【ジア・レド・ゲノス】

Last-modified: 2024-03-20 (水) 21:10:11

概要

Ver.6.3ストーリー 【魔眼の月が昇るとき】からの登場人物。
声優は小林ゆう。
 
「万象の王」を自称する【ジア・クト念晶体】の王。
Ver.6.3ストーリーの最終盤において【魔眼の月】と共に姿を現わし、天使たちに宣戦布告をした。
男性とも女性ともつかない中性的な容姿と声色の持ち主で、SF世界の住人の様なその姿はドラクエの世界観から見ると違和感を覚えるが、それ故に異世界からやって来た異物、異世界からの侵略者という雰囲気を醸し出している。
また「侵略は 我らの本能。支配とは 我らのたしなみ。」と本人の口から語られており、配下に対しても平気で捨て駒にするなど言葉や行動の端々から冷酷で傲慢な性格が滲み出ている。
【異界滅神ジャゴヌバ】も元々はジア・クトの1人【ジア・グオヌバ】に過ぎないため、ジャゴヌバ以上の大物が動き出したことになる。ただし、ジャゴヌバとは彼の変質の影響もあってか目的に相違がある。ジャゴヌバはアストルティアを無に帰すことそのものが目的であるのに対し、ゲノスらジア・クトは生存のため創生のチカラを吸い上げることが目的であり、その結果として破滅が訪れるというものである。
 
ジア・クトのネーミングは、純粋なジア・クトも後天的にジア・クト化した存在も基本的に「ジア・〇〇」で統一されており、ジア・クト同士は〇〇の名で呼び合う。
その中でミドルネームらしきものを持つのは彼のみだが、配下からは「ゲノス様」と呼ばれる。その理由は後に明らかになる。
ちなみに、復活した【ナンナ】からは名前を「ジア・レモ・ネード」と誤認されている。Ver.6.5前期で主人公からようやく誤認と教えられて「早く教えとくれよ!」と恥じていた。

Ver.6.5前期

アストルティアの歴史を無価値と評し、【念晶巨人】を用いて創生のチカラを吸い上げアストルティア崩壊を開始する宣言をした。

Ver.6.5後期

遂に彼との最終決戦となる。
 
当初の魔眼の月潜入作戦は彼と直接交戦するのではなく、あくまで少数精鋭で兵器「魔眼砲」を破壊し、取り急ぎそれによる「滅浄の大光」で【アストルティア】全土が破壊される危機を回避するのが目的であった。
そして、【英雄】達と【主人公】は3グループに分かれて魔眼の月を攻略し、【カブ】【ナンナ】の犠牲を出しながらも魔眼砲の破壊に成功。
しかし、破壊したのはあくまで第一魔眼砲に過ぎず、第二魔眼砲を用いることでジア・クト側が作戦続行できることが判明したため、その場でのゲノス撃破に切り替えざるを得なくなった。
 
ゲノスの下には、主人公達より先に他2グループの生存者が合流した【ラダ・ガート】【リナーシェ】【フォステイル】【ドルタム】のグループが辿り着く。
ゲノスは彼らを挑発して突撃を強要し、神気すら貫通する結晶化光線を放って結晶化させた。
その後は主人公と【ユーライザ】も追い付き、同じように結晶化光線を放って【アストルティアの楯】を破壊し追い詰めるが、一時的に神化を発現したユーライザにより反撃される。
これに感心した彼は「たまには自身も体を動かさなくては」と直接対決を選ぶが、今度は自身が主人公に押されることとなる。
 
ゲノスは時間稼ぎに【ジア・ロック】の大群を差し向け、主人公とユーライザに結晶化から解除されたものの疲弊状態である他の英雄たちを庇ってロックを迎撃することを強いる。
しかし、【ハクオウ】が代わりに最期のチカラを振り絞って雑魚を殲滅し、さらに主人公にチカラの残滓として神の翼を授けたことで、ゲノスは主人公達に再び追いつかれる。
彼は奥の手として自身を魔眼の月そのものと融合させ、【ジア・メルド・ゲノス】の姿に変身。
リナーシェ・フォステイル・ドルタムの三者がサポートに付く中、主人公・ユーライザ・ラダ・ガートと最後の対決を行う。
 
これに敗北した後は遂に彼も消滅するが、「存外 再会の時は 近いかもしれんぞ」と不穏な言葉を残し、最後の足掻きで魔眼の月や船の残骸をアストルティアに墜落させようと試みる。
更にそれにも失敗した後は一族唯一の生き残りとなった【ジア・ルーベ】の意識を乗っ取り、「ジア・ルーベ・ゲノス」を名乗る。
主人公に最早敵対しないから一族最後の希望として神化を試させてくれと懇願するも、そんな嘘は通じず【神剣レクタリス】で斬り捨てられた。
消滅する前に主人公の事を「我ら同様一つの種族の破壊者」となじるが、ジャゴヌバが創生の力を得て絶対滅神になったように、ゲノスも神化によって創生の力を生成できる力を得れば約束など反故にして同じように破壊の限りを尽くすのは目に見えているので、ラダ・ガートの言うようにここで斬り捨てたのは正しかったと言えるだろう。
一連の足掻きにより魔眼の月で倒れた三人だけでなく、船の残骸へ特攻したドルタム、魔眼の月をレクタリスで破壊した際にチカラを使い果たしたリナーシェ、回復する余裕もなく一人ルーベ・ゲノスの足止めに先行したラダ・ガートも消滅。
主人公とフォステイル以外の英雄全ての犠牲を払い、ようやくゲノスの野望は潰えた。
 
以上の描写から、「ゲノス」の本質は【天魔クァバルナ】のように依代を乗り換えることで存在し続けてきた精神体の類であると考えられる。
ルーベに憑依した際にルーベ・ゲノスを名乗ったことと、本人も「前任者レド」などと言及していることから、以前の身体の持ち主は「ジア・レド」という名前の幹部であったのだろう。
ただし、【ジア・デーモン】などの後天的にジア・クト化したモンスターが残っていても肉体の乗り換えができなかったところを見ると、高位の純粋ジア・クトである「偉大なる原石」でなければ依代に使えないものと思われる。
クァバルナは魂そのものの封印により対処するしかなかったが、ゲノスの場合は依代候補の絶滅という形で完全に滅ぼされることとなった。
また、ジア・クト達がレド・ゲノスを個人名の「レド様」ではなく宿った思念の名である「ゲノス様」と呼んでいたことから、ジア・クトの体制はゲノスの依代となった者を現人神として崇めることで成り立っていたものとも思われる。
 
自身と繋がりを持つ種族を煽り立てて種族間対立を引き起こした神(的存在)という点では、ジア・クトという種に対するゲノスの存在は【竜族】に対する【ナドラガ】【魔族】に対するジャゴヌバに近い立ち位置とも言える。
ただ、封印されて影響力が制限されていた彼らと大きく異なる点として、ゲノスは長期間に渡り実体(依代)のある指導者として表に立つなど、自身の種族へかなり直接的に干渉していた。
そのためか、登場するジア・クトは皆(飽くまで裏切りへの報復として裏切り返したルーベを除いて)ゲノスの傲慢で攻撃的な思想に染まり切っており、竜族や魔族のように神の意志に流されず自発的に他種族との協調を望むような者は登場しなかった。
こうした点では、ゲノスがジア・クトという種へ干渉し過ぎたために種そのものを他種族と完全に相容れない存在へと歪めてしまい、つまりは自分で種の絶滅を招いてしまったという見方もできるだろう。

戦闘

使用特技

攻略

ストーリーの関係上、他プレイヤーとパーティ―を組んで挑むことは出来ないので注意。サポート仲間は同行可能。
 
BGMは【決戦の時】
この戦いでは神化したユーライザがNPC戦闘員として加わる。ユーライザは結晶化を無効化する。
全属性に耐性があるので、攻め手は物理の方がいいか。【フォースブレイク】などは通る。
 
初手はゲノスの威光で固定。まず散開しないと即全滅の恐れがある。散開しよう。
範囲攻撃になっている通常攻撃が厄介。
特にサポート仲間は壁を外すような動きをしないため、押し切られた上で壁諸共攻撃を喰らう事になりやすい。
それなりの守備力があれば耐えられない威力ではないので、なるべく巻き込みを減らして受けるようにしたい。
 
少しHPを減らすと、ジア・チャージを使うようになる。攻撃力上昇状態の攻撃は強烈。すぐに消去するようにしよう。
ジア・スパイクは戦場を十字に走るように予兆が発生。予兆から約4秒後に攻撃が発動するので、それまでに移動して攻撃を避けよう。
ジア・スパイクの見た目は【激震スプラッシュ】と同様だが、ダメージは常識的な範疇に収まっている。とはいえ無駄に喰らえば痛いことには変わりはないので避けるべし。
 
「よくやる 羽虫にしては」のセリフ以降は、一定時間ごとにジア・スパイクが自動で発動するようになる。
予兆を常に警戒しながら戦わなくてはならないが、困るのが分散する災禍との組み合わせ。
サポート仲間は分散する災禍の時はターゲットに集まるようになっており、しかもターゲットになったキャラはその場から動かなくなる。
ジア・スパイクの予兆の真上に集まって一気に全滅などということもありうるため、臨機応変に対処しなければならない。
 
倒すと、ジア・メルド・ゲノスとの戦いに移行する。
攻撃自体は苛烈だが、状態異常などもなく回復さえしっかりしていければここは問題なく下せるだろう。