【パデキア】

概要

DQ4で初登場した生命力に満ち溢れた植物。 余談だが、たまに「パテギア」と間違われることがある。注意。
名称の由来は不明だが、まさか「植えるとパッと成長してできあがるからパデキア」ということだろうか？

DQ4

伝説の薬草と言われる【ソレッタ】の国の特産物。
成育速度が驚く程速く、種を畑に蒔けば瞬く間に成長するのだが、特殊な酵素を含んだ土でないと発芽しない。
その生命力は根っこの部分に詰まっており、これを煎じて飲むとあらゆる病が治るという効能がある。
そのため、高い薬効成分を持つ【パデキアのねっこ】はソレッタの名産品となっている。
作中では主人公達がソレッタを訪れる5年前に、干ばつによって全滅してしまっていたのだが、 【パデキアのたね】は先代のソレッタ国王が近くの洞窟の奥深くに保管しており、それで再び生産が可能となった。
　
ちなみに味に関してはやはり薬草の宿命か、非常に苦い。
なお、これを実際に飲んだ【クリフト】はこの味を「姫様の作ったケーキの味に似ている」と表現している。
　
元は「ソレッタの土壌でしか育たない」という設定だったのだが、 他の地方（作品）でも存在が確認されているところを見ると、DQ4の世界では成育に適した条件を満たすのがソレッタ地方だけなのだろう。
ちなみに、PS版では【移民の町】を【グレイトファーム】にすると、 【ホフマン】が自分達の町でもパデキアの栽培を試してみようと思い立つ。

少年ヤンガス

今作にも登場する。
また、根っこの部分に似たような薬効を持つ「スノキア」という植物も登場している。

ダイの大冒険

13巻「番外編　勇者アバン」に、「パデキア草」の名称で登場。
【アバン】先生曰く、茎の部分も栄養満点で病気やケガによく効き、すりつぶしてスープなどに入れるとグッと味がしまるらしい。
なお新アニメ版では「【すばやさのたね】をスープにすりつぶして入れると良い」と発言が変わっている。

アベル伝説

【風の山】の頂上にある木。その葉は強い治癒能力を持つ。
【水竜】を封印した反動で瀕死になった【アベル】を蘇らせるために、【ザナック】の話に従って【デイジィ】と【ティアラ】の2人で取りに行き入手。
手に入れた葉をすり潰して飲み薬の形にして使われたが、アベルは既に自力で飲むことができないほど衰弱していた。そこでティアラの取った最後の方法―それは、口移しであった。