【2ダメージ化能力】

Last-modified: 2022-04-17 (日) 07:18:37

概要

トルネコ3に存在する、モンスターの特殊能力。
正式名称ははっきりしないため、便宜上の名前である。
【はりせんもぐら】等が持つ、ほとんどのダメージを小さい値に変換する能力は【被ダメージ変換能力】参照。

トルネコ3

【ガニラス】【じごくのハサミ】【ぐんたいガニ】【アイアンタートル】【ランドアーマー】【ヘルジャスティス】【ジャスティス兄】が持つ能力。
アイテム・特技・魔法の効果の大半を2ダメージに換えてしまう。
よって、こいつらに対しては取れる攻撃選択肢が少なく、通常攻撃で対処せざるを得ないことも。
 
実は魔法の一種であるため、【マホトーンの石像】で封じられる。
【ゴールデンスライム】【マダンテ】は魔法扱いではないので、マホトーンの石像下ではこの能力持ちでも普通にマダンテを喰らってしまうので注意。
 
また、プレイヤーが【マホトーン】状態の時も何故か相手の2ダメージ化能力を貫通することができる。
【洗脳】された仲間の【メイジキメラ】にマホトーンをかけてもらえば、【ラスボス】であるヘルジャスティスを【とじこめの壺】に閉じ込めて瞬殺することも可能である。
GBA版では、プレイヤーにマホトーンがかかっている場合での2ダメージ化能力の貫通はできなくなった。
 
アイアンタートルとランドアーマーは常時鈍足なので、はっきり言ってこの能力があっても弱い。
しかし、ぐんたいガニはPS2版の場合集団で行動するため、囲まれてピンチになることもしばしば。
 
【まぼろしの洞くつ】でこの能力を持つモンスターは、【爆発の指輪】くらいしか対処手段が無いので厄介。
爆発の指輪を持っていない場合は逃げ回るしかないことも。
序盤から出現するじごくのハサミが特に厄介で、鈍足のアイアンタートルでも脅威になるケースもある。98F以降にはジャスティス兄も出てくる。
PS2版では、【変化の石像】→プレイヤーがアイアンタートル化→2ダメージで死亡という即死コンボが発生する可能性もある。
 
この能力を持つモンスターを仲間にできれば、敵モンスターの大半の特殊攻撃を2ダメージに変換できるので便利。
状態異常になることは滅多にないので【裏切り】の心配がない。変化の石像の変身効果も無効にできる。
ステータスが高いぐんたいガニやジャスティス兄は特に頼りになるだろう。
ただし、【ドラゴン】などの炎は効くし、爆発で即死するので万能ではない。【しんくうぎり】【じごくのよろい】の跳ね返しもダメージを受けてしまう。
何故か【さそうおどり】【おどるほうせき】が使う物に限り貫通してしまう。
また、マホトーンの石像があると【おおめだま】【にらみつけ】等が効いてしまうため、裏切られる可能性はゼロではない。
高レベルのジャスティス兄が他の仲間モンスターや【ポポロ】を殴ってしまうと危険で、一撃で昇天なんてザラにある。
 
この能力の持ち主をドーピングするには、ポポロをマホトーン状態にする(PS2版限定)か、【魔物の巣】または【暗黒の間】でマホトーンの石像を探すかして魔法が封じられている上で、【命の草】【幸せの種】【ちからのたね】を、直接投げ当てるか、【草の神の壺】に入れるしか手段がないので、【魔法無効】体質のモンスター以上に手間がかかる。
GBA版ではクリア後に暗黒の間へは入れなくなっており、事実上魔物の巣へ通い詰めるしか手段が無くなっているため、尚更大変になっている。
 
通常攻撃以外がほとんど効かない、ドーピングが難しいという点では【潜ってかわす能力】と似通っている。
この能力を持つモンスターは魔法が一切効かない。前述通りマホトーンの石像で能力を打ち消すことは可能だが、その部屋内では肝心の魔法自体を無効化してしまうため、結局のところ、意味合い的には魔法無効体質の上位版とも取れる。
 
元ネタは【風来のシレン】のギャザーというカニのモンスターが持つ能力(ただし持ったのはGB2以降で、初登場時では単なるパワーファイターだった)であり、ガニラス系統はカニつながりで付けられたのだろう。