【パプニカの法衣】

Last-modified: 2023-03-19 (日) 14:19:13

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場する【ポップ】の防具。
鳥の彫り物の杖とセットになっており、読者のアイデアで採用されたもの。ポップらしからぬ高級感が受賞のポイントだった。
 
極薄で作ってあるオーバージャケットであり、ポップは【たびびとのふく】の上から着用している。
肩当てとマントが付き、手は指出しグローブ、足は靴まで覆っており防御範囲は広い。
【魔法の闘衣】と同じ【パプニカ】の特殊な布と法術で編まれている。そのため、当初【メドローア】に不慣れだったとき、【メラ系】の方が強いせいでよく右腕を燃やしていたが、この服のおかげでメドローアを使っても右腕を燃やさずに済んでいる。 
しかし、読者アイデア装備では登場したのが最も遅くその上最も短命だった。
【バーン】との初戦時で【メラ】が直撃して燃え尽きてしまう。強い呪文耐性を持っていたが故にバーンの尋常でない魔法力の引き立て役となったのだ。ちなみにその際に放たれたのが有名な名台詞「【…今のはメラゾーマでは無い…メラだ…】」である。
結局帰還後にこの服が再び作られることはなく、ポップは最終決戦まで旅人の服を着続けることとなる。用意してあげればいいのに…恐らく作画担当にとってかなり面倒な服だったからだろう。
余談だが杖の方はもっと短命で、もらって早々に【フェンブレン】に攻撃したせいで(おそらく作画が大変だったであろう)鳥の彫り物部分が切断されて使い物にならなくなってしまい、残った柄の方も【ノヴァ】によって投擲武器として【ヒム】に使用された挙げ句、【ヒートナックル】の超高熱でドロドロに溶かされてあっさりと出番を終えた。この杖は出番が短すぎてどこを見ても解説すらない状態であったが、後にクロブレにおいて【羽ばたきの杖】という名称がつけられている。
 
なお、この防具の名前の初出は「JUMP COMICS PERFECT BOOK 1 ダイの大冒険」であり、本編では一切登場しない。
杖の方は上記のパーフェクトブックでも名前すら出てこず、2021年12月3日に販売された「ダイの大冒険 オフィシャルファンブック」にて正式に名前が明かされた。

星ドラ

ダイの大冒険コラボガチャの第三弾で【魔甲拳】【ブラックロッド】と共に実装。からだ上・下で分割されている。
からだ上部分はメラ・ヒャド系の呪文の威力を上げる効果があり、からだ下部分は攻撃呪文のダメージ軽減・ターン開始時3~7%の確率でCTを100%貯める効果がある。 

余談

近年の作品では後衛職全般が「法衣」と名のつく防具を装備できるのが当たり前となっているが、本来の法衣とは僧侶などの聖職者が着る衣服のことである。
実際、ゲーム本編でも漫画連載当時の作品では本来の意味に忠実に僧侶・賢者キャラの専用装備であった。
パプニカは賢者の国なのでその名を冠する法衣が存在するのはおかしくはないが、結果的にポップが賢者に覚醒する前の期間に装備することになったのはある意味で皮肉な偶然である。