【どうぐ】

Last-modified: 2023-02-12 (日) 15:54:22

概要

【アイテム】を使用、または確認するときに使う移動中および戦闘中のコマンド。ナンバリング全作品に搭載されている。
アイテムシステムの変遷については【アイテム】の頁も合わせて参照。
また、【やくそう】などの使用アイテムや合成素材など非装備品のみを表す狭義での「道具」については【道具】を参照。

DQ1

「どうぐ」コマンドで扱えるのは道具のみ。
【りゅうのうろこ】などの装飾品にあたる物も道具に含まれ、使うことで装備状態になる。
サブコマンドが無く、道具を選択するとすぐにそれを使う。
 
戦闘中にも「どうぐ」コマンドがあるが、戦闘に関係のない道具を選ぶと「それは たたかいに つかえない!」と表示されてコマンド再入力となる。

MSX版

解像度の関係からFC版と表示位置がやや異なっている。
DQシリーズではメインコマンドを選ぶとそのコマンドがその位置のままサブウィンドウのタイトルに流用されるが、本作ではアイテム10枠分とウィンドウ枠(上下に0.5行ずつ)も含めて11キャラ分の縦スペースが必要になることから、1行目の【じゅもん】の位置に「どうぐ」のウィンドウタイトルが置かれる。
その弊害で、道具を使った後にどうぐウィンドウが消えると「どうぐ」の「ぐ」の上にある濁点が残ってしまい、道具使用によるメッセージが表示されている間「じゅも゛ん」と表示されたままになるバグがある。

リメイク版

DQ5の仕様に合わせられ、装備品もどうぐコマンドで見られるようになったほか、アイテムを自分から捨てることも可能になった。
戦闘中はDQ2~DQ5と同じ仕様になり、すべてのアイテムを使えるようになった。

DQ2

パーティ制の導入に伴って、移動中に「どうぐ」コマンドを選択すると「だれの」というプレイヤーキャラクターの名前リストが現れ、キャラを選ぶとそのキャラの所持品リストが表示されるようになった。
また、武器防具も道具と同じ枠で扱われるようになったため、このコマンドで確認できるようになった。ただし装備は【そうび】コマンドでしかできない。
装備中のアイテムには「E」マーク(Equip=装備)がついて識別できる。
 
移動中にはアイテムを選ぶと「どうする」サブメニューが現れ、それを【つかう】ほかに【わたす】でパーティ内での受け渡しをしたり、【すてる】で手放したりすることが可能になった。
回復道具はパーティ内の他のメンバーに対して使うこともできる。
 
戦闘中はそれぞれ自分の持っているアイテムしか使えないが、全種類のアイテムを使うことができるようになり、使うと特殊効果が発動する武器防具も登場した。
ただし効果のないアイテムを使うと【無駄行動】となる。

DQ3

【商人】の持っているアイテムは【みる】のサブコマンドで鑑定することができる。
戦闘中の「どうぐ」コマンドでは、武器を「そうび」した後攻撃することも可能となった。

リメイク版

DQ6から引き継いだ【ふくろ】が改良されて登場し、中のアイテムに対して直に「つかう」「すてる」ができるようになったほか、「わたす」でのアイテムの並び替えや相互入れ替えも可能となった。DQ7・DQ8とDQ4以降のリメイク版でもこれらが標準仕様となっている。
商人がパーティにいれば、アイテムを渡さなくても【みせる】で鑑定してもらえるようになった。
 
アイテムにカーソルを合わせた時に簡単な分類説明が表示されるようになった。
この際、アイテムの分類として「ぶき」「よろい」「たて」「かぶと」「そうしょくひん」「どうぐ」「だいじなもの」の7種に分類されるようになった。
 
SFC・GBC・ガラケー版では戦闘中の「どうぐ」コマンドはDQ6の仕様に合わせ、「そうび」と分離された。
スマホ版以降では「どうぐ」コマンドで装備を変更する。

DQ4

移動中のアイテムウィンドウは大きさが固定されるようになり、あといくつ持てるのかが視覚的にわかるようになったほか、キャラの名前にカーソルをポイントするだけで持ち物がわかるようになった。
捨てようとする際には、誤操作で捨ててしまうミスを防ぐため、確認のメッセージが表示されるようになった。
仲間キャラのひとり【トルネコ】は前作の商人と同様に「みる」で鑑定が可能。

リメイク版

アイテムをトルネコに渡さなくても「みせる」で鑑定してもらえるようになった。
PS版ではDQ6・DQ7に合わせ、戦闘中の「どうぐ」コマンドは「そうび」と分離された。
 
DS版以降ではDQ5・DQ6やスマホ版DQ7との共通仕様として、アイテム名が2行に跨って表示され、アイコンがアイテムに併記される。
また戦闘中は「どうぐ」コマンドで装備を変更するが、DQ8と同様に武器以外も付け替え可能。

DQ5

装備品がウィンドウ上部にまとまって表示されるようになった。
 
PS2版のみ、戦闘中の「どうぐ」コマンドが「そうび」と分離されている。

DQ6

ふくろが初登場し、「どうぐ」コマンドで「ふくろ」を選択するとふくろの中身を見られる。ただし今作ではふくろのアイテムを直に使うことはできない(詳細は【ふくろ】を参照)。
ふくろから出し入れできるのは移動中に限られる。
また今作からは移動中の「どうぐ」の「どうする」メニューにも「そうび」が追加され、手軽に装備ができるようになった。
 
戦闘中の「どうぐ」コマンドは使用専用の「どうぐ」と装備専用の「そうび」に分離され、「どうぐ」コマンドは道具として使う時にのみ使用する。
 
リメイク版ではDS版DQ4・5の仕様に合わせられている。

DQ7

SFC版DQ3での仕様変更が引き継がれている。
カーソルでアイテムをポイントした際には分類説明に加えて、そのアイテムの解説文が表示されるようになった。
 
3DS版ではアイテムをポイントすると、そのアイテムのイメージイラストが表示される。

DQ8

従来【さくせん】コマンド配下にあった「どうぐせいり」「ふくろせいり」が「どうぐ」コマンド内に移された。
戦闘中のコマンドは「そうび」が再び「どうぐ」に統合され、装備は「どうぐ」のサブコマンドで行う。武器以外の装備品にも対応している。
また移動中・戦闘中とも装備中のアイテムを選択すると「はずす」のサブコマンドで装備を外せるようになった。
 
3DS版ではDQ7(3DS版)同様、アイテムをポイントするとイメージイラストが表示される。

DQ9

装備品は道具とは別管理になり、「どうぐ」コマンドはDQ1同様、装備品以外のアイテムを扱うコマンドに戻った。
「どうぐ」コマンドを選ぶと「つかうもの」「だいじなもの」「たからのちず」のサブコマンドが現れ、「つかうもの」を選んだときにキャラ・「ふくろ」・「どうぐせいり」の選択になる。
「だいじなもの」は確認のみ可能で「つかう」こともできない。
なおふくろ整理はセレクトボタンで可能となった。
 
戦闘中の「どうぐ」コマンドでは個人の持ち物と現在装備している装備品が表示される。ただし装備変更は【さくせん】コマンドで行い、武器のみ付け替え可能。
装備していない武器防具・装飾品を「使う」ことは戦闘中・移動中とも不可能。

DQ10オフライン

サブコマンドが多く、「つかうもの」「だいじなもの」「そうびぶくろ」【おまとめぶくろ】さかなぶくろ」【討伐依頼書】に分かれている。
「つかうもの」に分類されるのは消耗品と素材。本作では個別所持の概念は無く、アイテムはすべてパーティ内共通で扱われる。
また、【ルーラストーン】【ふしぎな鍛冶】【れんきんがま】もサブコマンドとして搭載されているが、これらはべんりメニューにもあるのでそちらを使った方が早い。
 
バトル中にはバトルで使用できる消耗品と装備中の武器のみ表示される。武器は特殊効果が無い場合には選択できない。

DQ10オンライン

各アイテムにカラーの識別アイコンが付くようになった。
その他詳細はこちらを参照

DQ11

装備品を「どうぐ」コマンドで扱える仕様に戻り、「どうぐ」コマンド内での装備も可能。
ふくろは装備品用「そうびぶくろ」と道具用「どうぐぶくろ」に分けられている。「だいじなもの」はDQ9と同じく別管理だが、今作では「つかう」ことができる。
アイテム名にはPS4版(移植含む)のみ、DQ10同様のカラーアイコンが併記される。
序盤、【デルカダール城】で牢屋に入れられた際は持ち物を取り上げられてしまい、一時的に選択できなくなる。
その他、「わたす」は機種によって仕様が異なっている(詳細は【わたす】を参照)。
 
戦闘中のコマンドは個人メニュー内の「どうぐ」と「そうび」に再度分けられた。道具は各人が持っているものだけでふくろからは使用できない。
PS4版等では、戦闘で使っても意味の無いアイテムを選択すると「使っても効果がないようだ」と表示され、無駄行動を起こせなくなった。