【かぜのぼうし】

概要

DQ5～DQ8、DQ10、DQ11に登場する帽子。
道具使用で【キメラのつばさ】の効果（DQ5とDQ11以外では【ルーラ】とも同じ）があるのが特徴。
羽飾りがついているが、トレジャーズの解説では「キメラの翼が使われている」と言及されている。
まあルーラの消費MPが大きいDQ5と、特殊な仕様のDQ11以外は特に使わない機能だが。
移動時呪文のカーソル位置記憶機能が無い作品では、先頭キャラの一番上に持たせておけばルーラ使用時の選択が若干楽になると言う利点はある。
また、セーブポイントと町の出入口の距離が結構離れている時、手っ取り早く外に出たい場合にも便利。
　
女性も装備できる上にそこそこの守備力を持つので中盤～後半では役に立つ。
ただ、シリーズが進むに連れて守備力や金銭的価値が下がっていく傾向にあるが、それと反比例するようにレアである作品も多い。

DQ5

守備力28。人間キャラでは【ビアンカ】、【フローラ】、【女の子】が装備可能。
仲間モンスターでも装備可能者は多く、どちらかと言うと後衛タイプの【装備グループ】が多く含まれる。
具体的にはスライム系、鳥系、【イエティ】のグループに加えて、【ドラキー】のグループと【ドラゴンキッズ】が装備可能。
青年時代後半に子供を連れて【ラインハット】を訪れると、イベントを経て【コリンズ】がプレゼントしてくれる。
なお、コリンズから渡されるときはなぜか重要アイテム入手の効果音が鳴るが、後述の通り店売りやモンスタードロップで入手可能で売却も可能なため、重要アイテム扱いにはならない。
【ジャハンナ】で5000Gで市販されているほか、【ホークブリザード】や【れんごくちょう】が落としていくこともある。
ジャハンナでは、防具屋ではなく道具屋の販売なので、購入の際は気をつけること。
店売りの装備品が正規の攻略ルートの中でドロップアイテムとしてフライングゲットできる例は本作では他に【かわのぼうし】（【いっかくウサギ】）と【おどりこのふく】（【パペットマン】）があるが、これらに比べるとはるかに有用な防具となっている。
問題はこれをドロップでゲットするために粘る行為は死と隣り合わせになってしまうこと。
　
鳥系の仲間モンスターにとっては最強の兜である。また、スライム系にとっても非売品で入手個数が限定されている【メタルキングヘルム】、【しあわせのぼうし】を除くと最強の兜である。
「使用できる兜」のパイオニア。
ただしキメラのつばさと違って、戦闘中は使えないので注意。
また、キメラのつばさと同じく、【エビルマウンテン】から帰還したいときには使えない。
　
コリンズは女の子のためにプレゼントしてくれたと解釈するのが自然だが、この時点ですでにこれより強いしあわせのぼうしが手に入っているので、スライム系や鳥系の仲間モンスターにまわされることも多く、さらにそういったモンスターがいなければ防具としては使われない。
持ちあるいて無限キメラのつばさとしても使えるが、ぶっちゃけ攻略上で使いたくなるような機会はほぼない（【そらとぶくつ】というライバルも先に手に入っている）ので、パーティ編成次第では、あっさり売却されてしまうことも。

リメイク版

幸せの帽子の入手タイミングが遅くなったので、【ブオーン】戦までは女の子の最強装備となっている。良かったね、コリンズ。
また、【ふくろ】システムの導入により、とりあえず袋に入れておいていざというときの緊急避難には使える。
やっぱりエビルマウンテンからの帰還には使えないので注意。
【すごろくの穴】のタンスマスからも1つ拾えるようになった。

DQ6

守備力28、かっこよさ8。非売品であるが売値は3750G。
前作と違って飛び先を選べるようになった。
【主人公（DQ6）】、【ミレーユ】、【バーバラ】、【チャモロ】の他、【スライムナイト】以外の仲間スライム等が装備可能。
【ウインドマージ】がドロップすることがある。その時点では結構な守備力なので、落としてくれるとちょっとラッキー。
また、【スライム格闘場】（Aランク）の景品にもなっている。
どう考えてもBランクの景品より実用性も希少価値も上なのだが……。
参加費はわずか200Gで守備力+28の兜が手に入るので、パーティに育てているスライム系がいるなら、ぜひとも参加させて2個とも取っておこう。ランクAはまともに育てていれば最弱の【スライム】ですらハンデ戦もほぼ確実に勝てるだろう。
この時点でパーティにスライム系がいなかったとしても、すぐ近所で重装備可能なスライムナイトが勧誘できるので彼に頼るとよい。
　
これを入手すれば、女性陣はようやく【うさみみバンド】や【ぎんのかみかざり】から解放されるだろう。
一方、チャモロやスライム系にはコスパのいい【スライムメット】が同時期に買えるようになり、主人公にはすでに【てっかめん】がある。Aランク優勝の2つ分は女性陣に渡すとバランスが良くなるだろう。
【はざまの世界】に行くとMPが0になってルーラも使えなくなるが、これはキメラのつばさと同じで問題なく使えるので移動に便利。
行った直後だとレアなメッセージが見られる。
　
上述の通り本作では無限ルーラ装置としても使えるようになった。
……が、そちらの消費MPがたったの1になったため、MP節約のためにこちらを使う必要が薄くなってしまった。
同じキャラに使わせる前提なら、使用する際の決定ボタンを押す回数も呪文の方が道具を使うより少ない。
ただし、本作の呪文はカーソル記憶システムがあるため、ルーラの使い手に他の移動呪文を記憶させておきたいなどの事情があるなら、これを先頭キャラの（装備品以外の）道具欄の一番上に置いておけばそこそこの利便性は出せる。
例えばパーティの先頭に君臨していることが多い【ハッサン】や【ドランゴ】がルーラを覚えている（魔法使いで育てている）可能性は終盤のやり込みでもないかぎりは低いだろう。
なお、道具使用のときに道具欄で最初からカーソルがあわさっている状態にしたければ、基本的に装備させてはいけない。

DQ7

守備力24、かっこよさ8。前作までより守備力が若干ダウンした。
【キーファ】と【アイラ】以外は全員装備可能。
やはり非売品で、【岩とびあくま】がドロップするほか、【始祖たちの村の族長】がプレゼントしてくれる。
ただ、それを入手できる時点ではそれよりも高い守備力の兜があるので、装備されることはほぼないだろう。
無制限キメラのつばさと見ても、あまりにも今更すぎて、豊富なMPで使い切れないほど使えるルーラがあるため、結局袋に詰め込まれたまま存在を忘れられることだろう…せめて遅くとも現代【コスタール】あたりで貰えればまだありがたみはあったろうが……。
売値は2500G。

DQ8

守備力20。全員が装備可能。
【はねぼうし】と【しっぷうのバンダナ】を錬金すると作ることが出来る。
【パルミド】のカジノで【はやてのリング】を入手できれば早めに作ることも可能。
ただ【主人公】は素材であるしっぷうのバンダナで良く、【ヤンガス】はすぐ【スライムのかんむり】が、【ククール】は【ブロンズキャップ】がそう遠くない内に入手・作成出来るので利用出来る期間は短く装備品としての価値はイマイチ。
唯一【ゼシカ】だけはこれより強い兜はすぐ手に入らないので一つだけなら作るのもアリ。
売値は1400G。
　
3DS版では【くじゃくのおうぎ】の錬金素材としても使える。

DQ10オンライン

Ver.5.3より【かぜのマントセット】の頭装備として登場。
道具としての効果はないが、セット効果に11と同じ風属性ダメージ軽減など防具としては優秀。

DQ11

全員が装備可能。うち直しに必要な宝珠は10個。

【メダルスタンプ帳】にスタンプ10個たまると貰えるほか、【レッドサイクロン】（邪ver含む）と3DS版の【ホークブリザード】もドロップする。
メダルさえ集まっていれば船入手直後に【ソルティコの町】に来れば入手可能で、その時点だとなかなか優秀な防具。もちろんストーリー上ソルティコに来る時期になってからでも十分に使える性能。無能と言われる今作のメダル校長の景品の中ではかなり優秀な景品であろう。
道具使用時もルーラと異なる効果になっているため、本作ではそれなりに使い所がある。詳しくは【キメラのつばさ】の記事にて。
　
ちなみにみりょくのステータスを重視するなら【シルビア】にとっては素早さが上がることも相まってかなり長い期間お世話になる頭部装備である。
また3DS版では素早さの低い【セーニャ】も選択肢に入る。
特に異変前のセーニャにつけると、素早さがシルビア並みの中間クラスになるため回復がある程度は安定する。
同じ理由で【ロウ】も候補に入るが、こちらの場合は攻撃・回復魔力の両方が上がる頭防具や、守備力・素早さ共に上の【しっぷうのバンダナ】があるため微妙。
どちらにせよ、この時点では難しいかもしれないが、出来れば最大まで鍛えておきたいところ。

トレジャーズ

【お宝】の一つとして登場。「風のぼうし」表記。

いたストSP

スフィアの一種として登場。踊り子、賢者で入手できる。
これが発動すると好きなマスにワープできる。いついかなる状況においても非常に便利。
　
また、【ロンダルキア】ステージのエリア名としても登場。
ここにはこのステージで一番高額な物件「極寒冷蔵庫」が存在する。