【主人公の父親(DQ4)】

Last-modified: 2023-07-09 (日) 11:55:06

DQ4

【主人公(DQ4)】の父親は育ての父親と、実の父親の二人が存在。
育ての父は主人公が物語開始時点で住んでいる村にて登場。
実の父親と思われる人物は作中で明確には言及されないが、【天空人】の女性と恋に落ちたのち、雷に打たれて亡くなる人物がそうであると考えられるセリフが登場人物より聞ける。

育ての父親

第五章の冒頭とリメイク版の序章に登場する。
FC版では【学者】(禿げ上がった白髪の老人)で、リメイク版では固有グラフィックの禿げたおじさん(一般人のおじさんとは別グラフィック)。
 
勇者を育てる使命を帯びた【山奥の村】の住人で、血が繋がっていない主人公を厳しくも愛をもって育てていた(らしい)。
とは言え、剣術や魔法の修行はそれぞれ別の人物が担当している。
この父親はFC版の作中ではいつも池のそばにいて、家で家族と食事を共にする様子も見られない、普段は何をしているのか謎の人物。
リメイク版の【序章】では一家団欒のシーンが追加された。相変わらず何の仕事をしているのかは不明だが…。
第五章が始まると、主人公が育ての母親からこの父親に【おべんとう】を届けるようにお遣いを頼まれる。このとき、届ける前に自分が食べたり捨てたりしてしまうと台詞が変わる。
まもなく村が襲撃され、時間が無いと悟った父は、急ぎではあるが自分が主人公の実の父ではないこと、主人公に課せられた使命のことなどを伝えると、【ピサロ】たち魔物の襲撃により命を落とす。

実の父親

物語開始時点で既に故人で、ゲーム中には登場せず登場人物のセリフや設定で存在が語られるのみ。
主に【ブランカ】の住民による証言で、まとめると
「北の山奥に住んでいた木こりの若者が、あるとき美しい天女と恋に落ちた。
その天女との間に子供を授かるも、雷に打たれ命を落とした。」
というもの。
北の山奥とはまさに主人公がいた村の近くであることは明白で、その天女との子供というのは主人公のことであろう。
 
この木こりが雷に打たれた理由が天罰なのか偶然なのかについては、本編中でハッキリと言及されてはいない。
しかし、「天空人と人間は夫婦になれぬのがさだめ」というセリフがあり、【マスタードラゴン】が掟を破った罰として雷を落として殺害したという説が有力視されている。
リメイク版では天空城の図書館に天空人の日記があり、「マスタードラゴンはお許しにならない」「最も残酷なやり方で彼女の幸せを奪うことだろう」などと書かれており、マスタードラゴン犯人説を補強する内容となっている。
ちなみに、この天空人が下手人とする説も一部でささやかれているが、本文中には殺害をほのめかすような記述はない。
 
また、【きこりの家】の奥には彼の墓らしきものがある。
ブランカに住む老人から、上記の木こりの若者の父親はまだ1人で山奥で暮らしているという証言が聞けるので、この家に住む【木こり】は彼の父親、つまり主人公の祖父でほぼ間違いない。
ただし、それ以上は公式書籍も含めてはっきりした描写は無い。
そもそも、実はゲーム中で「この木こりの若者と天女の間に生まれた子が勇者である」とも明言されていない。
すべてはあくまでも下記の証言の積み重ねからそのように強く推測されるというだけである。

  • ブランカの北の山奥の木こりの若者と天女との間に子供が生まれた(ブランカの住人等の証言)
  • 地獄の帝王を倒せるのは天空の血を引く勇者のみ(デスピサロの発言)
  • 主人公は天空と人間の血を引く勇者である(マスタードラゴンの発言)