【レイクナバ北の洞窟】

DQ4

第3章でおそらく初めて入ることになるダンジョン。
その名の通り【レイクナバ】のすぐ北にある。
水に流される仕掛けや巨大な岩に追っかけられる仕掛け、宝を取ったら閉じ込められる仕掛けなどバラエティに富んだダンジョンとなっており、色々と謎解き要素も多い。
上記の仕掛けフロアでは敵が出現しない。というより全5階層のうちB1階とB5階にしか出現しない。
冒険者が訪れる度に水が流れたり、大岩が転がってくるのではモンスターもたまったものではないからだろう。
　
所持していればモンスターにやられてもお金が減ることのないアイテム【てつのきんこ】が眠っている。
3章で取らずに5章で取ることもできるが、その時には使い物にならないアイテムになっている。
リメイク版では【頭脳プレイヤー】の称号はもらえるので残しておいてもよい。そうでなくてもアイテム枠を鉄の金庫に取られるのが嫌という人はそうなるだろう。
　
訪れなくてもクリア可能のダンジョンだが、ここには【くさりがま】も置かれている。
鎖鎌の宝箱までの道程はB1階→B2階→B1階→B2階と進むことになるが、上述の通り、B2階では敵は出ないので、少しだけバイトして防具だけ揃えてから丸腰で逃げ続けてくさりがまだけ回収しに来てもいい。
第三章開始直後の【ぬののふく】1枚でも、【おべんとう】と自宅にある【やくそう】があれば意外となんとかなる。
運悪く【バブルスライム】と出くわして毒を食らっても、バイトを一切していなければ基本的に所持金0Gで【全滅】しても痛くもかゆくもないので、【デスルーラ】でレイクナバに帰り、売却益で【くさりかたびら】などの防具を買うという手段もある。
リメイク版で逃走や全滅で戦歴に傷が付くのが嫌なら道中の敵を安定して倒せるように【せいなるナイフ】か、できれば【クロスボウ】ぐらいは買って持って行った方がいい。力の初期値が低いトルネコは【どうのつるぎ】ではスライム退治もおぼつかない。
もちろん、最深部にある鉄の金庫を取ってしまえば、以降は第三章の間デスルーラし放題になる。
　
なお、この洞窟の随所に登場する石壁は、FC版でのオブジェクトの種別としては【扉】ということになっており、【とびら】コマンドを使うと

この　とびらは　ひらきそうにない。

というレアなメッセージが表示される。
もちろん、【さいごのかぎ】でも開けられない。
これと同じメッセージがでる扉（石壁）は【コーミズ西の洞窟】と【裏切りの洞窟】にも存在する。
また、石壁とは異なるが【湖の塔】の地下牢でも同じメッセージが出る。
　
余談だが、「洞窟内で大玉に追いかけられる」「回収した宝と同じ重さでスイッチの仕掛けを回避する」という展開は1981年公開のレイダース、「洞窟内で鉄砲水に襲われる」という展開は1984年公開の魔宮の伝説と、いずれも当時日本で人気だったインディ・ジョーンズシリーズの映画と酷似している。
ついでに言うと、同じ制作会社が担当した次作DQ5では1989年公開の最後の聖戦で登場した、見えない橋を渡る演出も採用されているため、制作陣に同シリーズのファンがいたのかもしれない。