【みぎあし/ひだりあし】

Last-modified: 2022-09-14 (水) 22:59:47

DQ11

本作の巨大イカ系のモンスターの共通の仕様として登場。
これらのモンスターは本体に加えて必ずお供に「みぎあし」と「ひだりあし」が出現する。
(ただし後述の通り3DS版の2Dモードでは登場せず、代わりとなる別モンスターを伴ってくる。)
それぞれのパーツにHPが割り当てられており、撃破するとその分だけそのモンスターの行動回数が減る。
該当するのは【クラーゴン】【だいおうイカ】【テンタクルス】およびこれらの強・邪バージョン。個体に応じて能力値が異なり、2D版でお供として出現する敵も通常と能力値が異なる。
同様に「本体」と「体のパーツ」にわかれて登場する類例として【邪神ニズゼルファ】【時の破壊者】「みぎうで」と「ひだりうで」があげられる。
イカの足とはいっても【ゲソアーノン】とは全く仕様が異なる別物。
似たようなシステムとしてDQ6の【デスタムーア】【みぎて】【ひだりて】があげられるが、仕様はかなり異なる。
DQ7の【ヘルバオム】が繰り出す【ヘルバオムのねっこ】も本体と触手が独立しているという点では類似しているが、やはり仕様は異なる。
 
パーツは本体に付随するため、行動封じ系の補助呪文の効果については本体と連動しており、「イカの足だけを眠らせる」といったことはできず、本体を眠らせれば両足も眠る。
全体に効果があるラリホーマをかけてみるとわかるが、本体に効かなかった場合は「ねむらなかった!」と表示されるのに対し、足の方は「きかなかった!」と表示される。
つまり、パーツは効果判定自体が行われておらず、パーツに個別に行動封じ系の補助呪文・特技やザキ系をかけても絶対に効かない。
ただし、毒とルカナンなどのステータス低下系の補助効果は例外的に個別に判定される。
バグか仕様かは不明だが、毒状態にすると何ターン経っても自然治癒しない。これは本体も同様。
それ以外の特徴として、倒しても本体が生きていれば【自己再生】(蘇生ではない)し、本体を倒せばパーツは消滅する。
ただし3DS版3Dモードでは【なかまをよぶ】で両足を再召喚する。
なお自己再生はMPを消費しているため回数に制限があり、杖での攻撃やマホトラでMPを奪えば封じることもできる。まあ物理的にも無限に再生できないのは理に適っているが。
 
また、クラーゴンの船を揺さぶる攻撃などは本体の行動だがパーツがないと発動できない。
 
ニズゼルファや時の破壊者の両腕との最大の相違点は、あちらはあくまでもパーツ自身は個別の行動はせず、本体の行動として処理されるのに対して、イカの両足は本体とは別に行動順が決定されること。
 
通常攻撃の他、本体をかばったり【なぎはらい】で全体攻撃を行うことがある。
両足の能力は各モンスターでそれぞれ異なるため、詳細は該当項目を参照。
なお、あくまで本体のオマケなので経験値&報酬やアイテムは持っておらず【討伐モンスターリスト】にも載らない。
上記の特徴は部分的にはモンスターの【分身】【パープルシャドウ】にも類似している。
また、【ウルノーガの杖】は仕様としては類似しているが個別のモンスターとして【討伐モンスターリスト】に掲載される。
 
余談だが、【巨大ゲソスルメ】はこっちじゃなくて本体を焼く必要がある。3DS版2Dモードでも達成できるよう配慮したものとも、足部位はあくまでオマケ(再生されるし)ともとれるが、なんか納得行かない。

2Dモード

上述の通り、2Dモードではパーツは登場せず、大王イカ系モンスターは代わりに【だいおうキッズ】など、お供のモンスターを左右に伴ってくる。
これらのモンスターは通常登場する個体とは異なる仕様で、本体を倒すと次のターンに必ず逃げるなど、パーツに準ずる挙動をする特殊なモンスターとなっている。
しかし、補助呪文・特技の効果が本体と連動しておらず、本体を状態異常にしても平然と行動してくる。その上、補助(上述した個別に判定されるものを除く)やザキ系を掛けても絶対に効かないという非常にうざったい仕様になっている。
また、お供のモンスターが1体だけ残っている状態で「かばう」を選択したターンに【れんけい技】で本体を倒すと、既に倒されているはずの本体を庇うという変な挙動をする(お供が2体残っている時はもう片方を庇う)。
これらのモンスターはパーツとは違って、モンスター図鑑に討伐数込みで記載される。