【眠り】

概要

DQや他RPG作品全般に登場するメジャーな状態変化。睡魔により意識を奪い取り何も出来ない状態にする。
どの作品も共通して回復役が寝たりすると厄介な状態変化。
一方で相手の数が多い時は数を減らすまでの時間稼ぎとして用いられる事も多い。
　
DQ10においても他RPGと共通している部分は多いのだが、
今作では物理攻撃だけではなく呪文、ブレスなど物理属性以外のダメージでも目が覚める可能性がある。
そのため、過去作では可能だった【ラリホー】で寝かせて【メラミ】で火攻めといった戦術は不可能になった。
一応、重ね掛けをすれば「さらに深く　眠らせた！」と表示されダメージで目覚めにくくなるので試す価値はある。
　
ボスといえども完全耐性を持っていない奴は結構いるので、
壊滅した時にこの状態変化が決まると建て直しが容易になる。ただしさすがに無耐性の奴はそういないので、
眠り状態が入るまで結構時間がかかることも…。
初期の頃は【暴走魔法陣】とあわせることで、完全耐性ではないほとんどのボスを確実に寝かせる事が可能だったので、
そういった建て直し戦法も容易に行えたのだが、Ver.1.1で命中率が下げられ、建て直し戦法はやりづらくなってしまった。
使用とくぎ・呪文を設定出来る仲間モンスターはともかく、サポート仲間は眠りを引き起こす行動を狙ったタイミングで狙った相手に使わせるのは困難なため、サポート仲間攻略で当状態を活用したい場合は自分が眠りをかける呪文か特技が使える職業になる必要がある。
　
眠りを引き起こす方法は主に【ラリホー】【ラリホーマ】【あまいいき】【あやしいひとみ】あたりが過去DQ作品から登場しているためメジャーだろう。
その他【ガルバ】など通常攻撃に眠りの追加効果がついているモンスターも結構いる。また、【ゆめにゅうどう】の【まくら投げ】でも発生する事がある。
こちら側からかける手段としては他に【スリープダガー】【ナイトメアファング】【ねむりのダンス】【ニャルプンテ】【あやしいひかり】がある。設置型としては【星のタロット】がある。
敵側が使うものでは【ひつじかぞえ歌】【潮風のララバイ】【眠りの舞】【バーティ爆弾】【バーバニ爆弾】【夢路の桜ふぶき】【眠りの魔陣】で発生する事がある。
総じて敵が使うものは無耐性だと非常に高い確率で眠りに陥れてくるので警戒が必要。
　
そんな一方で治療方法も旧作に比べれば充実してきており、【ツッコミ】や【めざめの花】で誰でも叩き起こす事ができる他、
【ザメハ】【エンドオブシーン】でも治療可能。一部過去作品と違い【キアリク】ではおきないので注意しておこう。
強ボスや【魔法の迷宮】の雑魚は意外と眠りを使ってくるモンスターが多いので、【めざましリング】や錬金で眠り100％耐性の装備を常備しておいて損はない。
特に【ガルゴル】や【イーター】等を狩る際には眠り耐性が付いてるサポは重宝される。
Ver.2以降のボス戦では使ってくるボスは稀になってきて耐性は【潮風のディーバ】や【奏演王ベイオウルフ】等、簡単な【日課】コンテンツに必要なぐらいになっている。安物でも買っておけば十分だろう。
　
しかし、レベル上げなどで多くのモンスターを狩る際には眠りを引き起こす宝珠や装備が足を引っ張ることもある。
サポは敵が眠ると、眠った敵を起こさないように他の敵を攻撃するという仕様がある。
もし眠らせてしまうと、起きている敵を攻撃する際に範囲攻撃はまず使わなくなる。それどころか範囲攻撃をキャンセルしてまで起こさないことを最優先に攻撃する*1。それがたとえ作戦が【ガンガンいこうぜ】だとしても、時間制限のある王家の迷宮であっても・・・。
では眠った敵だけになったらというと、今度はその敵が起きるまで全く攻撃しなくなる。一応【聖なる祈り】などの敵を起こす恐れが全くない行動はしてくれるが、あと一撃で倒せる状況でも攻撃しないので戦闘を早く終わらせたいなら叩き起こそう。起きたら起きたで即座にリンチしてくれる。
以上のことから、【ながらプレイ】などで大量の弱い敵との戦闘はサポに任せる場合は、眠らせる効果を持つサポは雇わない方がいい。もちろんプレイヤーが眠らせる恐れのある装備や宝珠をつけないことも重要である。始まりのラリホーなんぞもってのほか。
サポに任せっきりだと当然自然に起きるまでの大きなロスが発生するし、プレイヤーが起こすとしても、それまでサポは寝ている敵を攻撃しないのでどちらにせよロスは発生する。しかも1回の攻撃で必ず起きるという保証はない。
もちろん【元気玉】や料理を使っていれば、それだけ無駄になる。
ちなみに混乱したりマヒした場合はちゃんと倒してくれる。この差はいったい……。
　
とはいえこの仕様が全く役に立たないわけではない。【エモノ呼び】で敵を呼びたいなら眠った敵を狙って呼べば確実に呼べるし、寝ている間に体勢を立て直すこともできる（眠ればの話だが）。
サポは酒場で雇う際にステータスを吟味できるので、それを生かすか殺すかはプレイヤーにかかっていると言えよう。