【バスタードソード】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:13:42

概要

リメイク版DQ3・7・8・10・11などに登場する武器。
実在する武器としてのバスタードソード(Bastard sword)は、片手でも両手でも扱える様に作られた剣である。
Bastardには「私生児」「まがい物」の他に「雑種」という意味があり、用途が複合的であることからこの様な名が付いたというのが通説である。
因みに公式ガイドブック等では「激しい怒りが込められた剣」と説明されている。英語で「You bastard!(この野郎!)」と罵倒の意味を持つスラングとして使われるのが元だろう。Buster Sword(破壊の力を持つ剣)とのダブルミーニングだろうか。
 
一応リメイク版3や7での攻撃力は【はかいのつるぎ】と誤差程度、呪われていない代わりに会心の一撃率も通常どおりのマイナーチェンジ版っぽい。
後述の通り、苦労して手に入れた3の勇者(プレイヤー)の激しい怒りが込められている剣であるのは疑いない事実だろう。
また、【堀口レオ】4コマ大全集の7巻にて、「込められた怒りの正体は(一人でバラモス倒すんなら最初にあげた 仲間の分の装備と返せよ!!)と恨む【アリアハン王】のものではないか?」という説を挙げている。
 
ちなみに前述のとおりバスタードソード自体は実在する武器であり、DQ以外のファンタジー物でも度々登場する。
だが現実世界のバスタードソードは普通の剣に比べると扱いが難しい上に、登場後に銃火器が普及し始めた。
そしてその後は、使用目的が明確に決まっている大型の両手剣や細身の剣が好まれる時代へと移行し、また製鉄技術の向上により普通の剣(いわゆるBroad Swordなど)でもバスタードソードに匹敵する性能を持つようになった。
以上のことからバスタードソードは活躍の機会に恵まれない歴史があり、そのためなのかDQシリーズでも何かと扱いに恵まれてないことが多い。

DQ3(リメイク版)

攻撃力は105。【勇者】【戦士】のみが装備可能。
【アレフガルド】到達直後から船で行ける【リムルダール】にて31000Gで購入できるが、FC版ではそこの武器屋がはかいのつるぎを販売しており、その代替品とも言える。
戦士にとっては、クリア前最強クラスの武器。【グリンガムのムチ】を他のキャラに回すならばキープしておきたいところ。
特に【バイキルト】を利用する時はミス率の高い【まじんのオノ】よりこちらを使いたい。
 
そしてこの武器、【バラモス】を勇者単騎で撃破した時の【アリアハン王】からのご褒美として設定されているのだが。
『勇者一人でバラモスを倒せばご褒美がもらえる!』
こんな雑誌の記事にのせられ、バラモスを一人で倒したプレイヤーは悉く徒労感を味わったという。
何しろこれはアレフガルドに降りたってすぐに買える上、そのアレフガルドはバラモスを倒した直後に向かう事になるのだ。
更にその気になれば【おうじゃのけん】も降り立ってすぐに入手できるので、勇者が振るう期間はごくわずか。戦士がいれば前述通りの使い道があるが、リメイクに伴って大幅に強化された武闘家や追加された強職盗賊の台頭により、そもそも戦士をパーティに入れること自体がもはや趣味の領域という有様。
 
非売品の激レアアイテムはムリとしても、「本来はかなり後までお預けになるアイテムを大幅フライングゲット」とでもなればモチベーションも上がるだろう。それがほんのちょっぴり入手が早まる程度では……。
 
まあアリアハン(というか上の世界)でこれを入手するのは大変だろうし、大層な謂れはなくても威力も申し分ないので
これが国宝であっても何らおかしくはない。そもそも純粋な厚意のもとで国宝級の品をタダでくれるのだからむしろ感謝すべきだ。
とはいえそこはそれ。アリアハンの王様にとっては最大級の褒美の品であっても、一人旅であれ単騎撃破であれバラモスを倒す苦労を乗り越えたプレイヤーからすればとても見合っているとは言えない。
 
それでも手に入った時点では勇者にとって最強武器であり、【いなずまのけん】から攻撃力+23はそれなりに大きい。王者の剣までの繋ぎとしては別段悪くは無く、色眼鏡を外して活用してあげると良い。
そこそこ高価な剣(売却価格23250G)なので速攻売り飛ばし、おうじゃのけん(35000G)や【はやぶさのけん】(25000G)の購入資金に当ててしまうという手もある。
いざとなれば前述のとおりリムルダールで買い直せるので惜しくはない。
 
クリア前に買い物以外の手段で入手できる武器としてはグリンガムの鞭と並んで最強なので、買い物禁止の縛りプレイをしている場合は重宝する。
というかこの場合、バスタードソードを入手しないと勇者用の単体武器が稲妻の剣止まりになってしまうので、むしろ積極的に入手を目指さなくてはならない。

ガラケー版以降

破壊の鉄球の一品モノ化により、呪いのない攻撃力100以上の武器で唯一量産可能という妙な立ち位置を得た。

DQ7

【主人公(DQ7)】【アイラ】が装備可能。
ストーリー終盤になって【マール・デ・ドラゴーン】の武器屋で31000Gで買える。
攻撃力109とかなり強いのだが、その頃にはもっと強い【水竜の剣】【王者のつるぎ】が手に入っているため、買う必要はない。
 
小説版では【シャークアイ】の愛用武器となっている。また、漢字表記は「破斬剣」。

リメイク版

性能には特に変化はなく、利用価値の無さは相変わらず。
その上同じマール・デ・ドラゴーンの武器屋で攻撃力130の【メタルキングの剣】が買えるようになったため不遇さに磨きが掛かった。

DQ8

攻撃力61とえらい格が下がって中盤の武器になってしまった。
【リブルアーチ】で売られてるが、お値段が8800Gと少々高めなのでお求めにくい。
しかも、これ以前にこれより強く、特殊効果もある【ゾンビバスター】が錬金で比較的簡単に作れてしまうのでまず使われない。
敵では【チキンドラゴ】(1/256)、【ソーラー】(1/64)がレア枠で落とす。
因みに、チキンドラゴは暗黒神から授かった剣を使っているという設定があるが、恐らくこれの事だろう。
だがその割には特別な効果の無いありふれた剣のため、予備の武器を持ち歩いている可能性も考えられる。
 
錬金材料にもなっており、これと【こおりのやいば】【こごえるチーズ】を錬金すると【ふぶきのつるぎ】が作れる(しかし、こおりのやいばの希少価値に阻まれる為、PS2版ではまず使われないレシピである)。

DQ10オフライン

主人公(【戦士】【バトルマスター】【魔法戦士】【遊び人】)、【ヒューザ】が装備可能な片手剣。

-+1+2+3
攻撃力28313539
みりょく4568

【旅人バザー】で売られることがあるほか、【ふしぎな鍛冶】でも作成可能。レシピは【バスタードソードの本】に記載。
必要な素材は、【ぎんのこうせき】x4、【赤い宝石】x1。

DQ10オンライン

レベル21より装備可能な片手剣。基本攻撃力は28。
下級武器にまで成り下がったが、入手タイミングにおける有用性は歴代でも優秀と呼べる部類になっている。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

片手剣の一種。【はがねのつるぎ】の上位武器で、刀身が若干黒みがかっている。
【主人公(DQ11)】【カミュ】【シルビア】【グレイグ】が装備可能。
うち直しに必要な宝珠は11個。

-+1+2+3
攻撃力61656973

【ヨロコボルト】(邪ver含む)の通常ドロップ。
異変後の【最後の砦】【デルカダール地方】【ナプガーナ密林】(キャンプ地)などにて8800Gで売っている。
片手剣としては販売時期では強い方だが、少し前にほぼ互角の攻撃力を持つ【プラチナソード】が作れるし、場合によってはDQ8同様すでに【ゾンビバスター】を作っていることもある。
さらに言うと新しく仲間になるグレイグが同攻撃力の【デルカダールの剣】を持参しているため、わざわざ大金をはたいて購入する代物ではない。
 
一応、異変後のモンスターから通常ドロップできるアイテムとしては一番の高額品なので、【ぬすむ】で乱獲して一つ4400Gで売りさばけることは評価には値する。
ただ問題はこれを落とすヨロコボルトの出現区域では盗み担当のカミュが不在であり、よしんばカミュを再加入させたとしても諸事情あってしばらくは盗みができない仕様になっている。
そのうえ盗みが再びできるようになった時期にわざわざ「【ドゥーランダ山】に行ってヨロコボルト狩りに行こう」と考えに至るのは稀であるため、換金テクニックに用いられることも少ない不憫な扱いになっている。

スラもり2

主人公がスライムで剣を装備できない為、勇車バトルで砲弾として使われる。
攻撃力は60で、スラもり2の中ではかなり高め。中盤は主力として活躍が見込める。
錬金で作る場合は宝箱×8+きせきのつるぎ×1。
またバスタードソード自体もメタルキングの剣を作る為の素材となる。
つまり「きせきのつるぎの上位種」であり、「メタルキングの剣を得る為の道標」なのだ。
シリーズ歴代の中ではかなりの厚遇だろう(もっとも、スライムが背負って投げるという剣にあるまじき使い方をされるのだが・・・)。
なお、レンキン山にあるブタ貯金箱のひとつには常にバスタードソードの入った?袋が入っている。
数を揃えたいなら下位種から錬金するより町とレンキン山を往復する方が確実である。

スラもり3

シヴァレル到達後、交易できせきのつるぎといかずちのつえを2個ずつで交換できる。
威力は58に下がったがそれでも時期的には十分高い。
但し、時期を同じくして実質的にこちらよりも威力の高いはやぶさのけんが登場することや、
強化版にあたるメタルキングのけんが相対的に弱体化したことから、前作ほどの活躍は難しい。
更にいかずちのつえは今作最強候補の弾であるにほんとうの交易にかかわってくるので
必要以上にこれを入手していると、後で泣きを見る羽目になる。
本家に劣らぬ不遇さであり、ある意味原点に戻ったといえる。
モジャパン到達後、交易でこれを2個とメタハルコンを1個でメタルキングのけんと交換できる。
また、船のせんしゅをレベル8にする際、3420Gに加えてこれを4個とおおかなづちが2個必要。

ヒーローズ1

【テリー】専用装備で攻撃力は36。
だが、テリーは加入時にコレより強い【はじゃのつるぎ】(攻撃力46)を装備している為、まずお呼びがかからない。
お呼びがかかるとしたら、どうしてもゴールド(4400G)が足りず、はじゃのつるぎが主人公に回せない場合に、
テリーから引っぺがして、代用品としてコレを持たせるぐらいだろう。落ちる所まで落ちてしまった。

ヒーローズ2

今作でもテリー専用の装備となっており、攻撃力が37と前作よりも1ポイントだけ上がっているが、やはり前作同様にテリーはこれよりも強いはじゃのつるぎ(攻撃力52)を装備している為、前作と立場は変わっていない。
強いて言うならば、トロフィー目当てに購入するぐらいか?。

星ドラ

☆3装備で登場。ふくびきで入手可能。
メインスキル【かえんぎり】

ライバルズエース

真2段カードパック「そして伝説は高らかに」にて実装。戦士専用のレア。

2/2/2
味方リーダーが攻撃した後自分の手札と場の熟練度+1

これ1枚で複数のカードの熟練度を2上げることができる。
【おばけありくい】でサーチできる点も優秀で、熟練度を使って戦う戦士のデッキの序盤を支えるカードである。

蒼天のソウラ

【<盟友>ユルール】の装備で、一振りの剣で片手剣としても両手剣としても使用できる。漢字表記は片手半剣。