【イブール】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:20:11

概要

DQ5に登場するボス級モンスター。
ワニを擬人化させたような、異形の魔導師の姿をしている。帽子などからは【マトリフ】を連想する人も多いだろう。
 
【ザイル】【ブオーン】と同じく、色違いモンスターが存在しない固有グラフィックが与えられているボスの1人。
他の多くのボスがザコと共用のグラフィックな点からすれば優遇されているとも言えるが、その一方でグラフィックを目にする機会が乏しくもあり、印象に残りにくくなってしまっている一面もある。その後の作品でも色違いや派生モンスターは中々出てこなかったが、2020年の4月にとうとう星ドラに「イヴァール」という結晶に覆われたこいつのようなモンスターが登場した。
最近は【ゲマ】一味も外伝にぽつぽつ出張しつつあるが、彼は依然として外伝への出演機会が非常に乏しく、DQ5が原案の映画『ユア・ストーリー』にも登場していない。こういったことも影の薄さに一役買っているかもしれない。『光』の教団の教祖様なのに『影』が薄いボスキャラとは、なんたる皮肉。
似たような扱いを受けているキャラに【暗黒皇帝ガナサダイ】がいる。
 
名前の由来は恐らく英語で「悪」を意味する「evil」から。【エビルプリースト】【エビルマウンテン】の「エビル」と同じだが、正確な発音としては「イーヴル」の方が近い。
北米DS版の名称はKing Korol。Korolとはロシア語で王の意味(король)、つまりキング・キング。
なお、同じく北米DS版では彼の部下たちの名前も英語およびロシア語でのチェスの駒の呼び名で統一されている。
そして【ミルドラース】がGrandmaster Nimzoで、チェス棋士から名前を取られている。

DQ5

【光の教団】の教祖にして大魔王ミルドラースの部下の1人。
石化された妻の像を【大神殿】に運び込んで教団のシンボルに利用しており、これにより勇者の誕生を阻止できたと思い込んでいるが、実際にはタッチの差ですでに生まれている。
部下たちは産褥期の女性を誘拐してきたのだから気づきそうなものだが、魔物だからか気づかなかったと思われる。
大教祖イブールを崇める光の教団の信者たちは【イブールのほん】を用いて布教活動を行っている。
教団の教義や考え方などが詳しく書かれているらしい。
【大神殿】の最深部で戦うことになり、ブオーンを後回しにしていない限りは魔界へ行く前に戦う最後のボスとなる。
一応ポジションとしては、3における【バラモス】、4における【エスターク】、6における【デュラン】、8における【マルチェロ】、9における【暗黒皇帝ガナサダイ】に相当する。
諸悪の根源たる巨大集団の教祖、魔界前ラストのボスだけあって、強力な攻撃を多用。
【かがやくいき】【イオナズン】【痛恨の一撃】【マホカンタ】【いてつくはどう】【ぼうぎょ】(ダメージが1/5になるもの)を使う。
マホカンタを使用すると特殊なアクションが発生する。
痛恨の一撃は攻撃力×5のタイプで、選択すると確実に痛恨が発動。ダメージはSFC版では95、リメイクでは105で固定。
大神殿には馬車は入れないのだが、戦闘の前に馬車のメンバーを呼び寄せてこちら側を万全の状態で戦わせてくれる。

最上級呪文やブレスに加えて厄介な凍てつく波動、わざわざ馬車を呼び寄せるほどの自信から、何の対策もなしに戦うと苦戦すると思いきや、その印象は意外な理由で覆される。
 
倒せば、【魔界】への最後の封印のカギである【いのちのリング】が手に入る。
SFC版とリメイク版で彼の最期は異なっている。

SFC版

HP4500 MP∞ 攻撃力19 守備力180 素早さ83 1回行動
輝く息→マホカンタ→痛恨→防御→イオナズン→凍てつく波動
 
SFC版では完全ローテーションかつ1回行動、なおかつ原則2ターン以上連続でダメージを与えて来ない点に大きな隙がある。
行動回数については、SFC版ではボス級モンスターで複数回行動を使うのはミルドラースと【エスターク】だけなのでこれはまだ許容範囲。
問題はローテーション行動の内訳である。攻撃と補助を交互に繰り出すために2ターンに1回しか攻撃して来ないので、ピンチに陥ることが少ない。とんだマニュアル野郎である。
解析が進んだ現在では有名だが、当時でも慣れたプレーヤーはローテーションに気付いた人も多かったので回復のタイミングが非常に図りやすい。ローテーションに気付いていなくても攻撃の緩さは何と無く把握できる。
全体的に耐性が高く、【バイキルト】+打撃で攻めていくのが賢明。
また、吹雪耐性の仲間モンスターを揃えている場合を除けば、【フバーハ】使いは一人は欲しい。【男の子】がいれば彼に唱えさせると良い。
一応HPと守備力は高く、ルカニ系も効かないので、ある程度長期戦になることは覚悟しておこう。
きあいためとバイキルトの併用が最も高いダメージを与えられる。
さすがにマホカンタの重ね掛けはしないが、全員にマホカンタが掛かっていても普通にイオナズンを唱えてくる上に凍てつく波動の無駄打ちもする。
時間稼ぎにしかならない防御は完全に【無駄行動】でしかない。強いていうなら、強力な呪文ダメージをこれで軽減されるとMPが無駄になる程度。しかもマホカンタを使う上攻撃呪文耐性も高いので、呪文で攻める人もまずいない。
マホカンタを解除しても呪文は通用し難いが、掛け直しに手数を割く分だけ攻撃の頻度が減り、結果的に楽になる。特に凍てつく波動→輝く息→痛恨という順番は、うっかりフバーハのかけ直しが遅れると死者も出かねないので、手が空いたキャラは凍てつく波動や天空の剣を使っておこう。
そこさえ気をつければ回復は十分に追い付くはず。
そうでなくても馬車込みのフルメンバーで戦えるため、苦戦することは少ないだろう。
実際、フルメンバーで挑めないうえ、ランダム行動のゲマやブオーンの方が強いと言われる始末。
極端な話、やり込みプレーヤーの手にかかるとレベル1の【イエティ】一体に倒されてしまう。
ちなみにボスなので当然MPは無限なのだが、何故かゲマと同様マホトラが効く。
 
怖いのは【HP無限バグ】ぐらいのもので、レベルが十分なのに勝てなかったとしたら十中八九はこれが原因だろう。
  
勝利すると自分が倒されることまで予言通りだと言い、最後のあがきとしてミルドラースに頼んで魔界への扉を開こうとする。
もし本当に自身が倒されることを規定ルートとして考えていたとすれば、わざわざ敵の仲間を呼び寄せてくれたり、防御を絡めたやる気の無い戦闘をしたりするのも、「どうせ負けるのだから」という考えの元であったとも考えられる。
しかし結局何も起こらず、「そんなバカな」と言い残して死亡する。
魔界への扉を開けなかった理由は不明だが、元々主人公達を魔界に呼び寄せる事はミルドラースの想定内と思われるため、この時点でイブールに力を与えずに見捨てる意味は全くない。恐らく【マーサ】の力で阻止されたからではないかと思われる。
 
ちなみに、妻の石像には彼が強い呪いをかけているため、【ストロスのつえ】では解除できず、彼を倒すことでようやく妻の石化が解ける。

リメイク版

HP4200 MP∞ 攻撃力21 素早さ73 守備力240 1回行動
輝く息orマホカンタ→痛恨or防御→イオナズンor凍てつく波動
 
リメイク版では行動パターンが3段階ローテーションに変更されていて、行動が読み難くなった。
ステータスもHPや素早さはダウンしたがその分攻撃力と守備力が上がり、痛恨の固定ダメージは95から105に上昇。
総じてSFC版よりもかなり強化されていると言える。
 
といっても、【ニセたいこう】【カンダタ】ほど大幅に強化されているわけではなく、ゲマやブオーンのように2回行動するわけでもない。
1回行動という何よりも致命的な問題点が改善されていないので、やはりそこまで苦戦を強いられることにはならないだろう。
行動を読み難くなったとはいえ、こちらが取るべき戦略自体はSFC版と変わらない。
バイキルトで自分たちを強化しつつ相手の凍てつく波動を誘い、物理攻撃メインで戦っていこう。
ただ守備力がSFC版+60と非常に高くなっており、マホカンタによるイオナズン反射やドラゴンの杖を使用しての激しい炎も効果的。
PS2版の行動パターンは複雑で、マホカンタ状態の時にマホカンタを選択すると、行動をスキップして痛恨or防御を選択する。
そして、防御が選択された場合はさらに行動をスキップしてイオナズンor凍てつく波動を選択するのだ。
DS版では単純な行動パターンになったが、マホカンタを解除しない限り、3ターンに1回は輝く息を食らうことになる。
どちらの作品でも積極的に天空の剣を使っておくと良いだろう。もしくはフバーハを切らさずに戦いたい。
行動が単純化したことで、再びやり込みプレイヤーによってレベル1のイエティ一体に倒されるようになってしまった。倒すと非常に稀に【ちいさなメダル】を落とす。
 
戦闘後にはSFC版と同じ展開の直後、部下だったゲマの裏切りに遭う。
「カタチだけの教祖として人間を集める仕事をしてもらっただけ」とゲマに明かされて狼狽えたところにゲマのメラゾーマを喰らい、間抜けな断末魔の叫びをあげて死亡してしまう。そしてゲマには「役立たずは最後まで役立たず」などと散々に酷評されてしまう。
SFC版でも影が薄かったのに、それ以上に酷い扱い。ゲマの立場向上の踏み台にされた形。
実際PS2版の公式ガイドブックでは、ボスモンスター紹介欄において、物語の核心となるボスは挙げられておらず、イブールは普通のボスとして名が挙がっているが、ゲマは掲載されていない。
たしかにリメイク版では1~2回行動のゲマに比べると然程驚異ではないが、実力を考えると過小評価され過ぎな気もする。
まあ最期の不遇さは、教団の働いてきた悪事に対する相応の報いなので同情の余地は無いのだが。
 
ちなみに戦闘前に息子たちと話すと、「これまでで一番強いオーラを感じる」「怖いから手をにぎっていたい」と言うが、実際にそのオーラを発しているのはイブール本人なのかは不明。さらに先にいる巨悪の気配を感じ取っているだけな気もする。 
 
なお、SFC版と違ってストロスのつえが主人公の石化を解く際に消滅する演出に変わり、必然的に彼が強い呪いをかけたという設定も不要になった。
…にも関わらず、正気に返ったドレイの「教祖様が石像に呪いをかけた」という台詞はそのままなので、やはりSFC版同様に呪いはかけたらしい。
石化の呪いがゲマからイブールに上書きされたのか不明だが、彼を倒すと妻の石化が解ける。
ちなみに、妻の救出後にグランバニアでオジロンとの会話後に息子と会話すると「おばあちゃんはお母さんを元にもどしてくれたんだよ?ぜったいに助けてあげなくちゃ」とか言ってくる。
マーサ本人は一言もそんなことは言わなかったし、そのような特殊能力があるという描写も特にないが、どうやら彼の中ではマーサが直したということになっているらしい。
SFC版からあるマーサの「すぐそこにかわいい人がまっているはずです」という台詞から一応そういう解釈はできなくもない。
このあたりの石化のくだりはリメイク版で色々と改変された結果、新旧の設定が入り混じっており、ややカオスな状況になっている。
 
余談だが、PS2版では固有グラフィックであるにも関わらず、逃走モーションがしっかり用意されている。
また、会心の一撃で倒した場合、勢いよく吹っ飛ばされた後、2回でんぐりがえししてへばるなど、雑魚仕様のモーションが用意されている。
2つともなぜ用意したのかは不明。
同じく固有グラフィックのうごくせきぞう(変身前)、ザイル、ミルドラース、エスタークには用意されていないというのに…。
イベントで逃げる予定でもあったのか、それともクリア後に色違いの雑魚を出す予定があったのか、はたまた仲間になる予定でもあったのだろうか。発売前の記事で話題となった所謂魔界の塔と関係があるのかもしれないが、今となっては想像するしか術はない。

あるきかた

前述の通り、戦闘直前に馬車の仲間を召喚してくれるが、
PS2版ドラクエ5のあるきかたにて、あるきかたのスタッフの1人が「その仲間はニセモノだ!!」と叫んだらしい。
イブール自身が不利になる行動だけに、スタッフも罠だと思ったのだろう。
もちろん罠ではなく、実際にちゃんと本物の味方が来てくれる。
 
【AI】の行動パターンを調査するページでは、主人公と【めいれいさせろ】を封印したフルオートの仲間たちだけで倒された。
しかしその際は300ターン以上の超長期戦となったため、ボスらしいタフさをしっかり発揮した……と言いたいところだが……

……という、そもそも戦術からして破綻しているというやる気のない作戦だからここまで長引いてしまっているだけだが。
むしろそんなパーティーを相手に「300ターンかけても全滅できない貧弱な火力」「上記の狂ったパーティー構成+PS2版特有のお馬鹿AIという二重苦パーティーに結局倒される」といった情けなさの方が目立つ結果となった。
 
なお同じパーティーで「めいれいさせろ」を使用した際には1/10以下の24ターンで倒されており、AIのお馬鹿ぶりとイブールの弱さが浮き彫りとなっている。

小説版

小説版ドラゴンクエスト5においては、作者である【久美沙織】の手により原作での設定があまりなかった彼のバックボーンなどが追加されている。
元は「イーブ」という名の【エルヘブン】出身の人間で、マーサの幼馴染という設定になった。
【パパス】とは形は違えど、同じくマーサを愛した人物として描かれている。
終盤、神殿の最奥部で主人公たちと戦う際にゲームと同じワニの姿に変身する。最期は同じくエルヘブンの出身である【ピエール】に倒された。
 
SFC版では明確にゲマの上司であったが、本作ではミルドラースの分身である彼に頭が上がらず、監査役におびえる子会社社長のような描写がなされていた。

CDシアター

CVは岸野幸正。同作内では【ゴンズ】の声優も兼ねている。

主人公リュカ率いる一行と対峙した際、リュカに多くの人間が教団の奴隷として苦しめられたことを詰められ、それに対し「人間どもが何人死のうとそれが何だと言うのだ。大教祖である我に命を捧げるのは当然」と平然と返すあたり、魔物の組織の長に相応しい非道な性格。
 
戦闘では先陣切って斬りこんだ息子ティミーの天空の剣の一撃すら受け付けず、【マーリン】【ベギラゴン】を魔力障壁(おそらくマホカンタ)で跳ね返し、ピエールとプックルを真っ向から吹き飛ばす吹雪を操るなど、非常に高い実力を持っていた。
また最初は怒りに燃えるティミーはじめ仲間達がリュカの制止も聞かず夫々バラバラに勝手な行動をとった為満足に実力を発揮できず、一方的に圧倒されてしまった。
しかし、リュカが彼等を強く諌め、仲間たちに夫々的確な命令を下し少しずつだが有利に立っていくという、音声のみでありながらゲーム本編の【AI】【めいれいさせろ】、そしていれかえ・そうがえを再現した構成になっている。同時にリュカのカリスマ性・統率力の高さが垣間見られる。
最後はプックルとリュカの同時攻撃により倒される。
 
それ以外の立ち回りは特にゲームと変わらないが、戦闘で流れるBGMが部下の【ジャミ】【不死身の敵に挑む】、右腕である【ラマダ】は前作の【呪われし塔】と凝った選曲になっているのに対し、彼等の頂点に立つイブールは何故か普通の戦闘曲という、シチュエーションに対し些か力不足なチョイスとなっている。

ジョーカー2プロ

外伝作品では長らく登場していなかったが、ジョーカー2プロフェッショナルで登場。
ワニ面のくせに悪魔系のAランクモンスターとして登場している。
 
【なげきの亡霊】【グレイトドラゴン】【アンドレアル】を組み合わせると生まれる。
能力はMPと防御がやや低いが、それ以外は全体的にバランスよく伸び、特に賢さが非常に高い。Aランクのため進化配合による最強化も可能。
特性はひん死で会心、ぼやき、イオブレイク。最強化すると呪文会心出やすいが追加される。
所持スキルは【イオ&バギ】
 
なお、コイツに【ほうらい大王】【どぐう戦士】を配合すると【エビルプリースト】が作れる。

テリワン3D

ドラゴン系のAランクに系統が変更された。
特性には新たにイオブレイクが加わり、「ぼやき」は+25、「呪文会心出やすい」は+50で加わるように変化。
能力値の傾向は大きくは変わってない。賢さの高さを活かしたイオ系呪文が強力。
【キングレオ】を配合すると【皇帝ガナサダイ】が作れる配合が新たに加わっている。
ワニっぽいのに【ワニバーン】は使われず終わった。使われても良さそうなのに…。
【他国マスター】がときどきコイツとゲマ、ジャミ、ゴンズという光の教団の面子を連れていることがある。

イルルカ

基本的には前作と変わらず。今回は錬金カギの世界にうろついていることがある。
【新生配合】【いてつくはどう】【メガボディ】引き継ぎで【会心でやすい】【ギガボディ】引き継ぎで【AI1~2回行動】を習得。

ジョーカー3・3プロ

無印で部下のラマダが入れ替わりで出演し、ジャミ、ゲマ、ゴンズはプロフェッショナル版で再登場したものの、何故かこいつだけお呼びがかかることはなかった…。
しかもゴンズはまさかの単独参戦なので「色違いがいない」という理由からハブられたとも考えにくい。
 
きっと彼は同じく部下しか復活できなかったガナサダイと苦い酒を嗜んでいるに違いない。

ライバルズ

第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」にて、占い師専用ユニットのレジェンドレアとして登場。

5/5/5
相手プレイヤーの手札の
特技カードのコスト+1
召喚時&攻撃時:
相手のデッキの1番上に
イブールの本が1枚置かれる
ドラゴン系

イブールがいる限り教本を押し付けられて山札がロックされてしまうコントロールカード。
イブールの本を使うとドローはできるが自分は2ダメージ、相手は2回復するデメリットカードで、イブールがいる間はコスト増加によりテンポアドバンテージまで奪われてしまう陰険なカードデザイン。微妙にタフなのもなかなか嫌らしいところ。
コスト増加とダメージでじわじわ苦しめるコンセプトは形やリーダーは違うがゲマと共通している。
 
さりげなくドラゴン系であるためドラゴンデッキのシナジーを受けることもできる。

ウォーク

DQ5イベント中の2021年10月18日に登場。こちらでは悪魔系。
クエスト6章4話でボスとして登場し、以後は強敵モンスターとして登場するようになる。
メラ系、バギ系、デイン系の3つが同率で最大弱点、それ以外はギラ、イオ系を除き耐性がある。
 
最大400程度の痛恨の一撃や、全体200程度のイオナズンやこごえるふぶきを使う点などは原作のDQ5と似通っている。しかし原作とは違う行動もいくつか追加されている。
2ターン目には最も回復魔力の高い相手に【メダパニ】を使うほか、HPが50%以下になると教団の教えを説いて全体を混乱させてくる。混乱への耐性をつけるか、まもりのたてで対策したい。
また、「イオナスペル」という一風変わったイオ系呪文を使うのも特徴。
これは通常時は全体150程度とイオナズンよりも弱めだが、こちらの閃光烈火のツメと同様に使うたびに闘魂が1段階上昇して威力が上昇していき、3段階目で使用するとダメージが倍増する。
闘魂が3段階目に達した後イブールにターンが回る際、HP700程度を確保できない場合は防御かミラーシールドを使うのが無難。
助っ人はビックバンソードのあるレックスがオススメ。
花嫁はこいつへのダメージ増加があるものの、ビアンカやフローラの場合は呪文メインなうえマジックバリアで呪文耐性を上げることもあるので、レックスのほうが良い。
ただし、花嫁が【デボラ】だった場合はバギ系の物理攻撃中心になるため、デボラの場合はそちらを使うのがオススメになる。
 
こころは緑色でコストは92。
このコストにして【ヘルクラウダー】をも凌ぐ113もの回復魔力を誇るが、耐久力をはじめそれ以外の能力は低め。
高グレードではスキルHP回復効果が最大7%上昇し、魅了や混乱、メラ系に対しての耐性が付く。