【ラダ・ガート】

Last-modified: 2024-03-23 (土) 23:51:59

概要

【ガートラント城下町】を建国した初代王。作中では故人。
【グロスナー王】【デルタニス王子】【ゼラリム姫】の祖先。ガートラントという国名は彼の名に由来していると考えられる。
【ガートラント城】1階奥の炎の間に闘神として祀られるなど、国民からは神のようにその偉業を讃えられている。
強きを尊び、古代オルセコ闘技場を再建したという。
クエスト【闘神ラダ・ガートの誓い】で、彼が守護する青い炎の祝福を受けると、【スキルポイント】の振り直しが出来るようになる。
Ver.1.1時点で判明していたのは以上で、その後も長らくテキスト上のみで語られる存在だったが、Ver.6では【英雄】の一人として登場した。

活躍

Ver.3.5前期

クエスト【四術師ガミルゴの祈り】にて、ラダ・ガートとは500年前のオーガであることが判明。
【ガミルゴ】の友人であり、共にかつての【バグレア教会】で育ち、同じ日に独り立ちした。
ガミルゴの弟分であった【オッド神父】は、同時にラダ・ガートの弟分であると思われる。間接的に【ジウバ】?に夢を見せて神父を救済させたのは、そういうことでもあるだろう。
ガミルゴの話によると、ラダ・ガートは長い間旅をし続け、そして最後に【オーグリード大陸】のある場所で土地を開拓し、国を立ち上げたとのこと。これが後のガートラント王国にあたるという。

Ver.4.1

クエスト【聖守護者の導き】にて、その後の顛末が語られた。
前述のようにラダ・ガートは未開の地にガートラントを興したが、それが【冥骸魔レギルラッゾ&獣魔ローガスト】【魔祖の血族】を呼び起こすきっかけとなってしまった。
そこで、【ガズバラン】の神託を受けたラダ・ガートの配下【ガラテア】【ガラテアの神槍】を用いて魔祖の血族を討ったという。
ちなみにガラテアはラダ・ガートの娘でもあり、ギルザの岬【羅刹王バラシュナ】との一騎打ちの末、神槍のみを残して姿を消した。
ガートラント建国後、彼は娘の神槍を摩天の聖廟に収め、国の護りとしたという。
 
Ver.5.1で実装された【剛獣鬼ガルドドン】のまめちしきによれば、ラダ・ガートを襲撃してきたガルドドンを返り討ちにしてそのまま封印してしまったという。
ガルドドンもこれまでの聖守護者ボス同様、レベルIでも突出した超強力なモンスターであり、ましてや封印前の段階であるためレベルIIIをも超える強さであろうそれを初見で倒せるという凄まじい戦闘力がうかがえる。それでも完全に滅ぼすのではなく封印するにとどまっているが。
闘神と呼ばれるだけあって、プレイヤー視点から見れば【魔獣サルファバル】に手こずったガミルゴと同期とはとても思えないほどとてつもない戦闘能力を持つ人物であったと推察できる(ただし、ストーリー設定における強さとプレイヤーの体感による強さは必ずしも一致しないことに留意されたい)。

天星の英雄たち(Ver.6.0ストーリー)

【天使】たちに選ばれた【英雄】の1人として本格的に登場。CVは堀内賢雄(DQ11Sではデンダ、アーウィンを演じていた)。
 
事故により【そなえの場】に落下した主人公が初めて会う英雄。
【主人公】【魂の燭台】を落としてしまったことを知ると、自身の燭台を代わりとして貸してくれ、落とした燭台を探すのに協力してくれる。
落とした燭台を見つけた時は、持ち前の力を見せて崖にあった燭台を回収するが、上記の魔祖の血族との戦いで負った古傷が時折痛む様子も見せる。
燭台が元のさやにおさまった後は、主人公と一緒に【白灰の試練】の試練に挑み、打ち勝って【神都フォーリオン】へ向かう。
 
天使たちに選ばれ呼ばれたはいいが、素っ気ない態度の天使たちには嫌気がさしており、天使たちが主人公の行動をとがめている際には、「主人公がいなければ私は試練を突破できなかった」と彼なりの立場で弁護する。
 
その後、全ての試練を突破して神化の儀に臨むが、主人公と姿を消した【フォステイル】を除く8名がそこで悪神に堕ちてしまう。
飛び出していった7人を尻目に1人天の聖壇に残っていた彼は、主人公を仲間に引き入れようと待っていた。
悪神に堕ちた時、家族や仲間を守れなかった悔恨を吐き、天使への反感を増幅させられた彼は主人公と共に天星郷を破壊し尽そうとしていた。
(プレイヤー心理的には主人公に散々な扱いをしてきた天使達に対して腹を立てていた者も多く、彼の誘いに乗りたかったプレイヤーも居ただろうが)主人公はそれを受け入れないと知ると、無理矢理でも引き入れようと戦闘を仕掛けてくる。
撃破後は無力化され、【天使長ミトラー】の判断により魂に戻されることとなった。その魂はよみがえらせる時には無かった不気味なオーラに満ちており、対処法が分かるまで封印されることに。
 
ちなみにフォーリオン中層には彼を選んだ導きの天使の【ベスィーガ】がいる。
天使に嫌気がさしている彼だがベスィーガからは気に掛けられており、彼が悪神と化してしまったときには彼の悩みや苦しみを見抜けなかったと後悔している。
彼の悔恨の中には、レイダメテスを生き延びた民のため、新天地であった呪われた大地【ドランド平原】の呪いを祓い、ガートラント建国を目指したが、魔祖の血族との戦いを引き起こしたその判断により大きな犠牲を払ってしまったことがきっかけになっているのだという。
その中には、魔祖の血族との戦いで娘のガラテアをはじめとした犠牲者を出してしまったこと、そして親友のガミルゴが魔瘴を防ぐために死んでしまったことも関係していると思われる。
なお、大きな古傷は羅刹王バラシュナによってつけられたもの。

Ver.6.1

本人は登場しないが、「聖天舎」の「天務室」の天使たちによれば、彼の魂に掛かっていた呪いをミトラーが召喚した【神剣レクタリス】により取り除かれ、転生の園で肉体の復活を行っていることが語られる。

Ver.6.2

転生の園の「英雄の間」で装置の中で英雄たちの肉体の復元をしている様子を見ることができるが、他の英雄たちと違ってラダ・ガードは魂にまで戻してしまったため、未だに魂の状態で肉体の復活が遅れているようであった。

魔眼の月が昇るとき(Ver.6.3ストーリー)

ストーリー進行中に「英雄の間」を訪れると、装置の中のラダ・ガートの肉体が復活してきているのが確認出来る。
なお、復活にはフォステイルの尽力があった模様。
 
そして、ストーリー後半では復活を遂げ、【ジア・クト念晶体】本隊の大軍勢が襲来した際に他の英雄たちと共に救援に駆けつけてくれる。
明確な対処法が判明する前に最初に対峙した悪神という都合上、他と異なり説得等のメンタルケアが一切行われないまま強引に魂だけの状態に戻されてしまっており、復帰できるか危ぶまれていたラダ・ガート。
しかし、細かい経緯は不明なものの、呪炎による魂の汚染が重症化する前に浄化できたことが幸いして無事復帰できており、その懸念は杞憂であったようだ。
その後は、神化の儀の直前にいた神都フォーリオンの回生堂で待機している。
 
クエスト【在りし日を示す地図】では【過去のオーグリード大陸】に登場。
新たな国を築く候補地を探していた所に同じ目的の【シオドーア】に声をかけられ、自身は大陸南部の調査に向かい、その帰りに人間の兄妹を魔瘴から庇って眼が見えなくなってしまった。
そして抗魔瘴丹を渡す事で症状が回復し、シオドーア達人間に温暖かつ安全なギルザッド地方を譲り、自身はドランド平原地方にガートラントを建国することとなる。
ガートラントを興す前であるためか、英雄として復活した姿よりも若く、頭髪や髭が金髪(黄色?)である。
またこの時点で【魔祖の血族】(鬼神の大岩に封じられているものよりは弱い)と戦って倒しており、その際に追った怪我が元で魔瘴を避けられなかったと語っている。

天に煌めく星のごとく(Ver.6.5ストーリー)

【ジア・メルド・ゲノス】戦では主人公に加勢する。
エンディングにて、ルーベ・ゲノスが神化の光炉に向かった際は追跡したが、ゲノスに敵わず逆に人質にされてしまう。
ゲノスが倒された直後はジア・クトを滅ぼした主人公に対し、例え自分を責めようとお前の決断を支持するとフォローし、英雄にしか分からない苦悩について語り消えていった。

能力

【儀礼の評定者】との戦闘で【NPC戦闘員】として参加する。
Lv120、HP1300、MP312。職業表記は「闘士」。
使用特技は【闘神の咆哮】【闘神無双】【王牙衝】、そして儀礼の評定者のHPが1/4程度になった時に「俺が足止めしよう……この一発はデカいぞ!」のセリフの後に【ガートラントの暁光】という大技を使う。死者が出た際は「(キャラ名) 立てるか!」のセリフと共に【せかいじゅの葉】を使う。
 
【二刀流】片手剣の【バトルマスター】と同じようなスタイルをとるが、闘神の異名は伊達ではなく凄まじい攻撃力を持つ。
【会心の一撃】のダメージから推定攻撃力は1300前後で、闘神の咆哮の【与ダメージ増加】でその火力を更に引き上げ、【バイキルト】が掛かっていれば通常攻撃でも余裕で4桁、闘神無双なら5000前後のダメージを叩き出す。

攻略

前述の流れにより、Ver.6.0ストーリーの【ラスボス】として立ちはだかり、オーガそのままの第一形態【ラダ・ガート】、神の力を引き出して変身した第二形態【悪神ラダ・ガート】の2連戦となる。
5.0で途絶えていたVer.x.0ラスボスは変身持ちというお約束が復活した。もちろん途中で負ければ第一形態からやり直しである。
 
第一形態のHPは15万程度。BGMは【渦巻く欲望】
技名が闇堕ちバージョンに変わったものの、味方NPC時とほぼ同じ戦闘スタイルを取る。
威力の高い技が多く、特に悪神無双はまず耐えられないので蘇生役は2人以上いた方が良い。また悪神の咆哮で頻繁にダメージアップを図るので、強化消去手段も必須。
【攻撃力低下】【守備力低下】【幻惑】と言った状態異常が入りやすく、入れることができれば幾分か楽になる。ただ悪神の咆哮で頻繁に解除されるため過信は禁物。固まると凶牙衝や黒炎の剣閃を複数で受けることになり危険なので立ち回りにも注意が必要。
この時点で今バージョンのボスでは段違いの強さを誇るが、これに苦戦しているようでは2戦目の勝ち目は薄い。HP・MPに関してはこの形態を倒した時に満タンになるので全力で戦おう。なお、前座のため経験値・特訓は0なので特に拘りがなければ難易度を「弱い」にしてしまうとよい。

使用特技・呪文

イベント・その他

【第9回アストルティア・ナイト総選挙!】

運営推薦枠での出場。
投票時にくれるものは、ちょっとだけ焦げたゴツゴツした岩のようなクッキー。本人曰く菓子を作るのが初めてで、若干固くて苦いが一生懸命作ったことがうかがえる味らしい。
最終結果は7位。やはり悪神堕ちは痛かったか。

関連項目