【レーベ】

Last-modified: 2024-02-11 (日) 03:21:11

DQ3

アリアハン大陸北部に存在する【村】
フィールド上のグラフィックは前作と同じ【町】だが、BGMはアリアハンの城下町と異なり、村であることが分かる。
SFC版【公式ガイドブック】での英語表記はLeve。英語版での地名は全機種共通でReeve。
 
冒険開始直後から来ることができ、【アリアハン】の次に訪れる施設になるだろう。
アリアハンより若干強い武器防具が売られており、アリアハン大陸から出て行くまで、セーブ以外の各種冒険の拠点となるだろう。
 
【あらくれ】から、怪しげな場所には何かあるというヒントがもらえる。
実際に、この村の南東の森の中の1マスの草原には、【ナジミの塔】へつながる第2の入り口が隠されている。
 
大陸脱出に必要な【まほうのたま】をくれる【老人】がいるため、必ず一度は訪れる必要がある。
ただしこの老人の家は扉に鍵がかかっているため、【とうぞくのかぎ】がないと入れない。
老人自身もそれを分かっているようで、鍵をかけっぱなしにしていても入ってこられた、つまりナジミの塔で盗賊の鍵を手に入れることができた人物に魔法の玉を渡すつもりでいる。
 
村の南東には【岩】が1つ転がっており、1人の青年がこれを動かそうとしているが「いくら押してもびくともしない」と嘆いている。
主人公たちが【押す】と動かすことができ、動かして青年に話しかけると「こんな重いものを動かせるなんてすごい」的なことを言って褒めてくれるが、何かアイテムをくれるわけでもない。また、岩の下にも何も落ちていない。
本作から追加された「岩を押して動かす」というアクションを紹介するためだけのイベントだが、岩は動かせるということをプレイヤーに学習させることで、後に訪れる【エジンベア】【海賊の家】ではその知識が活きることになる。褒められる事で覚える、という人の心理を突いた秀逸な台詞回しなのだ。
FC版では、この岩を西の端まで押すと画面の表示がバグる。具体的には先頭のキャラがおかしな位置(周囲の村人がいた位置)に表示され、【透明】になるとその先頭のキャラが村人のグラフィックになる。村から出れば元に戻るので安心してよい。
またFC版の岩全般に言えることだが、押している最中にリセットや停電が起こると【岩バグ】が発生して厄介なことになる。
その場合、夜のレーベで岩を押せば修復できる可能性がある。詳細は岩バグの項目を参照。
 
周囲には【スライム】【おおがらす】に加え、【いっかくうさぎ】、草むらに入ると【おおありくい】が出現する。
これより東に行くと強力なモンスターにボコボコにされるので安易に行かないようにしよう。
 
また、【宿屋】の2階には、世界中の人が見破れなかった女勇者の男装を見破る少年がいる。

リメイク版

老人の家の扉を盗賊の鍵無しで【アバカム】で強引に開けると、レアなセリフを聞ける。
しかしこれを聞くにはアリアハン大陸で【魔法使い】をLv35まで上げるという苦行をしないといけない。
 
また、押して動かせる岩の下には【ちいさなメダル】が配置された。
 
【ブロンズナイフ】が販売されており、【盗賊】を入れている場合には購入しておくと良い。
さらに【カメのこうら】も買えれば魔法使いの耐久力を劇的に上げられるが、330Gというアリアハン大陸では目玉が飛び出るくらいの高額品なのが悩みどころ。
 
【船】を入手すると住民のセリフが変化する。

ゲームブック版

原作通りに魔法の玉を譲り受ける。ただし盗賊の鍵を手に入れる前でもOK。
またここで【聖なるナイフ】を買うと魔法使いのマニィに取り上げられるが、ロマリア目前での【キャタピラー】戦で役立つことになる。
中巻でも長老から情報を得るために訪れる。

小説版

戸数50程度の貧しい村。
800年前、【ルビス】の啓示を受けたという老賢者が魔法の玉を残して行った場所。
玉は長老の家に代々保管されていたが、盗賊バゴダに盗まれており、パーティは取り戻す為に【岬の洞窟】に向かう事になる。

アベル伝説

3話の舞台となった、【アベル】【モコモコ】の旅の最初の訪問地。【アリアハン】の城から旅の泉経由で訪れた。
辿り着いた先は火山の頂上の温泉で、そこで【ヤナック】が仲間に加わる。
山から落下した先には村がある。この村に住むのは老人ばかりで、青き珠の勇者、すなわちアベルの来訪を待ち望んでいたといい、彼に【竜伝説】の手がかりを与えるのが使命だったらしい。
「聖なるロープ」で井戸に降り、「聖なる棒」で井戸の底にある竜のレリーフを持ち上げると村じゅうが水で満たされ、【青き珠】に呼応して伝説の勇者の姿が映し出され、現れた宝箱から「竜伝説の地図」が手に入った。
 
当時のDQなどのRPGでよく見られた謎解きをそのままアニメにしたようなシチュエーションであるが、今見るととにかくツッコミどころ満載である。

  • まず老人の代表3人がヒントを喋るのだが、その1人が喋っている途中に突然倒れ「死んだか?」と言われる。あまりにも唐突であり、しかもその後深刻なムードにもならず何ごとも無かったのように話が続く(前話の【ヨギ】の死亡シーンはちゃんとシリアスさがあった)。
  • アベルが竜のレリーフを持ち上げると村が水没するのだが、誰も村や家の心配をせず、人が巻き込まれて溺れたりする描写も無い。とにかく皆がアベルにのみ注目する。
  • アベルが村に到着したのが丁度謎解きの可能な「昼と夜の長さの同じ日」なのだが、その条件を満たすのは半年に一度であり、ご都合主義としか思えない。

他にもその後果たして水は引いたのか、そうでなければアベルたちはどうやって村を出たのか、などツッコミどころを挙げればきりがなく、この村で起きたこと自体がアベルに地図を与えるための茶番なのでは?と思えてくるほど不自然なのである。
後のエピソードでは【ガブリエル】という伝説の勇者の話が出てくるが、このエピソードで現れた勇者の映像がガブリエル本人なのかどうかも不明である。