【ユーライザ】

Last-modified: 2024-03-22 (金) 15:43:52

概要

Ver.6における主要人物の一人。担当声優は石川由依
 
歴史上における【英雄】たちを【神都フォーリオン】へと導く役割を担う導きの【天使】の一人。
【主人公】を英雄に推薦した張本人で、(他の時代へ時渡りしている期間を除いて)主人公がこの時代に飛ばされてからVer.6の物語が開始するまでの動向を見守り続けていた。
審判の天使である【ヘルヴェル】とは義理の姉妹のような関係があり、あちらを「お姉様」と呼ぶほか、同居もしているらしく、神都フォーリオンのヘルヴェルの家近く(E-5)にある転移の聖火台も「神都フォーリオン・天使姉妹宅」として登録される。
ただし、出生の性質からして天使には基本的に家族という概念が無い(【フォーリオン・外郭】のG-6にいるネリメルによると「天使には 家族っていうものが ない」とのこと)ため、ユーライザとヘルヴェルのような関係性は天使としては珍しいものの模様。
言葉遣いは基本的に敬語。特に初対面時は天使の威厳を見せるためなのか、ゆっくり目で淡々と少々堅苦しい口調で話している感じだが、その後は少々早口になっている。
また、流石に気分を害された時は砕けた口調をすることもあり、例えば【アルビデ】に対して「嫌味な奴」呼ばわりしたり【ピュトス】に対して「あいつ」呼ばわりしている。
年齢についての言及はなく、2022年版【アストルティア拾遺譚】で22歳で没した【リナーシェ】よりもずっと年上だと語っているため、600歳以上と思われがちだが、【ユーライザの思い出】では500年前の事件を「直接 見てはいません」と発言しているため、おそらく30歳以上500歳未満だと思われる。
 
ちなみに「ユーライザ」は「イザヤール」のアナグラム(というより逆読みして少し入れ替えただけ。もしくはローマ字にしてスペルを少々入れ替えたもの)になっており、立場や属性等の類似性からDQ9のイザヤールを意識した命名であるのは明らかである。
下記の通り名付け親はヘルヴェルであり、彼女はイザヤールを見習っていることからその名をもじって命名したと思われる(断言はされていない)。

【天星の英雄たち】(Ver.6.0)

産まれながら強大な時渡りの力を持ち、転生してからも数々の困難や事件を解決し、そして遂にそれらの元凶ともいえる【異界滅神ジャゴヌバ】を打倒すという偉業を成し遂げた主人公を英雄と認め、主人公に世界を護る力を手に入れてほしいと、フォーリオンへと導くために【アストルティア】へと降臨した。
 
基本的に死者から選ばれる英雄の候補にまだ生きている主人公を強く推したのも彼女とのことだが、そこまでして主人公に肩入れする明確な理由は今のところ述べられていない。
また、主人公を良く思わず邪険に扱う者に対して、やや感情的に怒る場面が散見される(これは私情を挟まない対応のヘルヴェルとは対照的に映る)。
天使としては型破りな考え方を持っているらしく、他の天使たちからは「罪付き」と呼ばれるなど、過去に何らかの罪を犯したかのような扱いをされているが……?
聖天舎2階にいる天使ザイオーンは、罪付きである彼女はたとえ死んでも転生の園に還ることはできないと語る。
 
【フェディーラ】の家で読めるメモによると見た目よりも大食いで、おかわりが恥ずかしいことから彼女の食事は最初からさりげなく大盛りで盛られているらしい。

【暴かれし相貌】(Ver.6.1)

アストルティアで異変を起こしている【悪神】たちの対処のため、【天使長ミトラー】の命により翼を隠して主人公に同行することになる。
 
旅立つ前にヘルヴェル宅にある彼女の部屋に立ち寄り、クエスト【散髪人形はお礼がしたい】を受ける必要があり、これをクリアすると彼女の髪型を選択できるようになる(その際新たな髪型「ストレートロング」も追加される)。
また、部屋にある写真立てを調べることで、コンテンツ「ユーライザの思い出」が解放される。
 
アストルティアで行く先々では主人公を少々過剰なまでに持ち上げ、相手によってはやや引かれる場面もある。
今バージョンでは出会わなかったが、【勇者姫アンルシア】と対面した時はどうするつもりなのだろうか?(勇者の眼があるので翼を隠しても見抜かれる可能性が高い)
また、各イベントにおいてアストルティアの住人がいる前で堂々と天星郷の事情や天使長の存在を話しまくるが、こちらも機密情報の漏えいが心配である(一部のイベントでは主人公にひそひそ話をしている描写もあるが)。

【ふたりの勇者】(Ver.6.2)

クエスト【おだやかな波のように】のクリアで髪型「ウェーブボブ」が選択できるようになる。
転生の園で新生した彼女を取り上げ、名付け親になったのがヘルヴェルであったことが判明。勇敢であるようにと「天星郷に伝わる勇士」から名前をもらったという。

【魔眼の月が昇るとき】(Ver.6.3)

クエスト【ふた色の旋律】のクリアで髪型「バイカラーメッシュ」が選択できるようになる。
 
今回も【魔窟アラモンド】から【死せる結晶の荒野】まで、全編に渡って主人公に同道する。
死せる結晶の荒野ではアンルシアとの邂逅があったが、彼女はすぐに【結晶の塔】の光を浴びて結晶化してしまったため、天使と見抜くどころではなかったと思われる。
【ジア・レオーネ】との戦いにおいて、足場となる光輪を発生させる。この光輪はかつて【冥獣王ネルゲル】と戦ったときに謎の声とともに現れたものと同じものだった。
その声の主こそが主人公の戦いを見守っていたユーライザであり、地上の戦いに介入してはならないという天使の掟を破ったことが「罪付き」となった原因であったことが語られた。*1
 
なお、このストーリーのクライマックスのムービーは【タイトルムービー】同様の画風になるが、このムービーでは髪型を変更していても反映されない。

【悠久のレクタリス】(Ver.6.4)

クエスト【お馬さんが見たい】のクリアで髪型「ポニーテール」が選択できるようになる。
 
天の聖壇に現れた新手との戦いにはやはり彼女が参加する。
その後もやはり主人公の助手として同行してくれるが、流石に時渡りの話には置いてけぼりになりがち。それでも、【フローラルダンディ】との戦いには参加し、神話の時代に時渡りする為、フォーリオンに縁のある地として【神代の島】を思い付く。
そこに現れた追手との戦いでは、【パドレ】が戦線に出る事と、【メレアーデ】の護衛の為に参加しない。
 
追手を退け、神話の時代のフォーリオンに時渡りする事に成功する主人公。そこで初めに見た光景は、仲間の天使を弔うユーライザと瓜二つの天使だった…。
 
一方、ユーライザは重傷を負ったパドレをパドレア邸に送り、治療をしていたようだ。
主人公が現代に戻ってきた時には無事終わったようで、神代の島で待っていてくれている。

【天に煌めく星のごとく】(前編)(Ver.6.5前期)

クエスト【魂の形】のクリアで髪型「レクタリス」が選択できるようになる。
神具解放の審問にはミトラーと共に付いてくるものの、【神授の判定者】たちとの戦いでは介入を認められず、【念晶巨人】との戦いも見ているしかできなかった。
そうして前章より、力不足を思い知らされる事が重なって思い余ったか、初期型の神化の光炉を使って失敗し、意識を失ってしまう。以後は面会謝絶となる。
これに伴い、【ユーライザの思い出】の進行やバーバードールからのクエスト受注が一時期不可能になっていたが(髪型の変更は可能)、提案広場などでの意見を受け「不思議な部屋」に入れるよう変更された。

【天に煌めく星のごとく】(後編)(Ver.6.5後期)

ラダ・ガートの用事が終わった後に復帰する。
魔眼の月への侵攻作戦ではメンバーから外されたものの、後から主人公について行く。
ジア・レド・ゲノス戦では神化の儀の効果が発動し、ゲノスによる鉱石化を無効化できるようになり、主人公と共に戦う。
第二形態であるジア・メルド・ゲノス戦でも引き続き主人公と共闘する。
 
神化状態のユーライザは金色の翼と天使の光輪を持ち、衣装も瓜二つの人物が纏った神具?に変わる。髪型が「レクタリス」なら翼の色以外は【レクタリス】そのものである。
 
後日談のクエスト【大空の向こう側で】では神化の儀でユーライザに宿った前世のレクタリスの意識のお陰で神化できる事が判明するが、このままではレクタリスの意識がユーライザを乗っ取ってしまうため、主人公と大空を飛んだ後レクタリスの記憶は自ら消滅した。
これにより神化も二度とできなくなった。
 
もう1つの後日談のクエスト【その翼は未来へと羽ばたく】では、審判の天使達を元気づける役割を主人公とともに引き受ける。
その後審判の天使達が新しい道を見つけたことをミトラーに報告するが、ミトラーから「お前自身はどうなんだ?」と問いかけられる。
それに対してヘルヴェルのような立派な天使になりたいと答え、ミトラーから審判の天使になることを打診される。
戸惑う彼女だが、その時誰かに呼ばれたような声を聞き、転生の園へ向かう。
ちょうどそこでは新たな命が誕生しようとしており、彼女はその子の名付け親に選ばれたのである。
そして生まれた子を取り上げるが、その子の顔はなんとヘルヴェルにそっくりだった。
ユーライザはその子がヘルヴェルの生まれ変わりであると確信し、ヘルヴェルの名前の一部を取って「ヴェル」と名付ける。
ヘルヴェルから色々なことを教わったようにヴェルのことも教え導くと誓い、ヴェルを育てるとともに審判の天使の役目を引き受ける。
 
クエストクリア後に彼女の部屋に行くと、子育てには苦戦しているものの、毎日色々な表情を見せてくれて楽しいと語る。
育児と審判の天使の任務でこれまでのように主人公を見守れなくなるのは残念だが、主人公ならどんなことがあっても大丈夫だと背中を押してくれる。

能力

Ver.6.1

【砂上の襲撃者】【悪神 三闘士】【ハクオウ】【熱空の支配者】【悪神リナーシェ】戦で【NPC戦闘員】として加わる。
Lv120、HP940、MP860で、職業表記は「天使」。武器は羽根型の両手剣で、戦闘開始前に空の手元から召喚する。
使用特技は【天空斬り】【大聖光斬り】【天使の加護】【イオマータ】【ザオリク】を、悪神 三闘士と悪神リナーシェ戦では更に【裁きの聖剣】が加わる。
回復呪文はないが両手剣が武器なので火力がそこそこ高く、イオマータは一発あたり200前後のダメージを与える。
またザオリクの際は剣を地面に刺して立ち姿勢で詠唱する独自のモーションをとる。

Ver.6.2

レベルが想定より高かったということで、Lv90に修正された。能力値には変更なし。
このストーリーでのボス戦全てでNPC戦闘員として参戦する。

Ver.6.3

【ジア・レオーネ】以外のボス戦全てでNPC戦闘員として参戦する。

Ver.6.4

【ジア・ルーベ】と過去編以外のボス戦でNPC戦闘員として参戦するが、ジア・ルーべ戦とラストの【ジア・クルヴィダ】戦では力量不足を表現するためか最終与ダメージに大幅な減少補正がかかっており、ジア・ルーべ戦では【バイキルト】込みで辛うじて3桁、ジア・クルヴィダ戦においてはほとんどミスか1桁ダメージしか与えられず*2、回復、補助程度にしか役立たない。

Ver.6.5後期

ここで以下のようなステータスが確認できる。

LvHPMP攻撃力守備力攻魔回魔素早さ器用さおしゃれさ重さ
909408601020800620640480460590300

ラストバトルで神化するとLv130となり、ステータスも上昇している。

イベント・その他

【美の競演! 第10回アストルティア・クイーン総選挙!】

運営推薦枠で出場。
 
投票後に貰えるチョコは【フェディーラ】直伝の四角四面なチョコ。
一片の抜かりなくレシピ通りにきっちり仕上げられた感じのとてもおいしいチョコらしい。
 
しかし、現行バージョンのメインヒロインであるにもかかわらず、最終結果は7位と振るわなかった。
まだ彼女のキャラクター像自体がよく分かっていないことに加え、一連のストーリーから天使自体が全体的に胡散臭いものにプレイヤーから思われたのが響いたか。
このあたりはVer.5における【ユシュカ】と同じような立ち位置と言えるか。
なお、結果発表後に話しかけると他の天使達からは出場に反対されていたことを明かしている。

【美の競演! 第11回アストルティア・クイーン総選挙!】

まさかの前年下位であった【リナーシェ】に大きく水を開けられ予選落ちという結果に。さらに【メレアーデ】が初クイーンに輝いたことにより、メインヒロインで唯一のクイーン未経験となってしまった。
予選の結果は17位。推薦枠→予選17位というのは奇しくもVer.4当時のメレアーデと全く同じ推移である。
おはなし感想広場などではVer.6.4のストーリーでユーライザの印象が変わったという意見も見られるため、今後の巻き返しに期待したいところ。

【美の競演! 第12回アストルティア・クイーン総選挙!】

予選ではそっくりさんのレクタリスとに分かれてしまった為、票の分散で順位を落としてしまう恐れがあったが、結果は3位で予選を通過し本戦に出場。初登場キャラ以外では一番の躍進を見せたものの、1位のレクタリスには負けている。
そのレクタリスとは初対面となり、不思議そうに見つめていたが、あくまでイベントなのでお互いそれ以上の言及はなし。
投票すると天使の羽をモチーフにした包み紙にくるまれたチョコをもらえる。一昨年と同じくフェディーラに指導を受けており、天にも昇る気分になれる。
最終結果は7位。魂の転生元であるレクタリスに優勝を持っていかれる形になってしまった。得票数も3倍以上差を付けられてしまっている。

【アストルティア拾遺譚】(2022年版)

主人公の前に現れる前日のことや、Ver.6.0ストーリー中のリナーシェとの交流について語られる。
リナーシェに対し、自分が「罪付き」となってしまった過去の「罪」について少し触れる場面もあるが、この時点ではまだ明らかにされなかった。



*1 このことについての伏線としては、Ver.6.3に先立って発売されたオフライン版において、そのシーンだけ声が入れられていなかったことが挙げられる。
*2 呪文であるイオマータさえほとんど1しか当たらない為、単純にステータスを低下させているだけではありえない