【たびびとのふく】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:58:58

概要

DQ3以降に登場する鎧(防護服・胴体部防具)。
一般市民とは違って旅人が着る丈夫な布地の服。
基本的には青や水色の服に青いマントが付いているといったデザインである。
 
最初の町、もしくは次の町で間違いなく販売されている。値段は登場作品通して一切変化なしの70G。ここまで値段を変えないアイテムも珍しい。
防具の形式が変わったDQ9を除いて【ぬののふく】より【しゅび力】が3~4ポイント程度高く、これに着替えることによって敵からのダメージをおよそ1ポイント軽減できる。
なお店売りはされているものの、シリーズを通して最序盤に無料で手に入るのが恒例となっており、DQ1の【かわのふく】と違ってわざわざ購入されることは少ない。
DQ4以降の作品では主人公の初期装備が布の服であり、DQ5やDQ6では、最初のダンジョンでこの旅人の服を手に入れることによって戦闘が楽になる。
序盤の1ダメージ減は非常に大きい。
 
最序盤の装備であることに変わりは無いが、魔法使い系キャラの場合、他に装備できる防具も無いので中盤までこれを装備することもある。
と言っても所詮は服であり、防具と言える程のものではないので、過信は禁物。
ダイの大冒険では【ポップ】が最終決戦までこれで戦い抜いたが、これは完全に例外である。
 
DQ10では登場せず、同レベル相当(守備力は8)に【麻の服】がある。

DQ3

守備力+8。
【勇者】の初期装備となっている。パケ絵等の公式イラストで勇者が着ているのが、まさしくコレ。
他にも【武闘家】以外の全ての【職業】が装備可能。
また、【アリアハン王】の餞別の中に入っていたり、【岬の洞窟】の宝箱にも入っていたりもする。
今作では素早さの半分が【みのまもり】代わりであるため、作ったばかりの戦士はとにかく打たれ弱く、餞別の1枚は戦士に着せるのがセオリーである。
布の服のままではスライムから4ダメージ喰らう可能性すらあるが、守備力が8以上になると2ダメージ以下に抑えられるようになるので、効果は大きい。
もしも2人目の戦士もしくは商人も前衛に起用するのであれば、勇者の分もそちらに回すことを考える必要があるだろう。
【フロッガー】は賢さが0のため隊列を無視して狙ってくるので【ナジミの塔】を目指す頃には後列キャラにも用意したいところ。
 
FC版の【魔法使い】の場合、【みかわしのふく】が手に入るまでこの服を着て過ごすことになる。だが、それも【ピラミッド】到着前までの序盤の時期に2900Gは高嶺の花なので、結構長い間これに甘んずることになる。
或いは【キャットフライ】から運良く【ぬいぐるみ】が手に入れば倍近い守備力が得られるので、単純な守備力だけなら迷うことはないのだが、これはこれでふざけた外見になるという抵抗から自発的に突っ撥ねて身かわしの服まで敢えて旅人の服に甘んじたプレイヤーもいたとかいないとか。

DQ4

守備力+7。
全員が装備可能で【クリフト】の初期装備がこれになっている。
他のキャラはこれ以上の防具を既に装備しているか、何らかの手段によりすぐ手に入れられるため、これを買い与える可能性があるキャラは【ブライ】ぐらいだろうか。
ただし第2章スタート直後の【サラン】の防具屋ではこれの他に【かわのよろい】も売っているので、お金を貯めてそちらをクリフトに購入し、旅人の服をブライにお下がりしてもいい。
また、【おどりこのふく】を売って裸になった【マーニャ】に買い与える場合もある。
 
【とらおとこ】【アローインプ】が落とすことがある。
また、第三章のモンスターがランダムで落とすアイテムの1つであるが、比較的ハズレの部類。
第三章では防具は【ボンモール】で売るのがセオリーであるが、はした金にしかならないので道具欄の空き次第では捨てられることも多い。

リメイク版

追加キャラの【ピサロ】は装備できない。装備する意味もないが。
【ぬののふく】とともに、演出のために民家の【タンス】でいくつか拾えるようになった。

DQ5

守備力+7。
幼年時代の【アルカパ】で買える他、【サンタローズの洞窟】の宝箱や【ドラキーマ】からのドロップでも手に入る。
【ビアンカ】【フローラ】以外の人間キャラと装備グループG・J・Pのキャラが装備可能。
最初のダンジョンの宝箱に入っているので、まずはこれを手に入れることが目標になるだろう。
ただし青年時代になると入手手段が無くなる(買えない&ドラキーマと戦えない)ので、アイテムコンプの際は持ち越すか、あるいはサンタローズの洞窟にあるこれを取らないこと。
 
なお、SFC版の公式ガイドブック(下)では【ゴーレム】が試着しているが、少々ピチピチでサイズが合ってなさそうに見える。
ゴーレムが着た後の旅人の服をお下がりされるキャラは可哀想である。
前2作品の公式ガイドブックでは、いずれも主人公である勇者が着用していたのだが、何故ここに来てゴーレムが抜擢されたのかは謎。
SFC版の公式ガイドブックの装備イラストは、仲間モンスターが登場する初の作品であるためなのか、良く言えば固定観念に囚われず分け隔てのない、悪く言えば奇をてらった組み合わせが見られる。

リメイク版

青年時代でも【オラクルベリー】【カジノ船】【すごろく場】で草原などのマスを調べると入手可能になった。
またドラキーマも挑戦者のレベル次第ではすごろく中に遭遇できるようになったが、いずれにせよすごろく必須で運が絡む。
折角【ふくろ】が追加されたのだから幼年時代のうちに放り込んでおこう。
 
DS版以降で追加された【デボラ】も他の妻候補と同じく装備できない。

DQ6

守備力+7、かっこよさ+6。
人間は全キャラ装備可能…といっても、装備するのは最序盤の【主人公】だけだろう。
一応【チャモロ】の初期装備でもあるのだが、加入直後に訪れるのは激戦地でありこの服のままでは非常に危険。
仲間モンスターに関しても、SFC版では【装備グループ】でCとDのモンスター達が、リメイク版では【スライムナイト】が装備可能だがまず不要。
前作につづき最初のダンジョンの【山肌の道】の宝箱に入っているので、主人公用としてもわざわざ買う必要もない。
またSFC版のガイドブックでは【ハッサン】が装備している。こちらも胸回りが割とギリギリである。

DQ7

守備力+7、かっこよさ+6。【キーファ】の初期装備で全キャラ装備可。
過去【ウッドパルナ】突入前に打たれ弱い【マリベル】に渡しておくといいかもしれない。
本作以降の表記は「たびびとの服」。
市販のほか【スカイフロッグ】が落とすこともある。

DQ8

守備力+7。【ゼシカ】の初期装備でやはり全キャラ装備可。
【トラペッタ】で販売されている他、【リーザス村】【サザンビーク】で拾える。
敵からは【サーベルきつね】(1/32)が通常枠で、【プークプック】(1/64)、【どくどくゾンビ】(1/32)がレア枠で落とす。
どくどくゾンビの物は凄まじい汚れやら臭いやらが漂ってそうでなんかやだ…。
 
最序盤でプークプックから旅人の服を手に入れられたらラッキー。すぐに主人公を布の服から着替えさせてあげよう。
逆に、リーザス村に着いても【主人公】が布の服のままなら、ここで拾える一着はすぐ彼に着替えさせよう。
まぁすぐに【うろこのよろい】に替えられるだろうが。
 
布の服二つを錬金することで作ることができるが、はっきりいって必要ない。
一応布の服のまま売るよりは高値だが、僅か5Gなので、錬金する手間の方が大きい。
 
また、これを錬金材料とするものもある。
錬金レシピは以下の通り

しかし、いずれもわざわざ錬金で作るようなものではない。
 
序盤防具としての役目を終えたら、あとは売るか捨てるかしてしまおう。

DQ9

守備力+4。全職業で装備可能。
仕様変更で身体防具が細分化されたが、単体でのダメージ1ポイント軽減は死守している。

DQ11

全員装備可能。【カミュ】の初期装備。
うち直しに必要な宝珠は1個。

-+1+2+3
守備力781012

 
【イシの村】【デルカダール城下町】にて70Gで売られているが、デルカダール城下町も含めた世界各所のクローゼットからも取れるため別段買うことはない。
ただ主人公用の最序盤用に限りは、PS4版・DQ11S3Dモードだとデルカダール城内、3DS版・DQ11S2Dモードだと城下町の上流階級の家にあるものを取りこぼすと、しばらく布の服で我慢せざるを得なくなるため注意。
 
無印版DQ11では、異変後に再加入するキャラクターは大半がこれのみの装備状態となっている。

バトルロード2

鎧のカードをスキャンしない状態で主人公を使用する場合、モリーからレンタルできる。
上昇するステータスは、みのまもり+10 すばやさ+10。回避率も少しだけ上がる。
 
服の色は主人公が男の子なら青色。女の子なら桃色。
やっぱり他の鎧を装備した方がいい訳であって…。

ビルダーズ1

主人公がイメージイラストやムービーで着ている服。
2章、3章、【フリービルドモード】の初期装備。男は青で、女は赤色。
【ボロきれ】2個、【あおい油】【あかい油】【ひも】が1個で作れる。
守備力は5で、移動速度が少し上がる。
トルネコシリーズの【かわのたて】よろしく、なぜ何も装備しないよりも基礎能力が上がるのかは謎。
 
何気に2章とフリービルド以外では唯一移動速度が上がる装備でもある。
少しでも速く走りたいというせっかちな人なら最後までこれを着るのもアリ。
また、敵の攻撃を避ける際にも役立つ。
今作はアクション系のゲームの割にガードアクションが無いので敵の攻撃は基本的に避けるしかないのだが、この服を着ることで本来なら避けられない状況でも避けられるようになることがたまにある。
単純な守備力や耐性だけが被ダメージを抑える手段ではないということを教えてくれる実は偉い服。
とはいえ章の後半~終盤の敵に対して守備力5は流石に頼りない。また、【竜王軍バトル】では移動速度は大して意味が無いので、そのときはちゃんと守備力の高い防具に着替えよう。

ビルダーズ2

守備力5。今回も移動速度が上がる。【染色がま】で色替えも可能。
今回はゲームクリア後に【仕立て台】で作成可能。
必要材料は【草糸】5、【ひも】2。

タイミングの問題で、みかわしのふくの遅すぎる下位防具になってしまった。 
防具としてより、見た目変更・住人着せ替え用である。
男は青色で、女は赤色になるのも前作と同じで、住人にも適用される。染色による青・赤とは微妙に違う。

トレジャーズ

【お宝】の一種として登場。

お宝No.209
レアリティジャンク
カテゴリーヒストリー
コレクション防具
標準価格22,000G

星ドラ

サブキャラの一人の初期装備で、星1装備の「たびびとの服上」(守備力7)と「たびびとの服下」(守備力5)が登場。
見た目はDQ10の【射手の服】【射手のタイツ】【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】にはDQ9の未発表職業イラストの一つとして掲載)。

タクト

Bランク防具として登場。
基本値 : しゅび力+6・すばやさ+6
特殊効果はなし。
装備可能タイプ : こうげきタイプ・ほじょタイプ・ぼうがいタイプ
錬金候補 : 移動制限耐性+3%・マヒ耐性+3%・イオ属性耐性+1%・しゅび力+4・すばやさ+5 他

ダイの大冒険

キャラクターごとにデザインが異なっている。
「旅人の服という商品名」ではなく、旅に耐えるようあつらえた服の総称ということだろう。ドラクエ世界の産業レベル的に考えてみれば、むしろこの方が自然か。
 
【ロモス】防衛戦後、【ポップ】【マァム】に贈られた装備のひとつ。
ポップの物はそれ以前の服(胸にアバンのマークがある【布の服】)と似たデザインだが、裾の燕尾がなく、布の服よりも濃い目の緑色となっている(色の違いは原作・新旧アニメ版すべてで明確に色分けされている)。
マァムの物は格闘をすることが多いためか、かなりのミニスカートで動きやすそうなデザイン。
どちらも胸に同じ紋章があるが、具体的に何の紋章なのかは不明。ロモス王国の国章だろうか?
マァムは転職のための一時離脱まで着続けていたが、恐ろしいことにポップはこれが最終装備である。
【パプニカの法衣】特大火力のメラを食らって燃え尽きてしまったのに対して、こちらは威力を加減したとはいえベギラマを食らって火だるまになっても無事だったので、それなりに良い素材を使っていたのだろうか。
さらに格上の【カイザーフェニックス】を跳ね返した際には反射アイテムより上に着ていた上半身部分が燃えたが、それでも下半身部分は無事。ポップの「たびびとのふく」は【バラン】との戦いでボロボロになった後に【メルル】が繕っており、何か魔法でも込めたのではないかと思えるほどの頑丈さを見せた。
アバンら他のメンバーの服もだが、特に言及のない普通の布服のような見た目で皆すごい耐久力である。
 
ちなみに【ザボエラ】がモシャスで化けたマァムはこの服のバージョン。
恐らく【あくまのめだま】を通して見た最後のマァムの姿がこの服であり、【武闘家】の修行の旅に出たことについては知らなかったためだろう。
マァムが修行を途中で止めてそのまま戻って来たことをポップはらしくもないと怪訝に思いはしたが、結局疑いきることが出来ずまんまと騙し討ちを食らってしまった。
 
その他【レオナ】【フレイザード】編でのドレスを売却して【バラン】編で着用したのもこれの一種。ミニスカートでマント付きだった。

ロトの紋章

【仙人の里】から出発したときに、【アルス】が装備していた。
その後、【蜃気楼の塔】での修行時まで装備している。