にもなった単語「クルヴィンダ」(Kuruvinda)と思われる。
コランダムはルビーとサファイアを内包する(正確には赤色のコランダムをルビー、赤以外のコランダムをサファイアと呼び分ける)ため、ルビーとサファイアがモチーフと思しき二人の融合形態に相応しいネーミングと言えるだろう。
左右の半身がそれぞれ炎と氷の属性を司る鉱物生命体という設定や、怒り肩の鎧をまとったシルエットは、「ダイの大冒険」の【フレイザード】を彷彿させる。
炎と氷で対になった存在が出てきた時点で、誰もが「ああ、こいつら合体するな」と思ったことであろう。
また、クルヴィダは【メドローア】の名を冠する技を使うが、メドローアもフレイザードと同じくダイ大を元ネタとする炎と氷の合わせ技であり、こちらも意識されたチョイスであると思われる。
(なお、原典においてメドローアが登場したのはフレイザード退場後の話であるが、その説明の際に「これの習得に至るまで成長していたら恐ろしい存在になっていた」とも言及されているため、両者は全くの無縁というわけでもない)
更に余談だが、忠誠を誓った敵の親玉に爆弾化させられて捨て駒にされるという流れは、同じくダイ大の登場人物でありフレイザードの生みの親である【ハドラー】と共通する。
戦闘
使用特技
- 通常攻撃
- 【豪炎連撃】:対象範囲ランダムに400程度の炎属性ダメージ×6
- 【爆心剣・双撃】:自身周囲に1800程度のダメージ
- 【ジア・イグニス】:対象範囲に600程度の炎属性ダメージ+炎耐性低下
- 【ジア・フレア】:対象範囲に700程度の炎属性ダメージ
- 【ジア・プロミネンス】:対象直線状に1500程度の炎属性ダメージ
- 【ジアバレット】:対象範囲ランダムに350程度の氷属性ダメージ+氷耐性低下+攻撃力低下
- 【ジア・アイシクル】:対象直線状に600程度の氷属性ダメージ+こおり(【おびえ】)
- 【ジア・フリージング】:自身周囲に1000程度の氷属性ダメージ+こおり
- 【ジア・ブリザード】:自身周囲以外のエリア全域に1000程度の氷属性ダメージ×2
- 【ジア・コキュートス】:足元に氷床を4つ設置し、一定時間後に1200程度の氷属性ダメージ+こおり
- 【コール・クリスタル】:ジア・クリスタルを召喚する。クリスタルは一致時間ごとにクリスタライザーを使用し、直線状に350程度のダメージ
- 【ジア・メドローア】:自身前方極太範囲に19999ダメージ
攻略
戦闘BGMは【戦いのとき】。
この戦闘では【ユーライザ】がNPC戦闘員として仲間に加わる。
しかし、この戦闘におけるユーライザは力不足を表現する為か、攻撃をしてもミスしたり1桁ダメージを叩き出すことが多い等、攻撃面では全く当てにできない。戦闘開始直後に【裁きの聖剣】を使うが通用せず、それ以降の攻撃もほぼ無効。
おまけに何故か【天使の加護】も使ってくれないため補助も期待できず、役に立ってくれるのは【ザオリク】のみ。強いて言えばジア・クルヴィダの技は範囲ランダム攻撃が多いので、タゲ散らしの的になってもらうくらいか。
ジア・ルーベとジア・サフィルの使用する技を多く使用する。どれも高火力であり、耐性を下げる技も使用する。常時2回行動(HP25%からは3回行動)も相まって無対策だとあっという間に全滅しかねない強敵。
氷属性の技は回避可能な技が多いため、【炎光の勾玉】や【ファイアタルト】などで炎耐性を盛ると良い。耐性低下を防ぐには【幻界王の首かざり】もあるが、この戦いでは多段攻撃が多いため【竜のうろこ】の方が向いているだろう。
自操作の職は【ガーディアン】や【どうぐ使い】などがおすすめ。前者は炎耐性+【天光の護り】でダメージをかなり抑えることができ、後者なら【プラズマリムーバー】で耐性ダウンを解除できる。
とにかく攻撃が苛烈であるので、避けられる技は回避に専念して、全滅しないことが重要である。幸いにもヘナトスやルカニなどの弱体系呪文は効くので、攻め手に困ることはないだろう。
HPが90%程になるとコール・クリスタルを使い、ジア・クリスタルを3体召喚する。これは後述のジア・メドローアを使う時を除いて常に存在し続ける。
ただでさえ激しいジア・クルヴィダの攻撃を回避するスペースを潰されるため、より窮屈な戦いになる。クリスタライザーは一発くらい喰らってもそうそう死にはしないので、ジア・クルヴィダの攻撃を喰らうくらいならクリスタライザーに突っ込んだ方がいい場合もある。
ジア・メドローアはHPが減ると2回使用し、どちらもセリフと共に8秒間スタンさせた後に使用する自身を中心として前方極太範囲に19999のダメージを与える大技。
射程範囲が光るので、横に避けるか、後ろに回り込むようにして避けると良い。ただし、範囲がかなり広いため、敵の真正面にいる場合間に合わない場合もある。その場合は仕方ないのでおとなしく食らおう。
ガーディアンなら行動可能になったらすかさず【不屈の鼓動】や【防塞領域】を使うことでしのげる。
ユーライザが満足にNPCとして働けたとしても苦戦は免れない強敵に、足手纏いとなっているユーライザを伴って戦わなければならないという難所。厳しいと思ったら、【難易度選択】で難易度を下げることも考えよう。
ちなみに、こいつの使用するジア・バレットは何故か「・(中点)」が無い「ジアバレット」という表記になっている。