【ヤオ】

Last-modified: 2023-11-26 (日) 07:54:27

ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章

武闘家の少女で聖戦士の一人「拳王」。
【キラ】【ポロン】と違い、最初から選ばれし戦士としての自覚があり、戦士として完成している。
アッサラームでアルスと出会った頃には12歳、最終決戦時には18歳に成長している。
 
イラスト集に載せられた設定原画に併記されていた名前の漢字表記は「瑤」。

略歴

幼少期までは【カザーブ】の東にある拳王の里で育つが、
里は【魔剣ネクロス】に操られていた【剣王サーバイン】の手によって滅ぼされる。
失意の中、祖父の【ファン】と共に逃げ出し、その後は大道芸をしながら仇敵サーバインを探し世界を旅していた。
その途上、【イシス】地方の一都市・バハダットで自分と瓜二人の少年・【ムスタファ】と会い、彼の影武者として武術大会に出た事もある。
【アッサラーム】に滞在中に偶然やってきていたアルスたちと運命の出会いを果たし、彼らと協力してサーバインを討ち、それ以降は拳王としてアルスと共に旅する。

人物

真面目で礼儀正しく律儀な女の子。仲間内でも友好的であり、【ティーエ】とは女の子同士で仲が良い。
だが、行儀が悪かったり、セクハラ紛いなことを言われると怒る場面もあった。
特に遊び人だった頃のポロンに対してはきつく当たっていた。

最初はサーバインを仇敵として憎んでいたが、ジパングに赴いた頃には既に遺恨も薄らいでいたようで、ジパングで亡くなった人々の霊を弔う灯篭流しでキラがサーバインを偲び灯篭流しを見送っていた時にはサーバインの事を「お兄さま」と呼び、キラに対する配慮をうかがわせていた。ネクロスを手にしたことは自らの意思だったとはいえ、彼もまた魔王軍に運命を狂わされてしまった被害者であったというのもあるのだろう。
大道芸を行ってた頃、ムスタファの飼っていたヘビの大群に襲われた上、翌日の武術大会で彼の家に伝わる薬としてマムシ酒を飲まされた経緯からヘビを嫌悪(以前から苦手だったが、この一件で徹底的に嫌悪するようになった)しており、その直後に戦った【ダークシャーマン】を見た時には全身から鳥肌が立つほど恐怖し、【バラモスゾンビ】戦で【バシリスク】に纏わりつかれては恐怖のあまりに戦意喪失した。
グノン戦では第二形態の尾の蛇に巻き付かれたショックで気絶してしまった程。気絶から復帰する際にキラに斬られて虫の息の尾の蛇を間近で見てしまい、悲鳴を上げながら肩で息をするほど波動拳を連発にして粉みじんにしていた。

ジパング編では、よく見るとイヨの事を「すげえ可愛コちゃん」と発言したキラに対して横目で睨んでいる。然りげ無くヤキモチを妬いているところがまた女の子らしくて可愛い。

戦闘能力

体術を主体としつつ、気を操って攻撃する独自の拳技、【波動拳】を駆使する。
話が進むにつれて強力な波動拳を覚えて行ったのだが、捷星魔光弾を主技として戦っていた。
中盤では【グノン】の四天王を二人倒すなど目覚ましい活躍を見せている。
 
腕力もかなり強く、エルフの里で賭け試合の賞品として受け取ったニセの炎の爪を、爪の先端を摘まんで引いただけで軽々曲げていた。偽物とはいえ明らかに金属製だったのだが…。

アルスの特訓においては、キラが剣、ポロンが魔法を鍛えたのに対し、ヤオがどの部分を鍛えたのかは描かれなかったが、アルスは拳法で戦うことはできないので、おそらくは身のこなしなどだろう。

装備

初期のころは【てつのつめ】を使っていたが、バラモスゾンビ戦以降は徒手空拳で戦う。
最終決戦時は、【ピエタ】より【おうごんのつめ】を贈られたが、前述のとおり蛇が苦手だったため、おうごんのつめの装飾品になっていた蛇にも反応したためか結局徒手空拳で戦っていた。 
防具に関しては他のメンバーが殆ど固定装備でいた反面、彼女は衣装替えが一番多かったので印象に残っている読者も多いのではないだろうか?
完結後刊行された「ロトの紋章 パーフェクトガイドブック」においても、「ヤオは一番の衣装持ち!?」というコラムがアイテム紹介の項で数箇所に渡って掲載されていた。
「拳王の里でのキラと生活していた時と最終決戦時のチャイナドレスが微妙に異なる」や、「カーメン城の時の衣装は、実はエルフの隠れ里の時の上着とアッサラームの時のズボンを組み合わせたもの」など、細かいところまで着眼されており、なかなか興味深い。
ちなみにそのコラムより、初登場時に着ていたものは稽古着と書かれている。
その後も何度か衣装は代えているが、武闘着になったのは【テドン】からのようだ。
バハダットでムスタファに扮した時は彼の服を着ていたが、おそらくこれは布の服旅人の服だろう。
 
また、エルフの里でピエタより譲り受けた【ほしふるうでわ】を、最終決戦まで装備をしていた。
同時に持ってきた黄金の爪に関しては、蛇の装飾品があったためか、装備していない。

容姿

初登場時はおかっぱ頭をしていた。体型も年齢相応に幼く、【タルキン】からはペチャパイ呼ばわりされて激怒する場面も見られた。
イシスで出会ったムスタファとは恰好以外は瓜二つだったため、服を変えれば男に成りすますこともできた。しかし話が進むにつれて、体も成長していき女性らしい姿になっていった。
ジパング編では髪が伸びてきたこともあって後ろに髪を束ねるようになる。
ローラン城編辺りでは再び髪を下ろし、肩にかかる程度のセミロングヘアに。
そして拳王の里に戻って以後は中華風の二次元女性キャラにありがちなお団子ヘアにまとめていた。

ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~

パーティーで仲が良かったキラと恋仲になり、異魔神との戦いが一時中断した際に結婚。息子の【リー(ロトの紋章)】が登場している。
【失われし日】の4日前に光の柱を見た事によって失明し、当時の記憶を失ってしまう。その真相とキラの行方を探るべく、【シーザー】を連れて調査の旅に出たものの、失踪。失踪前に記憶を取り戻したらしく、ファンに【ラーミア】(母鳥)の羽根を送っていた。
実はラーミアの羽根を見つけた時に記憶が戻ったが、【シルヴィア】によって鏡面世界に閉じ込められていた。同じく鏡面世界に閉じ込められたファンと再会すると、母鳥の羽根の導きでラーミアの卵の中に迷い込み子ラーミアと会う。子ラーミアの力で【ラダトーム】に到着するとファン共々視力を取り戻し、【アステア】らとも再会した。
力を封印する術を習得したらしく、10年程前にリーとブラック・シーザーに封印を施していた。グードとの戦いで苦戦しているリーの封印を解く為、子ラーミアの力で僅かの間だけ異空間から帰還。グードを足止めし、封印を解除しようとする。

ドラけし!

ロト紋イベント「ロトの勇者と呪われた勇者」にNPCとして登場したのち、後半にて拳王ヤオ名義でドラけし化。
限定ドラポンから排出され、星5の黄属性。攻撃力は360にまで達する。
スキルは横一閃範囲を物理攻撃する「啾星殲光弾」。

当イベントのバトケシ!にてダメージ&獲得pt中アップ。