【エジンベア】

Last-modified: 2024-03-17 (日) 07:39:48

DQ3

【ノアニール】の西の島にある【城】で、船入手後から訪問できる。
現実世界のイギリスに相当する場所に位置する。
名前の由来はイギリスの都市で、スコットランドの首都でもあるエジンバラからか。
ただし、城の位置はエジンバラから離れた、現実世界でのマンチェスターやリバプール付近にある。
SFC版【公式ガイドブック】での英語表記はEdinbear。英語版での地名はNES版ではEginbear、GBC版ではEdinbear、スマホ版ではEdina。
 
城の入り口は【門番】が「いなかものは かえれ かえれ!」と言って塞いでいるため、【きえさりそう】(または【レムオル】)で姿を消して通過することになる。
城の中に入ってから姿を現しても追い出されないのはご愛敬。
目の前で人が消えても「あれ? なんだろう。空耳かな。」とボケた事をのたまう。鉄壁のガードに見えて実は後に訪れる【サマンオサ】と比べるとかなりずさんなザル警備だったりする。
 
先述の門番をはじめ、住民は皆よそ者を田舎者と見下しており、丁寧な口調でこちらの神経を逆なでするような台詞を連発してくる。
当然【エジンベア王】も同様で、ここでセーブしたあとに全滅すると再開時のセリフも他の王様のものとは異なっている。
また夜透明化さえできれば城内に入ることができ、2階に行くと【大臣】がこっそりと【玉座】に座っているのが見られる。
この大臣からは【○○○○バーク】についての情報が得られる。
 
城の地下室には3つの【岩】を並べるパズルがあり、これを解くことで、【さいごのかぎ】の入手に必要な【かわきのつぼ】が手に入る。
この岩を水に落とすと失敗が確定するが、階段を昇降しなおせば初期配置からまたやりなおすことができる。
これについては4コマ劇場で兵士たちが「あの田舎者 また失敗しやがった……!」「いい加減にしろよ田舎者!!」とボヤキながらセッセセッセと元に戻しているネタがある(6巻P60)。
FC版では岩を押している最中にリセットや停電が起こるととんでもない不具合が発生する点にも注意が必要。詳細は【岩バグ】を参照。
 
なお、この城は本作に登場する人間達の国家の中では唯一、城下町が存在せず、セーブポイント以外には施設が一切存在しない。
どう見ても【アリアハン】などよりこっちのほうがずっと田舎に見える。ここ以上の田舎町は、本当に何も施設がない【ジパング】くらいなものだろう(【ルザミ】にすら営業していない道具屋はある)。むしろジパングのほうが城下町に相当する場所がある分だけマシかもしれない。
下記の小説版の設定がゲームでも同様なのだとしたら、外国を田舎呼ばわりするのはかつて見下していた他国に国力を追い抜かれたことによる僻みなのかも知れない。
 
入るたびに透明化が必要になる手間もあり、【ルーラ】の行き先に登録こそされるものの、渇きの壺を入手した後はこの城に立ち寄る意味や必要は一切ない。
ただ【エルフの隠れ里】や攻略を後回しにしていた【シャンパーニの塔】のほか、【変化老人の家】【旅の扉のほこら】【商人の町】等、近隣の登録されない場所へ向かう際の起点としての利用価値はある。
 
周辺の敵も、【まじょ】【じごくのよろい】【バーナバス】といかにも西洋っぽい印象のモンスターが出現する。

リメイク版

【おしゃれなスーツ】【パーティードレス】という2大金策防具が入手できるほか、庭の2カ所で【ちいさなメダル】が拾える。
また王女に【マーゴッド】という名が付いた。
 
夜の2階には大臣のほか、「田舎者などと言ってしまったが、自分はずっと田舎に帰れておらず田舎が懐かしい」とため息をつく【詩人】の姿も見られる。
 
なお地下室のパズルで失敗した場合に、Bボタンでキャンセルできる仕様が追加されたが、この仕様はゲーム中に説明が無く、それどころか「失敗しても地下から出ればやり直せる」というFC版同様のセリフが存在するため、気付かなかった人もいるのでは?
 
通常は移動単位が1/2マスとなっている機種でも、ここの地下室では1マス単位での移動になる。同様の仕様となっている場所として、【ルビスの塔】【回転する床】のある階層がある。

小説版

王都の人口は9000。
船の入手直後に立ち寄るが、「既に斜陽の時代を迎えている」と語られるだけで、イベントも何もなし。
小説版では扉の鍵自体が登場しないため、ここも話に絡ませようがなかったのだろう。
 
海賊の【おかしら】曰く「商売が難しい国」で、【商人】のサバロはここでの商売に失敗し、【スー】大陸に移ることになる。

トレジャーズ

DQ3での地下のパズルの石が、お宝の【エジンベアの石】として登場。