【宝の地図】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 05:09:18

概要

DQ9で初登場し、ヒーローズでも採用されているシステム兼【アイテム】
DQ4に登場する重要アイテム、及びトルネコ3に登場した【ロサ】の荷物は【たからのちず】を参照。

DQ9

DQ9を代表するお楽しみ要素。
様々な場所で入手できる、宝の在処を示す地図のこと。その地図の×印で示された地点にはダンジョンが隠されており、これを「宝の地図の洞窟」という。
宝の地図の洞窟は自動生成ダンジョンであり、宝箱を探したり、洞窟の奥に潜む強敵と戦ったりすることで貴重な「宝」をランダムで入手できる。DQM1、テリワン3Dのダンジョンに似ている。
今作には前作までのような「エンディング後に出現する【隠しダンジョン】」が無い代わりに、この宝の地図の洞窟がその代役とも言える(上記のようにダンジョンそのものが隠されているため、文字通りの「隠しダンジョン」ではある)が、要素としての規模は従来の隠しダンジョンとは別格である。
ニンテンドーDSの【すれちがい通信】機能を用いての配布ができ、社会現象とも呼べるブームを起こした。
 
DQ9は従来のシリーズよりも長く遊んでもらうことが狙いとなっており、本システムはその動機付けを狙った要素のひとつ。
システムの原型は2005年の企画合宿の時に決まったというが、その後スタッフ間での5時間にもわたる打ち合わせが行われ、プレイヤー間の "競争" 要素を活かしたものに仕様変更されたという。(『週刊ファミ通』2009年7月24日号・8月28日号)
 
宝の地図のダンジョンにのみ出現するモンスターも多く、それらを【討伐モンスターリスト】に載せる楽しみもあるが、特に魅力的なのは「繰り返し潜ると得しやすい仕組みになっている」ことや「自分が発見した性能の良い地図を他のプレイヤーにおすそ分けできる」ことや「集めた地図の取捨選択が楽しい」等々だろうか。
同じ地図でも潜るたびに中身が復活、ランダム要素が高くハイリスクハイリターンな【青宝箱】や、貴重なアイテムを持つ【ボス級モンスター】が必ず最深部に存在し、彼らを倒すと今潜った洞窟より性能が高い地図を入手出来るチャンスがあったり等々、ゲーム上でも多くのメリットが存在し、Wi-Fi通信サービスとともにDQ9を語るのには避けられない要素である。
またダンジョンを探索できる通常の地図の他に、前作までの歴代シリーズのラスボス・大ボスと戦える【大魔王の地図】と呼ばれる地図も存在。これも宝の地図の一種である。
 
クリア前でも挑むことはできるが、【黒竜丸】をはじめとする超強力なボスにやられる可能性が高かったり、【天の箱舟】を使わないと行けない場所に入口があったりするため、エンディング後に始めるのがいいだろう。
一応、【アギロホイッスル】で天の箱舟を使えるようになった後は、「宝の地図の洞窟に潜む魔物から人間を守ること」が主人公の新たな使命として設定される。
 
以下ではキャラクターの各職業の【レベル】をカタカナ表記の「レベル」、宝の地図に設定された数値を「Lv」と表記する。

ストーリーとの関わり

宝の地図は【創造神グランゼニス】と深い関わりがあるらしい。
ボスの一人であるアウルートによると、宝の地図のボスの中にはグランゼニスの体の一部だった者が含まれているとか。
またイデアラゴン曰く、宝の地図の洞窟の内部構造がランダムに変化するのは、グランゼニスが人間を滅ぼそうか、滅ぼすまいか悩んでいるからだという。
 
その一方、古の【大賢者】の手で神の書に封印された【魔空5兄弟】最強の破壊神フォロボスは、グランゼニスとは無縁であるにも関わらず深淵に陣取っている。そのフォロボスは封印から抜け出したうえに他の魔物の封印も解いて世界中に飛び去ったあとだと語っていることから、宝の地図とは封印が解かれた神の書のなれの果てとも推測できる。
 
グランゼニス関係のボスは「この場所に封印された」とも言っているので、劇中の情報でも異なる二つの特徴が見られる。
冒険者側がいっしょくたに「宝の地図」として扱っているだけで、グランゼニス関係の地図とフォロボス関係の地図はそれぞれ別系統のもの…といった事情でもあればそこまで矛盾はしないが。

システムについての解説

「ダンジョンの地図」と大魔王の地図

宝の地図と呼ばれるものは作品中に2種類あり、自動生成されるダンジョンを探索し宝を集めボスを倒す通常の宝の地図と、歴代シリーズのボスキャラと戦える大魔王の地図というものが存在している。
大魔王の地図は途中のフロアが無く、魔王が潜むボスフロアがあるのみである他、地図のLvの表記法が異なる。大魔王の地図の方はLvを上昇させることができ、名称が変化する可能性がある。
大魔王の地図の詳細については該当記事を参照の事。

入手方法

宝の地図は、クエストNo.15【おねがい天使さま】などの【クエスト】の報酬としてや、エンディング後に初めて【セントシュタイン国王】と話すことなどで手に入るが、地図のダンジョンボスを倒すことで新しい地図を手に入れる(例外もあり)サイクルを繰り返すことで数を増やす事が基本的な入手法になるだろう。
全部で393,216種類あることが解析により判明しているが、1種類ごとにさらに場所が最大3か所設定されているため、実際はもっと多い。
 
また【すれちがい通信】により、すれ違ったプレイヤーに地図を渡したり、逆に貰ったりすることもできる。地図を渡す場合は【リッカの宿屋】で「呼び込みに行く」を選び、持っていく地図を選んで通信を行う。
貰う場合、同じくリッカの宿屋のすれちがい通信で呼び込んだゲストがいる部屋に行き、そのキャラに話しかける。その人がキャラクターに地図を持たせていた場合、問題なく貰うことができる。
なお、地図を貰った後そのゲストを宿泊リストから消し、もう一度同じ状態のゲーム機本体とすれちがうと同じ地図をもう一枚入手することもできる。そのため、ゲームハードとソフトを二つずつ用意できれば特定の地図を増やすことは比較的簡単にできる。

ダンジョンの見つけ方と構造

入口の出現場所候補は世界中に全部で149か所存在するが、地図には入口周辺の植生や人工物などの地形のみが記されており地名などは一切記載されていないため、それらのみを頼りに探さなければならない。
「○○○○の地図Lv××の入口の場所がわかりません」と言われても同じ名前、同じLvの地図は複数存在するため、画像が無いとどうしようもない。【公式ガイドブック】下巻と最終編には調べやすい図が載っている他、現在では全候補の画像が載っている攻略サイトもあるので頑張って探してほしい。
 
「どうぐ」コマンドで「たからのちず」を選択すると手に入れた宝の地図のリストが表示されるので、地図を選択すると上画面にその地図が表示される。その状態で×印で示された場所へ行き、「!」マークのアイコンが現れたところでAボタンを押せば洞窟の入口が出現し、その地図は「発見済」とマークされ、以後入り口を見つける必要は無くなる。
なお、地図を開いているときは上画面にその地図が開きっぱなしになるので、通常のフィールドマップを表示したい場合はYボタンで地図をしまう必要がある。ただし、地図をしまうと洞窟の入口は消えてしまうので注意。
 
ダンジョンの構造は地図ごとに異なり、上画面には訪れた場所だけが表示されるオートマッピング方式。出現モンスターは4F下るごとに(5、9、13F)1ランク上がっていく。なお、その時演出として洞窟内が少しだけ暗くなる。地下3階以降では青い宝箱が1フロアにつき最大3個設置され、高ランクの地図ほど強力なアイテムが入手できる。
なお、ダメージ床や落とし穴などといったトラップは存在しない。
最下層にはボスがおり、このボスを倒すとその地図は「クリア」したとマークされる。一度でもクリアした地図では最初から全地形が表示されるようになるが、青宝箱の場所はマーキングされないので自分で覚えておかねばならない。
 
クリアすれば次の地図(または【せかいじゅのは】)が手に入るとともに、地上に戻るか選ぶ選択肢が出る。一度クリアした地図には何度でも挑むことができ、地図をセットし直せばボスも再出現する。

地図の名前とLv

通常の宝の地図は、DQM2の【ふしぎなかぎ】に似ていて、形容詞部と名詞部、Lvからなる。
基本的にLvが高ければ高いほど深く、雑魚やボスが強くなるが、入手できるアイテムも良いものになる。宝の地図の洞窟にしか生息していないモンスターも多数存在し、最高ランクの宝の地図ともなると、【ラスボス】以上の強さの雑魚モンスターがゴロゴロ出てくることも。
そうした強力な雑魚モンスターは、他ではなかなか手に入らないレアアイテムを持っていることも多い。
 
ここでは、例として「残された光の地図Lv84」を使って説明する。

形容詞部分

「残された」の部分に該当する。この部分からB1Fに出現する可能性のあるモンスターのランクが分かる。
 

形容詞部分B1Fのモンスターのランク
はかなき、ちいさな、うす暗きK~J
ゆらめく、ざわめくK~H
ねむれるI~H
怒れる、呪われしI~D
放たれし、けだかき、わななくG~D
残されたG~C
見えざる、あらぶる、とどろく、大いなるE~C

名詞部分

「光の」の部分に該当する。この部分から出現する可能性のあるボスが分かる。転生回数が増えてくると、入手した地図のボスが全てのボス候補からランダムで選ばれるようになるため、地図の取捨選択のため重要になってくる。

花の、岩の、風の黒竜丸、ハヌマーン、スライムジェネラル
空の、獣の、夢の黒竜丸、ハヌマーン、スライムジェネラル、Sキラーマシン、イデアラゴン、ブラッドナイト
影の、大地の、運命のSキラーマシン、イデアラゴン、ブラッドナイト、アトラス、 怪力軍曹イボイノス、邪眼皇帝アウルート
魂の、闇の、光のアトラス、怪力軍曹イボイノス、邪眼皇帝アウルート、魔剣神レパルド、破壊神フォロボス、グレイナル
魔神の、星々の、悪霊の、神々の魔剣神レパルド、破壊神フォロボス、グレイナル

Lv

その地図のおおまかな価値を表している。その地図を落としたボスの居た宝の地図のLvの他、【主人公】の全職業中最も高いレベルと最も多く【転生】している【職業】の転生回数が影響する。具体的には、
『(最大の職のレベル+最大転生回数×5+潜った地図のLv)×0.90~1.10』で計算された値と、seed値(地図の番号みたいなもの)からダンジョンの種類・構造等に加えて地図の名前(○○な△△の地図LvXX)が決まる。
例外も多いが、Lvが高いほど強いモンスターが現れたり、強いボスが待ち構えていると考えてよい。
ただし、主人公のレベルが高くなりすぎたり転生回数が多いと、低Lv浅階層の地図の入手が難しくなる。黒竜丸やハヌマーン、スライムジェネラルなどの出現する地図は捨てずに1枚は残しておきたい。
 
Lv99の地図をクリアすると【称号】を入手できる。

地形

宝の地図の洞窟には全部で5つの地形があり、それぞれの地形によって出現するモンスターが違う。その地図がどの地形なのかは入手した時点で決まっており、名前からは推測不能。実際に入って確認するしかない。
出現する確率は遺跡が40%、自然が30%であり、後の火山、水、氷は全て10%となっている。
高Lvの地図を入手し繰り返しクリアしていれば、一度も転生せずとも最高ランクのモンスターが出現する地図を入手する事は可能である。地形別の出現モンスターは以下の通り。括弧のついたものはお供としてのみ出現する。
 
<遺跡>
最も高い確率で見つかるのがこれ。石畳の引かれた遺跡で、出現モンスターも人工物に命が宿ったモンスターが多い。【まじゅつし】が普通にうろついているのを見られるのはここだけ。高ランクの地図ならゴールデンスライムと【プラチナキング】が出現するため、稼ぎ用としても有用。
ただしプラチナキングを狩る場合、お供に出てくる可能性のあるファイナルウェポンとゴールドマジンガには注意。
通路や部屋の壁がほぼ直線で構成されているので、当たり判定を把握できていれば敵は回避しやすい。深層に進むときはスライムマデュラや【ビュアール】について予習しておこう。
高ランクになるほど2回行動をするモンスターが多いのも特徴。
【やいばくだき】を覚え、【キマイラロード】を苦労せず倒せるようになったなら、最高ランクの敵も何とかなる。プラチナキングは目の前だ。

ランク出現モンスター
K(トロル)、さまようよろい、ストーンマン、デザートタンク、はにわナイト、まじゅつし
Jアーゴンデビル、(ゴーレム)、タイガーランス、トロル、ビッグモアイ、メーダロード
Iアロダイタス、ビッグフェイス、メタルハンター、メタルブラザーズ、ようがんピロー
Hアサシンドール、うごくせきぞう、スーパーテンツク、トーテムキラー、ようじゅつし
Gエビルチャリオット、キラーマシン、(キャノンキング)、トーテムキラー、ボストロール、リビングスタチュー
Fキマライガー、キャノンキング、(キラーマシン)、クローハンズ、ゴーレム、じごくのメンドーサ
Eスライムマデュラ、アイアンブルドー、キマライガー、クローハンズ、トロルキング、はぐれメタル
Dスライムマデュラ、アイアンブルドー、ゴールデントーテム、ヘルバトラー、ラストテンツク
Cアイアンブルドー、サタンメイル、スライムマデュラ、まおうのかめん、ラストテンツク
Bキマイラロード、ゴールデントーテム、サタンメイル、じごくぐるま、ビュアール、ボーンスパイダ、まおうのかめん
Aキマイラロード、ゴールデンスライム、サタンメイル、ビュアール、ボーンスパイダ、まおうのかめん
Sキマイラロード、ゴールドマジンガ、(ビュアール)、ファイナルウェポン、プラチナキング、ボーンスパイダ、(ラストテンツク)

 
<自然>
遺跡についでよく見かけるのがこれ。内部はいたって普通の洞窟。出現するモンスターは主に獣、ドラゴン、鳥系と自然環境で過ごすモンスターが多く、逆に人工物タイプは少ない。【スライムのかんむり】を集めるにはここで【スライムベホマズン】と戦おう。
【おうじゃのマント】を落とす【ゴッドライダー】もこのマップに出現。深層に進むときは【デーモンスピア】や闇属性に弱いモンスターが多いので【ハンマーの秘伝書】があると楽。

ランク出現モンスター
Kキメラ、しびれあげは、バブーン、ベンガルクーン、マージマタンゴ
Jストロングアニマル、ピンクモーモン、ブラックベジター、リカント、リザードマン、(じんめんじゅ)
I(ストロングアニマル)、アサシンエミュー、ウドラー、じごくのハサミ、スーパーテンツク、ヒババンゴ
Hギガントヒルズ、サイクロプス、突げきホーン、(キラーリカント)、マグマロン、メガザルロック
Gくもの大王、ダークデンデン、ボストロール、マッドファルコン、ライノキング
Fキャノンキング、クローハンズ、グリーンドラゴン、シュプリンガー、フロストギズモ
Eゴールデントーテム、シュプリンガー、じごくのメンドーサ、スライムベホマズン、ヘルクラウダー
Dキラークラブ、クラウンヘッド、ダークトロル、にじくじゃく、マポレーナ
Cギガントドラゴン、ギリメカラ、スターキメラ、ダークトロル、ラストテンツク
Bギリメカラ、スターキメラ、だいおうクジラ、ヘルミラージュ、メタルキング
Aゴッドライダー、スターキメラ、だいおうクジラ、ラストテンツク、レジェンドホース
Sガメゴンレジェンド、ゴッドライダー、デスタランチュラ、ヘルミラージュ、レジェンドホース

 
<火山>
かなり暑そうな火山のマップ。出現するモンスターも炎を吐いたり体色が赤いものが多く、正直かなり暑苦しい洞窟である。低ランクでは【ゴールドマン】【おどるほうせき】、中ランク~高ランクではナイトリッチ、メタルキングが出現するので【ゴールド】【経験値】を稼ぎやすいマップでもある。
【まりょくの土】を集めたい人は【ダークトロル】【ちていのばんにん】を狩ろう。
高ランクになると混乱やマヒといった状態異常を仕掛ける者もいるので注意。

ランク出現モンスター
Kウパパロン、ジェリーマン、ばくだん岩、ビッグモアイ、(ひとつめピエロ)、メタルライダー
J(おどるほうせき)、ゴールドマン、サンドシャーク、メイジキメラ、ようじゅつし、リザードマン
Iアイアンクック、アンクルホーン、おどるほうせき、キメラ、じごくのよろい、トロル
Hアンクルホーン、じごくのよろい、はぐれメタル、ようがんピロー、メタルハンター、(りゅう兵士)
Gアンクルホーン、ゴードンヘッド、(ヒートギズモ)、ブラックタヌー、マグマロン、
Fキラーマシン、デビルアーマー、ヒートギズモ、ようがんまじん、レッドサイクロン
E(じごくのメンドーサ)デビルアーマー、ナイトリッチ、にじくじゃく、ようがんまじん、レッドドラゴン
Dギガンテス、(ギガントドラゴン)、じごくぐるま、じごくのメンドーサ、ナイトリッチ、れんごく天馬
C(ギガントドラゴン)、じごくぐるま、ダークトロル、ちていのばんにん、メタルキング、れんごく天馬
Bエビルフレイム、じごくぐるま、ダークトロル、ちていのばんにん、れんごくまちょう
Aアンドレアル、エビルフレイム、ちていのばんにん、ヘルガーディアン、れんごくまちょう
Sアンドレアル、じごくのヌエ、デスカイザー、ヘルガーディアン、れんごくまちょう

 
<水>
滝の流れ込む地下水脈、地底湖。水棲モンスターが多く見られる。【ギャオース】【ヘルダイバー】がうろついているのを見られるのはここだけ。
タフだったり、攻撃力の高いモンスターが多く、Sランクでは痛恨の一撃を繰り出すのが3種もいる。【まかいファイター】を倒すのに苦労するようならそれ以上の階層へ進むのは止めておこう。メタルキングが出現するモンスターランクが一番低いマップでもある。

ランク出現モンスター
Kオーシャンクロー、かいぞくウーパー、がいこつ兵、(スライムタワー)、ニードルオクト、ヘルマリーン
Jオクトスパイカー、ガマキャノン、キングスライム、(じごくのハサミ)、スネークロード、メダパニつむり
Iオーシャンクロー、オーシャンナーガ、デスプリースト、ビッグボック、ブラッドマミー、ヘルバイパー
Hガニラス、ギャオース、ブラッドアーゴン、(ヘルダイバー)、ベホマスライム
G影の騎士、ガメゴンロード、グリーンドラゴン、スライムベホマズン、ゾンビナイト、ヘルダイバー
F影の騎士、キラークラブ、グリーンドラゴン、スライムベホマズン 、ヘルバトラー、(ワイトキング)
Eキラークラブ、ギガンテス、ギガントドラゴン、ヘルバトラー、マポレーナ、(ワイトキング)
Dうみうしひめ、ギガンテス、クラウンヘッド 、マジックアーマー、(マポレーナ)、メタルキング
Cイエローサタン、うみうしひめ、クラウンヘッド、まかいファイター、マジックアーマー
Bイエローサタン、うみうしひめ、クラウンヘッド、ゴールドタヌ、デンガー、まかいファイター
Aイエローサタン、ゴールドタヌ、ダークマリーン、ドラゴン・ウー、デンガー
Sオーシャンボーン、シーバーン、(ゴールデンスライム)、ダークマリーン、デンガー、ドラゴン・ウー

 
<氷>
氷の輝きが眩しい氷の洞窟。出現するモンスターは氷の攻撃を得意とするものや【ゾンビ系】など、炎と光に弱いモンスターが多い。フロア中に氷筍が設置されており主人公達の通行の妨げになる事も多いが、敵モンスターをひっかけて避けるのにも役立つ。
【うずしおキング】【さまようたましい】がうろついている姿を見られるのはここだけであり、【しんかんのエプロン】【しんかんのぼうし】【しんかんのグローブ】【しんかんのブーツ】を集めたい場合もここ。
ちなみに今作で【ロトのよろい】を入手するためには出現するモンスターが最高ランクの氷マップの地図が必須である……。

ランク出現モンスター
Kうずしおキング、さまようたましい、(デッドペッカー)、どくどくゾンビ、マミー
J(うずしおキング)、ゴートドン、しにがみ兵、ヘルビースト、ベホイムスライム、リカントマムル
Iグール、デビルスノー、(ふゆしょうぐん)、ホワイトランサー、マミー、ランドンクイナ
Hキラーアーマー、サイクロプス、死霊の騎士、ビッグボック、(ヘルジャッカル)、ホワイトランサー
Gアイスビックル、ウィングデビル、サイクロプス、ダークホビット、(だいまじん)、ヘルジャッカル
Fアイスビックル、ウィングデビル、キラーマシン、てっこうまじん、ヘルクラウダー
Eてっこうまじん、トロルキング、フロストギズモ、ヘルクラウダー、ワイトキング
Dアカイライ、ナイトキング、ひょうがまじん、ヘルヴィーナス、マジックアーマー
Cスライムマデュラ、ひょうがまじん、ヘルヴィーナス、メフィストフェレス、ロードコープス 
Bゴールデンスライム、(ヘルヴィーナス)、ホラービースト、メフィストフェレス、ロードコープス
Aあんこくまじん、ホラービースト、マッドブリザード、メフィストフェレス、ロードコープス
Sあんこくまじん、イエローサタン、ヴァルハラー、(プラチナキング)、マッドブリザード

ダンジョン名

宝の地図のダンジョンに入ると、「残された光の火口」というようにダンジョン名が表示される。
このうち末尾の「火口」という部分からその洞窟のおおよそのフロア数を特定できる。下記の表からこの地図のフロア数は5~14であることが分かる。
 

自然遺跡火山フロア数
洞窟地下道洞窟洞窟洞窟3~8
坑道坑道雪道沼地坑道3~12
アジトアジト氷穴地底湖火口5~14
雪原湿原牢ごく7~16
墓場墓場墓場墓場墓場9~16
遺跡凍土水脈11~17
世界世界世界世界世界13~17
奈落迷宮氷河眠る地じごく15~17

※ボスフロアも含める

ザコ

出現するモンスターは上記の通りなのだが、Cランクあたりから敵の強さが劇的に上昇し、Sランクとなると、400台はもちろん、500台や600台の【こうげき力】を持つ奴等が普通にウロウロしている(目安としてラストダンジョンでは見なかった敵が出始めたらそこは既にクリア後前提の世界である)。さらに【メタル系】【トラップモンスター】もアホみたいに強くなっており、メタルキングやプラチナキングが300以上、【パンドラボックス】は623という攻撃力を誇る。しかも、やたらパラメータが高い奴に限って【痛恨の一撃】を繰り出すのだから、たまったものではない。
【盾の秘伝書】【せかいじゅのは】を持たせておいたり、やいばくだきが使える仲間の【扇スキル】を上げ【風林火山】を装備できるようにさせておいたり、【ザオリク】が使える【賢者】をパーティに入れておくなど、十分過ぎるほどの対策をしておかないとかなりキツい。
盾などの【防具】もガード率やみかわし率が高いものを選んで装備し、ダメージを軽減するよりも無効化することに重点を置いてもいいが、強力な属性攻撃や回避不能の【無属性規定ダメージ攻撃】を連発してくる敵もいるので油断は禁物。【すばやさ】を極限まで上げたキャラを用意し、【フォース】を極めさせて【魔法戦士の秘伝書】を持たせておく事は戦闘時間の短縮のためには必須であろう。
 
高ランクの地図を探索する時は、【ステルス】とメニューウィンドウを上手く利用して戦闘自体をできるだけ避けるのが好ましいが、それでもうっかりシンボルに触れてしまい戦闘を強いられることがあり得る。
ビュアールや【エビルフレイム】等、当たり判定が大きい・見た目と合っていない・発生が分かりづらい・しつこく追いかけてくる、などなど性質の悪い難敵も多いので、本作の【にげる】の成功率の低さを鑑みても、最低限出現モンスターの戦闘での弱点をチェックしておくなどの準備は必須だろう。

ボス

宝の地図の最深部にはボスがおり、これを撃破するとその地図をクリアしたことになる。どのボスもかなりの強敵だが、倒すと極稀に貴重な防具(いわゆる【2%防具】)を入手出来るので、宝の地図の洞窟に繰り返し潜る原動力の一つ。倒すと上述の法則に従った宝の地図を落とすが、グレイナルだけはせかいじゅの葉を落とす。
一度も転生していないと、破壊神フォロボスとグレイナルが出現する地図はなかなか出ないので注意。
 
主人公が1~3回転生するぐらいまでは徐々に強いボスが出る地図の出現率は高くなってゆくのだが、一番多く転生した職業の転生回数が5回を超えるあたりになると新しく入手した地図のボスは全てのボスからランダムに選ばれるようになる。

ボス名盗めるアイテム落とすアイテム
確定通常レア
【黒竜丸】【りゅうのうろこ】宝の地図(100%)【ドラゴンテイル】(10%)【カグツチのこて】(2%)
【ハヌマーン】【ホワイトタイツ】宝の地図(100%)【ほのおのツメ】(10%)【むてきのズボン】(2%)
【スライムジェネラル】【プラチナヘッド】宝の地図(100%)【きせきのつるぎ】(5%)【わざしのてぶくろ】(2%)
【Sキラーマシン】【ドリルナックル】宝の地図(100%)【たつじんのオノ】(5%)【えいゆうのブーツ】(2%)
【イデアラゴン】【ドハデなスーツ】宝の地図(100%)【マジカルメガネ】(5%)【りせいのサンダル】(2%)
【ブラッドナイト】【しんくのブーツ】宝の地図(100%)【しんぴのよろい】(5%)【りんねの盾】(2%)
【アトラス】【いかりのタトゥー】宝の地図(100%)【きょじんのハンマー】(5%)【そらのトーガ】(2%)
【怪力軍曹イボイノス】【とうこんエキス】宝の地図(100%)【戦士のよろい】(5%)【じあいのかぶと】(2%)
【邪眼皇帝アウルート】【けんじゃのせいすい】宝の地図(100%)【ミネルヴァミトル】(5%)【はるかぜのぼうし】(2%)
【魔剣神レパルド】【フェンサーコート】宝の地図(100%)【コンバットアーマー】(5%)【しょうりのよろい】(2%)
【破壊神フォロボス】【あやかしそう】宝の地図(100%)【金塊】(10%)【てんしのローブ】(2%)
【グレイナル】せかいじゅのはせかいじゅのは(100%)【オリハルコン】(10%)【竜王の地図】(5%)

※落とすアイテム(通常)に設定されているアイテムは、【ぬすむ】を使った場合盗める事もある。
※グレイナルがボスの場合、洞窟を発見した時点で【ドロップアイテム】からボスがグレイナルだとすぐ分かる。

○○オンリー地図

特定のモンスターシンボルしか出現しない階層がある地図をさす俗称。2016年5月26日のニコ生のDQ30周年特集でのスタッフの発言によれば、もともとこれはバグだったのを仕様にしたものだとか。
経験値やドロップアイテムなどがおいしい敵の出現するオンリー地図は稼ぎに重宝される。
 
シンボルが1種類なだけであって、お供としてそれ以外のモンスターが一緒に出現することはある。これ以外にも、敵が全く出現しないフロアや、2種類のシンボルしか出現しない(敵減)フロアのある地図も存在。モンスターのいないフロアの場合、トラップモンスターとは戦いにならない。
 
オンリー地図が存在するモンスターは以下の通り。

※プラチナキングのオンリー地図は残念ながら存在しない。

よく話題となる地図

インターネットや口コミなどで話題となった地図。出現するエンカウントシンボルが【メタルキング】だけのフロアがあったり、最高ランクの青宝箱が取りやすい場所に多く存在していたり、後半になると重要度が上昇したりする高性能な地図たち。
上の二つは実はもっと性能の良い地図も出回っているのだが、ここでは有名なものだけ掲載する。
 
【まさゆきの地図】
正式名称は「見えざる魔神の地図Lv87」。発見したプレイヤーの主人公名から名付けられた。
15Fにメタルキングオンリーのフロアがあり、経験値稼ぎに便利。DQ9の社会現象化に大きく貢献し、多くのプレイヤーや開発スタッフの度肝を抜いた怪物地図。
【川崎ロッカーの地図】
正式名称は「あらぶる光の地図Lv86」。発見者はさわぴ。
メタスラ系装備や【しにがみの首かざり】が出るAランク宝箱が6つ、各種最強武器の礎となる武器の入ったSランク宝箱が4つ、回収しやすいルートに配置されている。アイテム収集用の地図。
名前の由来は発見者が川崎駅のコインロッカーに入れておいてすれ違い通信を行っていたことから、らしい。
【うす暗き獣の地図Lv1】
多くの人が一番最初に手に入れるであろう最下等の地図。
最も性能の低い地図ながら、弱いボスの2%防具のため低Lv地図が欲しくなった(詳細は上記のリンク先の記事参照)プレイヤーがうっかり捨ててしまっていた事に気づき後悔、を多発させた難儀なヤツ。
すれちがい通信の全盛期なら、ウンザリするくらいよく手に入ったのだが……。
 
そして、これらの地図が入ったROMはネットオークションやフリマアプリ等で現在も出品されている。気になったら買ってみるといいだろう。

ヒーローズ1

入手するとワールドマップに「○○の間」が追加され、特別なステージで戦えるようになる。
ほとんどはボスと再戦できる地図及び【強ボス】と戦える地図だが、クリア後には隠しボスや高難易度の防衛戦に挑める地図が入手できる。
 
【月光の間】
【天花の間】
【天弓の間】
【正義の間】
【翡翠の間】

トレジャーズ

【お宝ダンジョン】の場所を示す地図。
モンスターを倒すとまれに落とすほか、派遣隊が持ち帰ってくることもある。

ライバルズエース

一部カードの効果で入手できるトークンで、コスト1の特技扱い。使うと対戦中の踏破回数に応じたダンジョンを生成する。
踏破0回だと1ドローの【うす暗き獣の洞くつ】、踏破1回だと1ドロー+ランダムな2コストユニットの【ざわめく風の坑道】
踏破2回以上で【見えざる魔神の道】などの強力なダンジョンが生成可能になるが、6種からランダムに提示される3種から選ぶ形なので運もある程度関わってくる。
内訳はユニット以外のカードを手に入れる【あらぶる光の世界】、メタルキングが出てくる見えざる魔神の道、敵味方全体にダメージの【放たれし大地のじごく】、テンションアップ+ドロー+回復の【残された神々の水脈】、敵ユニットにダメージの【呪われし魂の氷河】、魔王系が出てくる【大魔王の間】

ウォーク

4周年かつDQ9コラボイベント開始の2023年9月12日に合わせて実装されたコンテンツ。解放クエストのクリアが必要。
「宝の地図」ではあるが、ふるさとスライム達が冒険者の旅の記憶から生成し、追体験することが目的のもの。
ただ、そのままでは面白くないという理由から、その中身はふるさとスライム達が大きな脚色を加えている。
 
地図クエストクリア後、「あるくんですW」の画面から地図を生成、以後受け取ってから72時間ごとに生成可能になる。
地図の見た目は生成開始時に決定され、これが銀や金だとランクが高いものができやすい模様。生成中に稼いだ「回復スポット数」「戦闘回数」「歩数」もうっすらと影響する…とインタビューで言及されている。
受け取った地図には名前(生成地・生成者名・形容詞/名詞)と「グレード」「お宝モンスター」「ボスモンスター」「推奨レベル」「地形」が記載されている。
グレードが高いほどお宝モンスターの出現回数とレアなモンスターが多くなり、【黒竜丸】などの限定モンスターにも出会える。
地形は火山ならメラかギラ、雪原ならヒャド、といった具合に地形ごとに対応した属性1種が敵味方ともに50%強化される。
 
地図は他のクエストと同様の形式により、設定した目的地へクリアしにいく事ができる。
フィールドに出現するモンスターは一部のイベント限定を含めて選出され、水辺・雨天や夜限定のモンスターとも常に出会える。
地図クエスト中はフィールドにお宝モンスターと出会えるポイントが出現。倒すとこころを確実に落としてくれる。
お宝モンスターはときどき以下の見かけやすさ、強敵・ほこらのボス、生成地のご当地モンスター、スカウトモンスター(成否は不確定)などから出現する。
目的地のボスモンスターを倒すとその地図はクリアとなる。こちらもこころを確実に落とす。
ボスの撃破報酬としてまれに、ボス毎に設定されている常設型メガモンスターの宝珠を得られる場合もある。
 
クリアした地図はシェアする事が可能となり、周囲の冒険者などに対して配れる。
受け取るには地図のグレードに応じた導きのかけらが必要。グレード最低のCは100個、最高のS+は最大所持数そのままの6000個を要求される。
どのグレードでも1週間に5枚以上受け取っていると6000個要求に引き上げられてしまうが、金曜15時にはリセットされる。
受け取る地図はお宝モンスターとフィールド出現モンスターのみ受け取るまで分からないようになっている。
クリアした地図の枚数によって貯まるリセットポイントを使うと、対象の地図のお宝・ボスモンスターの撃破状況がリセットされる。
 
なお、特別なグレードの地図として「メタルキング」「ご当地」が登場している。
メタルキングの地図はお宝・ボスモンスターから莫大な経験値を獲得できるが、受け取りにかけら6000個必要かつ複数所持やリセット不可の使い捨て仕様。
ご当地の地図はDQ9の地図ゆかりの限定モンスターがお宝・ボスモンスターとして登場。受け取りにかけら3000個必要かつリッカの宿屋でのみシェアが可能。
他にもイベントで獲得できる宝の地図は出現モンスターや獲得報酬が固定かつ特別な設定になっており、シェアなどに制限がある。
 
うまく活用すれば、新規・既存プレイヤーともに過去のこころを手軽に入手出来たり、狩りが安定しない超高難易度の強敵を1体狙い撃ち出来たり、未開放メイン章で狙えるこころの先取りもできたりと有難い存在。
お宝モンスターの種類がレアモノで重複している、フィールド出現モンスターがイベント限定に偏っている、単純にレベル上げに向く…等々、良質とされる地図の内容も人によりさまざま。
最大の課題は導きのかけらの確保。かけら入手のサブクエストなどを使って効率よく入手したいところ。
余談として、DQ9コラボCM宝の地図編では有名な地図を連想させるカットや、街並みに通信推奨スペースが置かれるなど当時を思わせる仕上がりになっていた。