DQ5
DQ5における、仲間になった【ホークブリザード】。
【装備グループ】は見た目通り鳥系。
SFC版の【取扱説明書】でホークブリザードが仲間になることは伏せられているが、掲載されている戦闘画面等で「ブリード」の名が確認できる(どんなキャラクターかまでは判別できない)。
なお、ブリード(breed)には繁殖やしつけという意味があるが、おそらくはブリザードから4文字抜き出しただけなので関係はない。
仲間になる確率
1匹目 | 2匹目 | 3匹目 |
---|---|---|
1/32 | 1/64 | 1/128 |
仲間になったときの名前
1匹目 | 2匹目 | 3匹目 | 4匹目 | |
---|---|---|---|---|
SFC版 | ブリード | ホークス | もっちん | とりまる |
PS2版 | ホンダー | ジンジン | ||
DS版 |
習得呪文・特技
ステータス
Lv | 力 | 素早さ | 身の守り | 賢さ | 運のよさ | 最大HP | 最大MP | 経験値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初期 | 3 | 86 | 80 | 90 | 10 | 46 | 166 | 22 | 2287 |
途中 | 10 | 99 | 89 | 94 | 20 | 50 | 206 | 60 | 165510 |
15 | 115 | 104 | 100 | 24 | 53 | 236 | 62 | 331819 | |
最大 | 25 | 150 | 130 | 130 | 30 | 60 | 306 | 70 | 807518 |
耐性
強度 | 属性 |
---|---|
無効 | ヒャド・吹雪、ラリホー |
強耐性 | バギ、デイン、ザキ・麻痺、メダパニ、休み |
弱耐性 | イオ、マヌーサ、マホトーン、マホトラ、ルカニ、毒 |
無耐性 | メラ、ギラ・炎、メガンテ・体当たり |
解説
【封印の洞窟】周辺や、【魔界】の【ジャハンナ】周辺などで仲間にできる。
SFC版のみ、【ボブルの塔】地上階にも出現する。
初期の賢さが10しかないため、初めは命令を聞いてくれない。
なお、仲間になる鳥系モンスターは他に【クックルー】と【キメラ】がいるが、これらは序盤で仲間にできるにも関わらずかしこさの初期値は20を越えている。終盤で仲間になるこいつが10というのはどういうことか?
Lv10になってようやく賢さが20になるが、そのために必要な経験値は165510と異様に遅い。
これは賢さの初期値が低くてレベルアップで賢さが20を超える仲間モンスターの中では断トツの遅さ。ちなみに次点はポンコツで有名な【アームライオン】だが、あちらは一応【ちりょくのかぶと】で補正可能。
すぐに戦闘に参加させたいなら、【かしこさのたね】を使ってあげた方がいいだろう。【おどるほうせき】用に全て使い切ってしまった場合は、【メタルハンター】を狩って集めておくといい。
といっても、別に命令を聞くようになってもそんなに強くはないので、ジュエルほどは報われない。
敵のときに使っていたザラキ、凍える吹雪を初期から習得しており、レベルが上がればベホマラーや輝く息も覚える。
雑魚戦において役立ちそうな印象を受けるが、凍える吹雪はすでに威力不足が目立つころだし、ザキ系は青年時代後半では敵のごく一部を除いて強耐性以上、半数以上が完全耐性という状況なのでザラキも活躍の場面は少ない。
無駄に冷たい息が使えるため、賢さが低いうちはこれを無駄に吐くこともあって鬱陶しい。
レベルを上げるとベホマラーで全体回復もこなせるようになるのだが、最大MPが少なく乱発はできない。最大レベルに達した時点のMP量の関係上MPをベホマラーに費やすと最後の1回分僅かに足りなくなるので、フォローの意味でふしぎなきのみを1つ投与してMPを72以上にすると計4回使用可能になる。だからどうしたというところだが。
鳥系は帽子の類を多く装備できるのに、残念ながら肝心の【しあわせのぼうし】が装備できない。
輝く息は確かに強力な技であり、魔界突入前ぐらいで輝く息を覚えるようなら活躍の機会もあっただろうが、さすがにそんなに早くは覚えてくれない。
必死こいてレベルを上げて覚えさせたとしても、その頃には双子や仲間モンスターが強力な呪文や特技を習得しているであろう。そんな時期に、輝く息のみでは厳しいものがある。
後述の通り、勧誘できる時期を考えても輝く息の習得は普通はクリア後、ある程度入念にレベルを上げるスタイルだとしても魔界突入後になるだろうし、悲しいことに魔界は吹雪が通用しない相手が多い。
特にジャハンナ周辺では吹雪系が有効な敵が【ゴールデンゴーレム】ぐらいしかおらず、出現率の高い【グレイトドラゴン】、【キラーマシン】、【バズズ】の3種は吹雪無効。そしてこれらとセットで出てくるホークブリザード本人ももちろん無効。
グレイトドラゴンとキラーマシンはザラキも無効なので、まさになすすべのない天敵である。
さらに言うと、【グレイトドラゴン】や【キラーマシン】を仲間にしようとしているときに、よく一緒に出てくるので倒す順番などで邪魔扱いされやすい。実際にめちゃくちゃ邪魔。
魔界の北部、【エビルマウンテン】の周辺あたりまで行けばそれなりに吹雪が効く相手が出てくれる。出番があるとしたらそっち方面に行ってからになる。
エビルマウンテンに出る【フレアドラゴン】にはザラキが非常に有効なので、互いに殺るか殺られるかの天敵の関係である。適正レベルだと素早さもあまり差がない。
もちろん輝く息も有効で、これを覚える頃になると素早さもはるかに勝るので先手をうって一方的に鎮火して処理できる。
謎の洞窟(SFC版のみ)には輝く息を吐いてくれとばかりに大集団で出てくるので、ほぼ唯一の見せ場かもしれない。
さすがにHPもかなり伸びている時期なので、仮に不意打ちされたところで死ぬリスクは低い。【やけつくいき】で麻痺することはあるが。
青年時代前半で加入直後から即戦力で活躍する【キメラ】とは、装備が共通している上に攻撃面では上位の特技を覚えるため、ちょうどキメラの打たれ弱さが目立つようになった頃に交代で起用したくなるところだが、実際はかなり実力不足。
むしろ【ベホマ】とベホマラーを兼ね備え、【メダパニ】・【ラリホーマ】によるサポートでも活躍でき、ついでに最大レベル時の能力でも上回るキメラの方が、ブリードより将来性があるかも知れない。
守備面も若干不安があり、ヒャド、吹雪系に完全耐性を持つが、メラ、ギラ系には弱い上HPや身の守りが低く、鳥系モンスターの例に漏れず盾も持てず守備力はあまり上げられないため打たれ弱い。
そもそも本作ではヒャド系や吹雪が脅威となるモンスターが少ないので、ヒャド系吹雪完全耐性のメリットを生かしにくい。【イブール】と【ミルドラース】第一形態くらいか。
一応、装備品が少ない=お金がかかりにくいという考え方もできる。
【フローラ】と結婚していればすでに1着は【みずのはごろも】が手に入っているはず。リメイク版なら誰と結婚しても1着は入手できる。弱点の炎耐性を強化できるので、十分とは言えないが相性はぴったり。
兜も【かぜのぼうし】が無料で手に入るので、あとはイメージに合った【こおりのやいば】を購入して装備させればこれで事実上の最終装備が揃う。お金が無ければ無料で拾える【ようせいのけん】もある。
少しでも長く使ってあげたいなら、青年期後半の【ラインハット】の西~【サンタローズ】北のフィールドで出現するので、そこで戦えば最速で勧誘できる。
ただし、青年時代後半直後の時点ではかなりの強敵なので、くれぐれも返り討ちに遭わないように。
そもそも主人公のレベルは最低31以上が必要なので、結局は主人公の子供たちも含めた他の仲間がある程度育った状況にならないと勧誘できない。
仮に主人公のレベルが31のときに首尾よく仲間になったとして、ベホマラーを覚えるのは主人公のレベルが38以上、輝く息は主人公のレベルが43以上になってからである。魔界突入どころか、とっくにクリアしていてもおかしくないレベルである。
余談
GBA版トルネコ3の【ブリザード】を仲間にした時のデフォルトネームも「ブリード」である。
DQ5のリメイク版で仲間になる【ブリザードマン】の名前は【ブリザー】なので間違えないように。
ブリザードはDQ2、ブリザードマンはDQ4、そしてホークブリザードはDQ5におけるザラキ使いである。